海が見渡せる個室で最善の緩和ケアを受けて妻は最期まで苦しまずに、穏やかに旅立っていきました。
私は生まれてから60年以上北海道に住んでいましたが、７年ほど前から妻と一緒に子どもや孫たちが暮らす東京に引っ越してきて、楽しく暮らしていました。妻も趣味のテニスを楽しみながら、テレフォンアポイントの仕事や家事をこなし、とても元気そうだったんです。
しかし、あるとき体調に違和感を抱いて病院を受診すると、すい臓がんとの診断が下されました。すでに手術もできない状態と聞き、私たち家族はすぐには現実を受け入れられませんでしたね。息子や娘たちと相談し、名医とも呼ばれるセカンドオピニオンにも頼り、できる限りの治療をしました。しかし、余命も告げられたことから、辛いながらも現実を受け入れて、後半は普段の生活を送りながら痛みを抑える「緩和ケア」に切り替えました。
大学病院の緩和ケアセンターの個室は、1日3万円以上。医療費はまた別に必要です。それでも私たちは、妻のために緩和ケアに惜しみなく費用をかけました。その分、お葬式に高額の費用を使うことはやめようと、生前にいくつかの葬儀会社に見積りをお願いしたんです。「小さなお葬式」は、娘がインターネットで見つけてくれて。追加料金のかからない、わかりやすい料金設定に惹かれて、小さなお葬式の「早割」に申込みをすることを決めました。
そして妻は、緩和ケアセンター最上階、レインボーブリッジと海が見渡せる部屋で、最期まで苦しまず穏やかに旅立っていきました。
緩和ケアを優先したことから、プランは「小さな火葬式」を選択。心配だった追加料金などもなく、安心して任せられました。
妻が静かに亡くなってから、私たちは「小さなお葬式」に連絡を入れました。すると、1時間も経たないうちにスタッフの方がお迎えにきてくれたんです。とても迅速かつ丁寧な対応をしてくださったことで、悲しみの中でも余計なことに気を煩わせることなく、準備を進められましたね。
葬儀のプランは、緩和ケアでかなりお金を使っていましたし、妻は東京に親戚や友人も少なかったので「小さな火葬式」にしました。料金は安価でしたが、私たちが何か質問すると、担当者の方がとても丁寧に説明してくれましたよ。北海道から妻の姉が「顔を見たい」と訪ねてきてくれたときは、部屋を用意し、妻を安置所から移してくれて、30分一緒の時間を過ごせるよう図らってくれました。とてもありがたかったですね。
肝心の葬儀も、ほとんどのことをお任せする形で、私たち家族はゆっくりとお別れの時間を過ごせました。最初は「これだけ安いのだから、やっぱり追加料金がかかるのかもしれない」という不安がありましたが、提案通り追加料金はかかりませんでしたね。移動に高速道路を使用した分だけ多少追加がありましたが、それも内訳をきちんと説明してくれました。
対応に満足し、高齢の両親のため「早割」の申込みをすることに。その後の葬儀でも何の不満もなく見送れました。
3月に妻が亡くなった時点で、施設で暮らす私の両親もかなり高齢でしたので、何か起きてから慌てなくていいようにと、両親の葬儀のために小さなお葬式の「早割」に申込みをしました。周りの親しい人にも「小さなお葬式はおすすめだよ」と紹介していましたね。親しい人にこそ紹介したいと思わせてくれる対応だったからです。
その後、妻の葬儀から8カ月後に父が肺炎を起こして、10日も入院しないうちに帰らぬ人となってしまいました。このときも「小さなお葬式」のスタッフさんがすぐに迎えに来てくれて、妻と同じ「小さな火葬式」で、何の問題もなく葬儀を行えました。前回の葬儀から間が空いていなかったこともあり、私たちも戸惑うことは一切なく、穏やかな温かい式で父を見送れましたよ。
納骨や四十九日法要の前にも、お電話で細やかなサポートを受けられたおかげで、余裕をもって準備できました。同じ年に大切な人2人も亡くしてしまいましたが、それでも満足のいく形で見送ることができたのは、「小さなお葬式」のおかげです。本当にありがとうございました。
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