四十九日法要での正しい服装|持ち物やマナーも紹介

四十九日法要での正しい服装|持ち物やマナーも紹介

どのような服装で四十九日法要に参列すればよいのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。四十九日法要は忌中に行う最後の法要ということもあり、重要視されています。

そこでこの記事では、四十九日法要の服装マナーを解説します。遺族側・参列者側のそれぞれのマナーを詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
お寺とお付き合いの無い方に向けて、お坊さん手配の便利なサービスもおこなっています。

こんな人におすすめ

四十九日法要の服装について知りたい方

夏や冬の四十九日法要に参列予定の方

四十九日法要の持ち物やマナーを知りたい方

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」
法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」

四十九日法要とは

四十九日法要は、忌日法要の中のひとつです。初七日から始まり、故人の命日から7日単位で法要が行われます。四十九日は7週間目に執り行う法要です。

四十九日は特別なもので、故人が極楽浄土に行けるかどうかがきまる日とされています。特別な法要であるため、親戚や知人・友人も招き、僧侶による読経も行うのが一般的です。

四十九日法要では喪服を着用する

四十九日法要に参列する際には、基本的に喪服を着用します。近年は家族だけで執り行うケースも増えて、カジュアルな服装で臨む場合もあります。しかし、僧侶をお呼びする場合や、故人の友人・知人を招く際には、きちんとした服装のほうが好ましいでしょう。

喪服には3種類の格式がある

法事の際に着用する喪服には、いくつかの種類があり、それぞれ格式が異なります。状況に応じた喪服を着用する必要があるので、それぞれの種類と特徴を確認しておきましょう。

正喪服

正装服はもっとも格式の高い喪服です。男性の場合はモーニングスーツ、女性であればブラックフォーマルを指します。葬儀の際などに、喪主や遺族が着用する喪服ですが、近年は持っている人が減少している傾向にあります。和装も正喪服に分類されます。

準喪服

一般的な喪服として知られており、さまざまな弔事で着用できるのが準喪服です。男性はブラックスーツ、女性の場合はワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマルが準喪服にあたります。

略喪服(平服)

ブラックフォーマル以外の、落ち着いた色のスーツやワンピースが略喪服です。法事などの案内状に「平服でお越しください」と記載があった際は、略喪服で参列しましょう。

四十九日法要の服装は立場によって異なる

四十九日法要では、遺族と参列者でふさわしい服装が異なります。ここからは、遺族・参列者別のふさわしい服装を紹介します。

遺族は正喪服または準喪服

法要の服装は、施主や遺族は正喪服または準喪服を着用し、参列者よりも軽装にならないようにするのがマナーです。男性はブラックスーツ、女性は黒の長袖のワンピースやスーツを着用しましょう。

特に地方では、女性は喪服として和服を着用することが多いようです。

参列者は略喪服

参列する側の場合には、準喪服もしくは略喪服を着用します。ただし、遺族よりも格式が高い喪服を着用しないように注意が必要です。遺族側が平服で行う場合は、事前に案内が届くこともあるため、忘れずに確認しておきましょう。

四十九日法要に参列する際の服装

四十九日法要に参列する場合は、遺族よりも格式の高い服装にならないように、略喪服で参列するのが一般的です。では、略喪服とは、実際にどのような服装なのでしょうか。ここからは、男女別の略喪服について詳しく紹介します。

男性の略喪服はダークスーツ

男性の略喪服は、黒や濃紺などのダークスーツが基本です。ワイシャツは白、靴下と靴は黒で統一しましょう。

女性の略喪服はワンピースやアンサンブル

女性の略喪服は、落ち着いた色のワンピース・アンサンブル・スーツなどです。ストッキングやバッグも黒で統一します。

妊娠中の方は体調を考慮した服装を

妊娠中の場合は、赤ちゃんのことを一番に考えて、負担がかからないゆとりのあるワンピースを選ぶとよいでしょう。肩が出てしまう場合は、上に羽織れるものを持参します。

羽織りとして喪服の上着を着用すれば、ふんわりしたワンピースでも喪服の要素が入るので、失礼な印象も与えないでしょう。

四十九日法要に参列する際の子どもの服装は?

四十九日法要に子どもが参列する場合、何が正装なのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。ここからは、四十九日法要における子どもの服装について紹介します。

学生なら制服

幼稚園や学校の制服があれば、制服を着用しましょう。制服は礼服として認められているので、マナーとしてもまったく問題ありません。制服がない場合は、性別にかかわらず黒や紺などの地味な色の服で参列するようにしましょう。

靴下は黒など、できるだけ目立たない色を選ぶようにしましょう。靴も落ち着いたダークカラーのものが望ましいです。

乳幼児は目立たない色

乳幼児は、基本的に法要などには連れて行かないのがベストです。法要中に急に泣きだしてしまうと迷惑になる可能性があるからです。

どうしても連れて行かなければならないときは、黒や紺などの落ち着いた色の服を選びましょう。

四十九日法要の服装|その他のマナー

四十九日法要に参列する際に服装のマナーを守ることは、遺族への気遣いのひとつでもあります。ここからは、季節ごとの服装のポイントや身だしなみについて紹介します。

夏場の服装

夏場は暑い中で法要が執り行われますが、以下の行為はマナー違反となるため注意が必要です。

・上着を脱ぐ
・袖の長さの短い服にする
・腕まくりをする

夏場でもできるだけ肌の露出を避けて、上着を着ておく必要があります。暑いのはその場にいる方も同じなので、自分だけマナー違反をすることのないよう気をつけましょう。

もし、暑さに弱い体質で心配になる場合は、「冷たいハンカチを持参する」「通気性のよい素材の服を選ぶ」といった事前の対策や工夫が大切です。

冬場の服装

寒い季節や気温の低い地方では、喪服の上からコートを羽織ります。ビジネスマナーと同様に、葬儀会場では脱ぐようにしましょう。焼香場所が屋外のテントなどであった場合は、焼香の際には脱ぐ必要がありますが、それ以外は着用していても問題ありません。

また、コートの素材には十分に注意が必要です。毛皮や皮革など動物の皮が使われているものは殺生や死を連想させるため、着用を避けましょう。マフラーや手袋なども、毛糸など皮以外のものを選びましょう。

アクセサリー

法要に参列する際は、結婚指輪以外のアクセサリーは外すのが基本です。しかし、真珠のイヤリングやネックレスなどは「涙」を表すものとして許容されています。

ただし、イヤリングとネックレスの両方をつけるのは華美になり過ぎるため、どちらかひとつにしましょう。また、二連や三連のネックレスは不幸の重なりを連想させるため、一連のものを着用します。

真珠以外にも、ジェット、オニキス、黒曜石などの黒い宝石であれば、着用しても問題ありません。腕時計は男性女性ともに、光らず地味なデザインのもののみ着用できます。ベルトが光る腕時計など派手なものは外しておきましょう。

靴やカバン

靴は革製品のものを選んでも問題ありません。ただし、ワニ革やヘビ革のように、光沢のあるものは避けて、なるべく地味なものにしましょう。黒色で光沢のない靴を選ぶのが賢明です。

バッグは、黒のフォーマルバッグを選びましょう。ただし、金や銀のチェーンなどの光り物がついているものは避けます。取り外し可能な場合には、事前に取り外して持参すれば問題ありません。

サブバッグを持参する場合も同様に、黒色などの落ち着いた色のものを選びます。フォーマルバッグとの相性がよいものを選ぶのがおすすめです。

身だしなみ

服装や装飾品だけでなく、身だしなみのマナーも大切です。ナチュラルメイクを意識したり、清潔感のあるひげや髪型に整えたりと、厳かな雰囲気を壊さない身だしなみを心がけましょう。

四十九日法要の持ち物は?

四十九日の法要には、どのようなものを持参するのでしょうか。ここからは、法要に参列する際の一般的な持ち物を紹介します。四十九日法要に限らず、基本的な持ち物は同じなので、法要を控えている方はぜひ参考にしてください。

数珠

数珠は法要において欠かせない持ち物のひとつです。ただし、宗教・宗派によって必要性は異なるため、絶対に必要というわけではありません。数珠を使用する場合は、手を合わせる際には両手か左手それ以外の時は左手にかけます。

香典

四十九日法要でも香典を包みますが、「死」や「苦」を連想させる「4」と「9」がつく金額は避けましょう。四十九日法要の香典の目安は、故人との関係性や宗派、地域によって異なります。悩んだ際は、家族や詳しい知人に相談してみましょう。

お供え物

お供え物を持参する際は、かさばらない品を選びましょう。持ち運びやすく分けて持って帰りやすい食べ物がよく用いられます。酒類は飲まない方もいるので、選ぶ際には注意が必要です。

また、お供え物では、肉や魚などの殺生を連想させるもの、供花ではバラなどのトゲがある植物などは避けましょう

四十九日法要についてもっと詳しく知りたい人はこちら

この記事を読んで「四十九日法要についてもっと詳しく知りたい」「◯◯の部分がよくわからなかった」という方へ向けて、四十九日法要に関連する内容を網羅的にまとめた記事をご用意しました。ぜひこちらもあわせてご用意ください。

「喪主が必ず読む本」無料プレゼント中

「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。

病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など 、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ 情報が満載です。

いざというときの事前準備にぜひご活用ください。

喪主が必ず読む本

全員に「喪主が必ず読む本」プレゼント 無料資料請求はこちら

「小さなお葬式」で葬儀場・斎場をさがす

小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。

まとめ

四十九日は特別なもので、故人が極楽浄土に行けるかどうかがきまる日とされています。四十九日法要に参列する際は、遺族は正喪服か準喪服、参列者はダークスーツやワンピースなどの略喪服を着用するのが一般的です。子どもが法要に参加する場合は、学校の制服を着用します。

四十九日の服装や各種法要のマナーで悩んだ際には、小さなお葬式までご相談ください。専門知識を持ったスタッフが、分かりやすくお答えします。
法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント
小さなお葬式LINE公式アカウント

この記事をシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line