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作成日:2017.11.29  更新日:2017.11.29

時代に合わせた供養のしかた 墓じまいについて

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時代に合わせた供養のしかた 墓じまいについて

この記事は小さなお葬式が書いています

これまで、お墓は代々その家で受け継がれていくものでした。しかし、生涯婚姻率や出生率が下がり、ファミリーになっても若い人は都市部に住む傾向がある昨今、地方にあるお墓を世話することができない方も増えています。

そんな状況の中で、お墓の形も変わってきています。この記事では、現在あるお墓を撤去する「墓じまい」についてご紹介します。

墓じまいとは

墓じまいは、お墓からご遺骨をとり出して、他の墓地や永代供養墓などに移転することを言い、元の墓地は墓石を解体して更地に戻します。厚生労働省の調べでは、墓じまいの件数は増加傾向にあり、今後も増えていくのは確実と見られています。

墓じまいが増えている理由

墓じまいや永代供養など、従来の「お墓」とは違う供養方法を選ぶ人が増えている最も大きな理由は、核家族化と少子化が進んだことだと考えられています。
一人っ子や長男長女同士が結婚した場合などは、それぞれの家のお墓を受け継ぐことになります。複数のお墓を守るのは大きな負担となるため、お墓をひとつにまとめるケースが増えています。

また、核家族世帯は都市に集中する傾向にあり、遠く離れた田舎へのお墓参りは、管理費に加え、交通費、滞在費、そして体力気力の面でも負担を感じやすくなっています。実際に、お墓の購入を考えている人も、価格や維持費など費用面とともに自宅からの距離を重視することが多く、お墓を維持管理していくためには、近さや安さが条件になってきているとも言えるでしょう。

さらに、墓じまいの増加には、価値観の変化も影響していると考えられます。明治時代に制定された「家制度」以降、お墓は代々の先祖を祀る一族の重要な場となっていました。しかし、戦後は「家」や「先祖」というものの重さも変わっていき、今あるお墓をそのままの状態で守ることへの義務感が薄れているようです。

墓じまいをしないと無縁墓になってしまう

お墓は、継承してお参りをする人がいなくなってしまうと、無縁墓となってしまいます。管理する人がいなくなってしまったお墓は、草木が生い茂り、荒れ果てた状態になっていきます。

「無縁墓」と判断される基準は霊園や墓地により異なります。ただし、平成11年に改正された「墓地、埋葬等に関する法律」の中で、「無縁墳墓等に関する権利を有する者に対し一年以内に申し出るべき旨を、官報に掲載し、かつ、無縁墳墓等の見やすい場所に設置された立札に一年間掲示して、公告し、その期間中にその申出がなかった」場合に、手続きをすれば無縁墓を改葬できるようになりました。
この手続きをとられた墓は、最終的に撤去され、中の遺骨は合祀墓で供養されます。

墓じまいの流れと費用

お墓は個人の思い付きで勝手に移転させることはできません。墓じまいをするには、役所を通じて決められた手続きをする必要があり、費用もかかります。

墓じまいに関する手続きの流れ

1 移転先の決定と「受入証明書」の入手
墓じまいをする際は、まず遺骨を移転する先を決めましょう。新しい墓地へ移す場合は、その管理者から「受入証明書」を発行してもらいます。元のお墓と同じ寺院や霊園の永代供養墓へ移す場合は、手続き方法を聞いてその通りに進めてください。

2 現在の管理者への報告と改葬許可申請
移転先が決まったら、現在のお墓の管理者に墓じまいする旨を申し出て、了承を得ます。そして、現在の墓地のある市区町村役場で、「改葬許可申請書」をもらいます。この書類は、遺骨1体につき1枚ずつ必要になります。
改葬許可申請書に、現在の墓地管理者から埋葬証明の印をもらったら、受入れ許可証とともに役所に提出し、「改葬許可証」を受け取ります。

3 閉眼法要
手続きが終われば、お墓から遺骨をとり出す「閉眼法要」を行います。お墓には、亡くなった人の魂が宿っているので、僧侶によりそれを抜いてもらう法要です。遺骨をとり出す際、ご自身で墓石を動かすことができない場合は、石材店に依頼することになります。前もって日時を決め、お願いしておきましょう。

4 納骨と元のお墓の撤去
元の墓地での手続き、儀式がすべて済んだら、移転先の墓地管理者に改葬許可証を提示し、遺骨を納めてもらいましょう。
元のお墓は墓石を解体、撤去し、土地は更地にしてお寺や行政に返還します。

墓じまいにかかる費用

墓じまいには、主に以下のような費用がかかります。

既存のお墓の解体、撤去工事費

工事費用はお墓の大きさ、墓石の量、作業の方法、必要な機材などによって変わります。後でトラブルにならないためにも、事前に見積もりをとるようにしましょう。

閉眼法要の費用

法要の際にはご僧侶にお経をあげてもらい、お布施を渡します。お布施の金額は決められたものではないので一概には言えませんが、できるなら直接住職に相談してみると良いでしょう。目安としては永代供養料に相当する金額が参考とも言われています。

離檀料

墓じまいをする場合、それまでお世話になったお寺から離檀料を請求されることがあります。寺院によって規定を定めているところもあるので、確認してみましょう。

移転先の墓地での納骨、法要の費用

移転先で、ご僧侶へのお布施が必要な場合があります。通常の法要と同じくらいの額を用意するのが妥当です。

この他、手続きを行政書士などの専門家に依頼する場合はその費用がかかります。手続き代行の費用は一般的に10~20万円程度と言われています。

墓じまいをする前に準備すること・注意点

墓じまいをするのは、家族の大きな決断です。事前準備をしておかなければ、後からトラブルになることもあるので注意しましょう。

現在のお墓の状況を確認する

何代にも渡って受け継がれているお墓の場合、中に誰の遺骨が納められているかを把握し、数や骨壺の大きさ、経過年数などを確認しておきましょう。移転をする場合は、ご遺骨の数分だけ改葬許可証が必要になります。

墓じまいをする際の注意点

墓じまいをする際に忘れてはならないのは、親族への相談です。たとえ、今は自分が管理者となっていたとしても、勝手な判断で行えば、後々トラブルになりかねません。移転させてしまえば、もともとお墓の近くに住んでいた親族がお参りできなくなるなど、中には快く思わない方もいるかもしれません。
お墓は個人のものではなく、親族一同のものですので、墓じまいを考える場合には、話し合いを行うようにしましょう。

また、墓じまいにはそれなりの費用が必要です。中には離檀料など、金額の定まらないお金もあります。後で想定外の額になって困らないように、数社から見積もりをとったり、同じ墓地から改葬した人の話を聞いたりして、かかる費用をできるだけ事前に調べておくようにしましょう。

OHAKO-おはこ-の「お墓のお引越し」

墓じまいを検討されている方は、今あるお墓の移転交渉からお墓の解体まで、すべて含んだOHAKO-おはこ-の「お墓のお引越し」プランをご利用ください。ご自身で行っていただくことは、

●親族の同意を得る
●今あるお墓の契約内容を確認する
●新しい納骨先を検討する
●手続きの確認や署名捺印をする


これだけです。新しい墓地・霊園のご紹介や、その他供養方法のご案内も可能です。詳しくは下記ページをご覧ください。


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