新型コロナウイルス感染が急速に拡大している中、2020年4月7日から東京都や大阪府など特定の都道府県に緊急事態宣言が発令され、愛知や北海道などでも独自の緊急宣言を出していましたが、2020年4月16日に、政府は全国へ緊急事態宣言を拡大することを正式に発表しました。これまでよりさらに「3つの密」を避けた行動を促し、消費者の行動範囲を制限する動きが広がっています。
その流れを受けて、人が多く集まる葬儀においても、葬儀規模の縮小やオンラインでの参列、ライブ配信サービスが始まるなどさまざまな対応が進んでいます。
そこで、今回「小さなお葬式」と提携している86社に、現在の葬儀におけるニーズの変化と葬儀現場での感染拡大防止策に関するアンケートを実施し、現場の声をまとめました。
こんな人におすすめ
葬儀のトレンドを知りたい方
葬儀現場での感染拡大防止策が気になる方
新しい葬儀サービスについて関心のある方
【アンケート概要】
・調査実施期間 2020年4月6日(月)~2020年4月13日(月)
・回答数 「小さなお葬式」と提携している葬儀社86社
・調査方法 WEB上でアンケートを実施
アンケートの結果、9割の葬儀社が葬儀の規模や内容について変化があると回答しています(Q1-1)。葬儀形式については5割の葬儀社で直葬を行うケースが増えており、1日以上かかる葬儀を選ぶケースは減少しているという結果になりました(Q1-2)。新型コロナウイルスの感染を気にされるお客様も増えてきている(Q1-3)ということもあり、規模を縮小した葬儀のニーズが増えてきているということがうかがえます。
最近ではオンラインで葬儀に参列できるサービスを提供する葬儀社が出てきていますが、現時点ではオンラインで葬儀を行いたいというニーズの高まりはみられないようです。(Q1-4)。
新型コロナウイルスに感染したご遺体の受け入れについては、すでに受け入れを開始している葬儀社は全体の8.2%と少ないものの、49.4%の葬儀社では受け入れ準備を進めていると回答しています(Q2-1)。
実際に受け入れを行っている、または進めている葬儀社について受け入れ時に実施していることとしては、防護服の着用や保健所・行政などとの連携を徹底している他、1日単位で受け入れ制限を行ったり火葬場への入場制限を行っているといった声もありました。また、ご遺族に対しては安置中の面会を禁止しているところや、場合によっては安置自体も禁止、基本的には病院から火葬場へそのまま移動させ、直葬を行う対応をとるという回答もありました(Q2-1-1)。
新型コロナウイルス感染の有無に関わらず、感染症対策を実施している葬儀社は約7割、その中で、寝台車や霊柩車などの搬送車両に遺族の乗車を制限するといった回答もあり、受け入れ側へも感染が広がらないような対策をとっているということがわかりました(Q2-2,Q2-2-1)。
■その他の回答
・行政、病院、保健所と連携をとっている
・基本的に専門病院から火葬場への直葬のみの対応
・会館にて安置不可 など
■その他の回答
・遺体保全や処置の専門家を呼んでの講習開催
・寝台車、霊柩車には、遺族を乗せないようにしている
・感染症の内容によって適切な処置と遺族への情報提供を実施する など
お客様と接するスタッフへの指導について、手洗いうがいやマスク着用、アルコール消毒などは約7割の葬儀社が義務化、約3割の葬儀社が推奨しており、お客様へのお声かけについても9割の葬儀社が義務化または推奨しているという結果でした(Q3-2)。
その他、館内の消毒や空気清浄の徹底、「3つの密」を避けるために席の間隔を空けたり会食を自粛していただくなどの提案を行っている他、お客様へ対応方針をまとめたリーフレットを配布したり、全てを考慮した上で後悔しないようにとアドバイスをするなど、感染拡大防止に努めつつも、お客様に対しての細やかな対応をしているという回答もありました。
■その他お客様への配慮
・マスクをしていない方へのマスクの配布、エタノール液・ハンドソープ等の設置
・空気清浄機の設置及び定期的な施設内の消毒、車両の消毒
・考えられるすべての答えのマニュアルの準備やリーフレットの配布
・参列者数を制限し、式場内の座席間隔を大幅に空けて葬儀を実施
・出来るだけ式への参加を御遠慮頂き式の前後にお参りを進めている
・通夜振舞いなどの会食自粛のお願い
・お焼香の列の間隔を空ける
・寺院様には読経、法話中はマスク装着推奨
・全てを考慮して後悔をしないように送る事を第一に考えて下さい。と、アドバイスをしています。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ情報が満載です。
いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。
今回実施したアンケートは86社の葬儀社から回答をいただきました。葬儀の規模はより小さく、少ない人数で行われることが多くなっており、新型コロナウイルスに感染したご遺体の受け入れについては、約半数の葬儀社が検討しているという結果になりました。
ご遺体との面会については制限をかけている葬儀社が多く、最期の時間を十分に過ごせずに別れを告げないといけない状況になっています。また、葬儀社側でも感染拡大防止の対応を徹底しているのはもちろんのこと、ご遺族に寄り添った対応を心がけているという回答もありました。
「小さなお葬式」でも、ご遺族様および参列者様の安全を考慮した、家族・親族だけで行う少人数の家族葬を推奨しております。全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、新型コロナウイルスに感染し、お亡くなりになられた方の受け入れが可能な葬儀場を可能な限りお近くでご案内いたします。
最期に別れを告げられない状況になってしまうのは本当に悲しいことです。まずは一人ひとりが自覚を持ち、正しい情報を収集して感染拡大防止に努めることが大切です。
新型コロナウイルス感染によって亡くなった方の遺体は、24時間以内に火葬しなければいけないの?
遺族は最期に故人の顔も見れないって本当?
感染者を受け入れてくれる葬儀社が見つからない
「3つの密」って何ですか?
家族葬とは、家族や親族を中心に、小規模に行う葬儀形式のことです。ホゥ。