遺族マナー

作成日:2019年10月15日  更新日:2019年10月15日

家族葬の挨拶のタイミングとは?タイミング別挨拶を例文付きで紹介

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家族葬の挨拶のタイミングとは?タイミング別挨拶を例文付きで紹介

この記事は小さなお葬式が書いています

家族が亡くなり家族葬にしようと思っていて、挨拶が必要なのか、またどのような挨拶がいいのかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。葬儀における挨拶には参列者への感謝と故人への気持ちを伝える意味があるため、親しい間柄の参列者が多い家族葬でも挨拶は必要となります。

ただし、葬儀における挨拶は場面ごとに適切な表現が異なり、全部一人で考えるのはなかなか大変です。そこでこの記事では、逝去から通夜、告別式を経て精進落としと挨拶状の送付まで、葬儀にまつわるさまざまな挨拶の例文をご紹介します。

小さなお葬式

【もくじ】
家族葬の流れと挨拶のタイミング
家族葬での挨拶【弔問客】
家族葬での挨拶【通夜の前後】
家族葬での挨拶
家族葬に僧侶を呼んだ場合の「僧侶への挨拶」
家族葬後に呼べなかった人には挨拶状を送ろう
まとめ

家族葬の流れと挨拶のタイミング

家族葬は、近親者や故人と特に親しかった人たちだけで行う葬儀です。身近な人が多い式とはいえ、葬儀を主宰する『喪主』は必要となります。

挨拶は、喪主の最も大切な役割です。喪主は葬儀社や僧侶とも代表者として話し合い、葬儀中の進行役として挨拶をする場面も少なくありません。喪主の挨拶に絶対的なルールはありませんが、故人への気持ちを伝えるためにも葬儀の流れと定型文を学んでおくことは重要です。

逝去と搬送及び打ち合わせ

逝去から通夜までに、葬儀社との打ち合わせや参列者への連絡を行います。流れとしては以下の通りです。

1.逝去 : 医師から死亡診断書を受け取り、葬儀社に連絡する。
2.安置場所への搬送 : 自宅もしくは専用の安置施設のどちらに搬送するか葬儀社に伝える。
3.安置 : 葬儀社との打ち合わせの日時を決め、遺影にする写真を探す。
4.打ち合わせ : 葬儀社と葬儀の費用、場所、日時、スタイルを決め、参列者に連絡する。

家族葬の場合、参列者への連絡はメールや電話で構いません

通夜及び通夜振る舞い

喪主は通夜において以下に挙げる複数の挨拶を行うことになります。

・僧侶へのお礼
・弔問客へのお礼
・通夜開式の挨拶
・通夜閉式の挨拶
・通夜振る舞い開式の挨拶
・通夜振る舞い閉式の挨拶


まずは僧侶や弔問客を出迎え、お礼とともに通夜の開式を宣言し、通夜振る舞いがあることを伝えます。弔問客の焼香や僧侶の読経が終われば通夜閉式の挨拶をし、通夜振る舞い開式の挨拶に繋げましょう。ここで、故人の思い出話をしてもらうよう促すことが重要です。

通夜振る舞い閉式の挨拶では、葬儀の案内を踏まえた上で結びの言葉を述べます。

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告別式及び出棺

告別式は以下の流れで行われ、それぞれのタイミングで喪主が挨拶をします。

・僧侶を迎える
・受付開始
・告別式
出棺


告別式後は、参列のお礼と告別式が無事に終わったことを告げます。出棺の際の挨拶は、簡単で構いません。参列のお礼や故人の享年と臨終、生前の付き合いのお礼などを伝えましょう。

告別式の後は少人数で火葬場に向かい、火葬が終われば『精進落とし』の会食に入ります。

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精進落とし

葬儀が終わり、通常の生活に戻る儀式として『精進落とし』の会食が行われます。流れは以下の通りです。

1.開式の挨拶 : 告別式参列のお礼と、葬儀が完了したことを伝えます。
2.献杯の挨拶 : 精進落としの場合、乾杯ではなく献杯(けんぱい)の音頭を取ります。
3.閉式の挨拶 : あらためて参列者へのお礼と、精進落としの終了を伝えます。
4.僧侶への挨拶 : 僧侶に挨拶を述べた後、お布施を渡します。

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葬儀後の手続き及び弔問客への対応

初七日法要から四十九日法要までに行う手続きは以下の4つです。

・故人の年金給付の停止
・故人の生命保険・死亡保険金の請求
・葬儀や故人の関係者への挨拶周り
・本位牌の用意


四十九日法要を終えたら、相続関係の手続きを始めます。遺言書が遺されている場合、封を切ってしまうと内容が無効になるため注意しましょう。

葬儀に参列できなかった人が、後日、自宅に弔問に訪れることがあります。喪家は弔問に訪ねてきた人を自宅に迎え入れ、「どうぞお線香をあげてください」と案内しましょう。

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家族葬での挨拶【弔問客】

身内が多い家族葬とはいえ、弔問客に対する挨拶は喪主の大事な務めとなります。長くなりすぎない表現の例文は、以下の通りです。

「お忙しいところ、お悔やみありがとうございます」
「ご多用のところ(またお足もとの悪いなか)お越しいただき、まことにありがとうございます」
「ご丁寧なお悔やみをいただきまして、厚く御礼申し上げます」
「〇〇(故人名)が、生前お世話になりました。故人に代わりましてお礼を申し上げます」


家族葬での挨拶【通夜の前後】

弔問客が焼香を済ませ、通夜振る舞いの定刻が近付いてからの例文をご紹介します。想定しているのは、「夫を亡くした妻」が喪主であるケースです。

「両親を亡くした長男」の場合は、故人名を「父」あるいは「父〇〇」とすることで対応できます。参列者に、喪主と故人の関係性が分からない人が含まれるのであれば、挨拶のはじめに「妻の〇〇と申します」と喪主の紹介を入れましょう。

通夜が終わった時の挨拶

通夜振る舞いの定刻が近付いたら、通夜に来てもらったことに対するお礼と、通夜振る舞いへの誘導を兼ねた挨拶を行いましょう。

本日はご多用のところ(またお足もとの悪いなか)、〇〇(故人名)のために通夜へお越しいただき、ありがとうございました。〇〇(故人名)も皆様に見守られて、さぞかし喜んでいることと存じます。別室にてお茶菓子などをご用意いたしましたので、今しばらくお付き合いいただけると幸いです


通夜振る舞い前の挨拶

通夜振る舞いの開始を告げる際には、参列者に故人の思い出話をしてもらうという意図を踏まえた挨拶を行いましょう。

本日はお忙しいなか、〇〇(故人名)の通夜に参列いただきましてまことにありがとうございました。故人は生前、ここにお集まりの皆様には大変お世話になっており、参列いただきましたことをさぞかし喜んでいることと存じます。ささやかではございますが、お料理をご用意させていただきました。お召し上がりいただくとともに、故人の思い出話などをお聞かせいただければ幸いです


通夜振る舞い後の挨拶

通夜振る舞いの終了時には、参列者の明日の予定に配慮しつつ、葬儀への参列を促す挨拶を行いましょう。

本日は突然のことにも関わらず、〇〇(故人名)のために通夜へお越しいただきましてまことにありがとうございました。皆様のおかげで、滞りなく通夜を終えることができました。お話は尽きませんが、夜も更けてまいりました。明日、お仕事の方もいらっしゃると存じますので、このあたりでお開きとさせていただきます。
明日は〇時〇分より葬儀を執り行いますので、お時間がございましたら、お見送りに来ていただければ幸いです。夜も遅いので、気を付けてお帰り下さい。本日は遅くまでありがとうございました。故人に代わり厚く御礼申し上げます


家族葬での挨拶

葬儀の2日目には、告別式、出棺、火葬、精進落としを執り行います。これらのうち、喪主がしっかりと挨拶する必要があるのは告別式後と精進落としの前後です。

出棺の際には少人数を火葬に誘導する簡単な挨拶を行い、火葬では火葬場のスタッフの指示に従いましょう。特に重要な、参列者全員に向ける告別式後と、葬儀の締め括りである精進落とし後の挨拶の例文をご紹介します。

告別式が終わった時の挨拶

告別式は故人との別れの儀式であり、また参列者と社会に対する挨拶の場です。火葬場に向かわない人たちにも向けた、今後の社会的な交流のお願いも踏まえた挨拶を行いましょう。

本日は皆様ご多用のところ、ご会葬、ご焼香を賜り、まことにありがとうございます。皆様のおかげで、葬儀、告別式をとどこおりなく執り行うことができました。また、故人が生前ひとかたならぬご厚情を賜りましたことと、あわせてお礼を申し上げます。
どうぞ残された私どもに対しても、故人の生前と変わりない、ご交誼(こうぎ)を賜りますようお願い申し上げます。簡単ではございますが、ひとことご挨拶申し上げ、お礼にかえさせていただきます


精進落とし後の挨拶

精進落とし後には、葬儀の締め括りとして、参列者に長い時間付き合ってもらったことに対する感謝の意を述べましょう。

本日はお忙しいところ、長時間に渡りお付き合いいただき、まことにありがとうございました。皆様に参列いただき、また思い出話を聞かせていただき、故人も喜んでおります。皆様もお疲れのことと存じますので、この辺りでお開きとさせていただきます。十分なおもてなしもできずに申し訳ありません。お気を付けてお帰り下さい


家族葬に僧侶を呼んだ場合の「僧侶への挨拶」

身内の多い家族葬とはいえ、葬儀に僧侶を呼ぶことがあります。事前にお布施の金額を確認しておきましょう。僧侶が葬儀場に到着した際の挨拶は以下の通りです。

お忙しいなか、ご足労いただきありがとうございます。定刻に始めたいと存じますので、よろしくお願いいたします


精進落とし後にはお布施を手渡すことになります。この場合は、以下のように言葉を添えましょう。

ご多用のところ、たいへんご丁寧なおつとめを賜り、ありがとうございました。おかげさまで、無事葬儀を執り行うことができました。些少(さしょう)ではございますが、どうぞお納めください


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家族葬後に呼べなかった人には挨拶状を送ろう

家族葬は一般葬とは異なり、親族や、故人と特に親しかった人たちのみで執り行う葬儀です。一般葬では葬儀の案内状を送りますが、家族葬ではメールや電話で近しい人たちだけに連絡し、その他の人たちに対しては事後報告となったり参列の辞退をお願いすることになったりします。

葬儀に来られなかった人たちに失礼をお詫びし、葬儀を無事に終えたことを伝えるための『挨拶状』を送るケースを見ていきましょう。

挨拶状を送るタイミング

家族葬に呼べなかった人や参列を辞退してもらった人には、適切なタイミングで挨拶状を送ることが重要です。一般的には、四十九日の法要後か納骨後に送るものとされています。

また、年末に『喪中はがき』でお知らせする方法もありますが、この場合、送付する相手が年賀状の準備を始める前に送ることが重要です。このため、喪中はがきは年賀状の受付が開始されるまでに相手に届くように、11月中旬、遅くとも12月初旬までには投函を済ませましょう。

挨拶状を出したほうが良い人

葬儀後には近所の挨拶回りを行うため、挨拶状は居住地に関わらず故人と関わりのある人たちに向けて送付することになります。目安としては、以下の人たちが対象です。

・故人が親しくしていた友人・知人
・故人と遺族の職場関係者
・年賀状のやり取りをしている人


これらのうち、年賀状のやり取りをしている人には喪中はがきで対応して構いません。故人の職場には、アポイントメントを取った上で挨拶に出向くことも一般的です。

故人が親しくしていた友人・知人には、喪中はがきではなく、一通ずつ特別な挨拶状を送るという配慮も考えましょう。

家族葬の場合には「事後報告になったことへのお詫び」を追加する

葬儀の事後報告としての挨拶状の目的は、故人の逝去と葬儀を既に執り行ったことのお知らせ、加えて故人が生前お世話になった事へのお礼です。しかし、挨拶状を送る相手は「一般葬であれば参列したかった」、「なぜ知らせてもくれなかった」と思っている人たちが含まれているケースもあります。

このため、家族葬を選択したために事後報告となったことに対するお詫びを記すことが重要です。特に故人と親しかった人に対しては、印刷ではなく、喪主の肉筆で誠意を込めて書くことをおすすめします。

家族葬での挨拶状の文例1

夫を亡くした妻が喪主であるケースの文例は、以下の通りです。

夫 〇〇〇〇儀 去る〇月〇日に〇〇歳にて永眠いたしました。
早速お知らせすべきところ ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。
葬儀を〇月〇日  四十九日法要は〇月〇日 に故人の希望により近親者のみにて滞りなく相済ませました。
ここに謹んでご通知申し上げますとともに、生前中賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げます。

令和〇年〇月〇日

〒123-4567
〇〇県〇〇市〇〇町〇〇 〇〇
電話 〇〇〇(〇〇〇)〇〇〇
親族一同


家族葬での挨拶状文例2

父を亡くした長男が喪主であり、病気で逝去したことを伝えるケースの文例は以下の通りです。

父 〇〇儀 かねてより療養中でしたが、去る〇月〇日に〇〇歳にて永眠いたしました。
葬儀におきましては故人の生前からの遺志により、誠に勝手ながら身内のみにて相済ませました。
本来ならば早速申し上げるべきでございましたが、ご通知が遅れましたことをお赦しください。
尚、お供えや御香典につきましては、ご辞退させていただきたくお願い申し上げます。
ここに生前のご厚誼に感謝し謹んでご通知申し上げ、失礼ながら書中をもってお知らせ申し上げます。

令和〇年〇月〇日

〒123-4567
〇〇県〇〇市〇〇町〇〇 〇〇
電話 〇〇〇(〇〇〇)〇〇〇
親族一同


まとめ

参列者に身内が多い家族葬では、かしこまった挨拶をせずに挨拶を簡単に済ませる人や、挨拶を省略するという人もいます。しかし、挨拶をしなかったことで後悔する人や、きちんと挨拶をして故人と向き合うことができてよかったという人も多いのです。

文章を考えることや人前で話すことが苦手であっても、故人との思い出を振り返って言葉で伝えることを考えてみましょう。

分からないことや不安があれば、葬儀のプロである葬儀社に相談するのがおすすめです。葬儀業界No.1の実績をもつ「小さなお葬式」は、スタッフが親身になってサポートいたします。葬儀のことは「小さなお葬式」へご相談ください。

小さなお葬式の家族葬

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