結婚したら、健やかなるときも病めるときも「死んだあと」も一緒。しかし、先祖代々のお墓に夫婦仲良く入り、未来永劫子孫の供養を受け、安らかに眠る…なんて考え方はもう古いのかもしれない。
結婚生活も夫婦関係も多様化するなか、特に女性たちは生き方も墓の入り方までも、どんどん自由になっているのだ。
果たして、夫は妻と同じお墓に入れるのか!?
こんな人におすすめ
夫婦で同じお墓に入るかお悩みの方
女性のお墓に対する考え方について知りたい方
2005年に第一生命経済研究所が実施した調査によると、「夫婦は同じ墓に入るべきである」という考えについて、積極的肯定派は男性42.2%に対し、女性では29.4%と、10ポイント以上違いが出ている。
一方で否定派(どちらかといえばそう思わない、そう思わない)は、男性で6.4%なのに対して、女性では17.5%。こちらも10ポイント以上も差を付けて、女性は「夫婦で同じ墓に入らなくてもいい」と考えている人が多いことがわかった。
さらに2010年の同調査によると、「誰とお墓に入りたいか」という質問について、男性の48.6%が「先祖代々のお墓」と回答したのに対して、女性では29.2%にとどまった。女性の残りの70%以上に関しては、「夫婦だけ」「今の家族で」「共同墓」「1人だけで」「お墓はいらない」など多様な回答が占めていた。
お墓に対しては、男性の方がどちらかというと保守的、一方で女性の考えは改革的で幅広いことがわかった。家長制度が崩壊し、共働き・夫婦別姓や別居婚などにみられるように結婚生活も多様化。女性の自尊意識の高まりは、先祖代々受け継がれているお墓の慣習を揺るがしている。つまり、夫と一緒に「嫁ぎ先の先祖代々の墓」に入らず、自分が望む眠り方を意思表示する妻たちが着実に増えているのだ。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など 、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ 情報が満載です。
いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。
誰と墓に入りたいか。妻たちの考え方は多様化している。もし自分が先立って墓の中で待っていても、相手が来ない・・・
なんてことも充分あり得る。
世の男性諸君、どうしても妻と一緒のお墓に入りたければ、「僕と一緒のお墓に入ってください」なんてあらためてプロポーズしてみてはどうだろう。これが、あなたの「終活」に対する始めの一歩になるかもしれない。
参考
株式会社第一生命経済研究所発行
□2005年「墓に対する意識調査」>
(40歳から79歳まで全国男女792名に対するアンケート調査報告書)
□2010年「お墓のゆくえ?継承問題と新しいお墓のあり方?」
(35歳から79歳までの全国男女600名に対するアンケート調査報告書)
四十九日法要は、故人が亡くなってから48日目に執り行います。ホゥ。