本来「レクイエム」とは、故人の安息を願う聖歌を指すものです。
しかし葉加瀬太郎さんは宗教の違いを超えた「葬送曲」として作曲されました。
大切な方を亡くされたご遺族の悲しみに寄り添い、また前を向く気持ちになれる楽曲です。
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私たち「小さなお葬式」は、お葬式はご遺族にとって故人様との最期のお別れの場であり、
気持ちの上でひとつの区切りをつけ、前に歩みだすための儀式であると考えています。
悲しさや悔しさ、感謝など心の整理には時間が必要です。
私たちは、お別れの場をお手伝いできても、ご遺族の心の苦しみを取り除くことはできません。
それでも、ご遺族の前を向く気持ちを後押ししたい。
今回の葉加瀬太郎さんとの取り組みは、そのような想いからはじまりました。
本来「レクイエム」とは、故人の安息を願う聖歌を指すものです。
しかし葉加瀬太郎さんは宗教の違いを超えた「葬送曲」として作曲されました。
大切な方を亡くされたご遺族の悲しみに寄り添い、また前を向く気持ちになれる楽曲です。
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「レクイエム」を作曲した葉加瀬太郎さんに、曲への想いや現代の葬儀についてお聞きしました。
楽曲のコンセプトを教えてください
温かいイメージのものを作りたかったです。
ご家族がどのような気持ちで送り出すのか、そこを誰の目線になって書くのかが大変に難しかったです。
これまで、「明日へ向かって」とか「希望」とか、そういう曲をたくさん作ってきたので、
僕にとっては(今回のテーマは)難題でしたね。
お葬式は色々なスタイルがありますが、宗教を超えて、家族友人がちゃんと送れる、そんなものを作りたいと思いました。
楽曲の世界観を教えてください
お葬式というモーメントの中ですから、そこにはやはり悲しみがあります。
音楽はそれにそっと寄り添ってあげたいし、寄り添った後は優しさで包んであげたい。
その次は、どうやってこれからを歩んでいこうか、ということ。
そういう瞬間を彩る音楽がいいなと思いました。
「音楽家としてレクイエムを作りたかった」と伺っています
レクイエムは、クラシックの名曲の中におそらく数曲あり、
モーツアルトはレクイエムの作曲途中で自分自身が亡くなったので、作曲家はみんな怖がっているんです。
作曲家が曲を残すというのは、いろんな衝動がないと生まれないので、
そういう意味では書きたいな、と思っていましたが、やはり怖い気持ちもありました。
今回、タイアップの話を聞いたときはどう思いましたか?
勇気があるな、と思いました。なんてことをって。
でも、重野さん(当社㈱ユニクエスト代表)と会って、趣味の釣りを一緒にしたことが大きかったです。
僕はいつも、曲を書くときにパーソナルな衝動が大きく、小さなお葬式のためということももちろんあったけど、
そういうことの1個1個で全然違ってくるので。音楽を紡ぐって、そういう何かを拾ってくるわけですから。
近年の葬儀の変化についてどう思われますか?
これからは、新しく形を作っていく必要があると思います。
お祭りに言い換えると、おじいちゃんの世代だと、村祭りがあって村というひとつのコミュニティがあって、お祭りをみんなで作っていました。
僕らの生まれた世代からはだんだん薄れていき、隣に誰が住んでいるのかがわからなくなっています。
お葬式もお祭りも変わっていかなきゃなりません。
例えば七五三や結婚式、最後にはお葬式と、人生においていろんな式があります。
お葬式に限らずいろんなセレモニーが変わってくるわけで、だからといって薄いものになるわけじゃないから、
「小さな」というのはとてもいいことだと思う。
仲のいいポーランド人のピアニストは、キリスト教で決まった暦の中で生きている。ヨーロッパはそういう人が多いですが、日本人はそういうのが薄れています。
でもその分もっと大切なものを得てきただろうし、時代が変わってその中のセレモニーも変わるのは必然だと思いますね。
「小さなお葬式」についてはどう思いますか?
時代にあった、正しいことだと思います。
過去に、身内の葬儀でも、覚悟はしていて分かっていた死でしたが、その後いざお葬式を、となるとドタバタで。
何にいくらかかってるか分からない、色んな説明を受けていても、はいはいとしか言えませんでした。
しかし、そういうところがどんどんオーガナイズしやすく(まとまっていて分かりやすく)なっています。
適正になっているのはいいことですよね。
自身のお葬式のイメージはありますか?
仲のよかった友人が集って、酒を飲んでほしいです。
お葬式は、長らく会っていない人に会えたりする。巡り会う機会を与えてくれたりします。
人と人とが繋がって人生は繰り広げられます。
人ひとりではなにもできません。出会った人たちに最後は送ってほしい、好きだった人みんなに来てほしいと思います。
1968年1月23日 大阪府生まれ
1990年KRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー。
セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。1996年にKRYZLER&KOMPANYを解散後、
ソロでの活動を開始。2002年、自身が音楽総監督を務めるレーベルHATSを設立。
2007年秋から、原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移し、膨大なクラシックスコアと日々格闘。
自身のコンサートツアーに於いてはワールドツアーや全都道府県ツアーを行うなど、
日本全国、そして世界に向け葉加瀬太郎の音楽を発信している。
また、自身のレーベルHATS主催のHATS MUSIC FESTIVALや夏の野外コンサートを開催するなど、1年を通して100本近い公演を毎年行い、2018年には、ソロのヴァイオリニストとしては史上初となる単独公演での日本武道館公演を成功させた。様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも数多く、年を追うごとに支持層も拡大している。今後も精力的に国内外で活動の幅を広げ、音楽の楽しさと素晴らしさを葉加瀬太郎らしく伝え続けていく。
価格が不透明で分かりにくかった葬儀業界に着目し、2009年10月よりWEB葬儀業界のパイオニアとして「小さなお葬式」は誕生しました。
葬儀に慣れている人はいないため「考える余裕がなく、必要以上に大きな葬儀になってしまった」というお声を聞きます。
費用をかけた大きな葬儀でなくても、小さくても家族の気持ちがこもっていれば、立派な葬儀だと私たちは考えています。
ご家族に寄り添ったプランを提案し、その結果、多くのお客様に選ばれつづけ「小さなお葬式」はサービス開始から累計44万件以上※1もの
ご依頼をいただき「2022年度 葬儀受注件数 No.1※2」の実績を残してまいりました。
昨今の葬儀業界は、以前に比べ葬儀にかかる費用が明瞭でわかりやすくなった一方で、
各社で価格競争がおき、品質の低下した物品・サービスが提供されているのも事実です。
「小さなお葬式」では、お客様にご納得して葬儀を行っていただけるよう、価格を抑えてもプランに含まれる物品・サービスには妥協せず、「価格だけでない価値」を提供する努力を続けていきます。