命日の法要はいつまで行う?年忌法要の数え方や法事の準備、費用も解説

命日の法要はいつまで行う?年忌法要の数え方や法事の準備、費用も解説

「命日の法要はいつまで続けたらいいのだろう」と、悩んでいる方がいるかもしれません。年に1回訪れる命日のほかにも、数年に1度の年忌法要もあります。

この記事では、法要の種類やいつを最後にするべきかについてまとめています。法要の準備における流れや費用面にもあわせて解説します。

こんな人におすすめ

命日や法要について詳しく知りたい人

年忌法要はいつまで行えばよいかわからない人

法事の流れや準備について知りたい人

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命日・法要について知ろう

初めて命日や法要を迎える方、知識を深めたい方のために概要をまとめています。法要の種類にも触れているので、それぞれの執り行うタイミングを確認しましょう。

命日とは

命日とは故人の亡くなった日を指します。加えて、毎年訪れる同日を「祥月命日(しょうつきめいにち)」ともいいます。例えば2月10日に亡くなった場合には、翌年以降の2月10日が祥月命日にあたります。

また命日には、毎月訪れる「月命日(つきめいにち)」があります。2月10日が命日の場合は、毎月10日が月命日にあたります。祥月命日を除くと毎月あるので、月命日は年間11回訪れます。

法要を行う意味

法要は故人を偲び、絆を再確認したり感謝を伝えたりするのが目的です。また遺族や親しくしていた友人とともに、故人の冥福を祈る行事でもあります。仏教には輪廻転生の教えがあるため、「無事に生まれ変わりますように」という思いを込めて法要を行います。

「法事」は法要と混同されやすい言葉ですが、供養だけでなく会食も含めた一連の行事を差します。

法要は大きく分けて2種類ある

法要は、大きく分けると「忌日法要」と「年忌法要」の2種類に分類できます。

忌日法要 ・死後100日目まで執り行う
・死後7日目の初七日(しょなのか)、死後35日目の五七日(いつなのか)、四十九日(しじゅうくにち)を含む
年忌法要 ・死後101日目以降に執り行う
・命日に合わせて数年に一度訪れる
・一周忌、三回忌、七回忌が挙げられる
・一般的に「三十三回忌」で弔い上げとなる

主な忌日法要

忌日法要の種類を下記の表にまとめました。

【忌日法要の種類】 【詳細】
初七日法要 原則死後7日目の法要だが、葬儀と同日にまとめて行うことも多い
四十九日 原則死後49日目の法要で納骨法要やお斎(おとき)、開眼法要といった複数の儀式をまとめて執り行うのが一般的
納骨法要 仏壇や祭壇に置いていた遺骨をお墓に納める儀式
お斎(おとき) 法要後に僧侶や参列者とする会食
開眼法要 お墓を立てたときや仏壇を購入したときに執り行う法要

主な年忌法要

年忌法要の種類と、執り行うタイミングを下記にまとめました。

【年忌法要の種類】 【執り行うタイミング】
一周忌 亡くなった翌年
三回忌 亡くなって満2年後
七回忌 亡くなって満6年後
十三回忌 亡くなって満12年後
十七回忌 亡くなって満16年後
二十三回忌 亡くなって満22年後
二十七回忌 亡くなって満26年後
三十三回忌 亡くなって満32年後

年忌法要はいつまで行う?

年忌法要には、独特の数え方があります。正しく供養するために、年忌法要の数え方や毎回執り行うべきなのか、いつまで続けるべきかを確認しておきましょう。

年忌法要の数え方

年忌法要の数え方には、特徴があります。故人の死亡した翌年は1周忌となりますが、2年後を3回忌で数えると覚えておきましょう。

つまり、年忌法要の数え方は「死後の年数+1」になります。「死亡後の年数=〇年忌」と計算しないように注意しましょう。

年忌法要は毎回行うべきか

七回忌、十三回忌、十七回忌と定期的に訪れる年忌法要ですが、毎回執り行うか迷う方がいるかもしれません。近年では、年忌法要を簡素化する傾向にあります。2つ以上の法要をまとめる「併修(へいしゅう)」や、遺族のみで法要を営む場合もあるでしょう。

ただし、年忌の浅いうちは個別に法要を行い供養するのが一般的です。また法要を縮小するタイミングは一周忌、あるいは七回忌からである、といったように遺族の意向によって異なります。

年忌法要はいつまで行うべきか

年忌法要は、基本的に三十三回忌や五十回忌を弔い上げ(最後の法要)とします。その頃には、魂も極楽浄土へたどり着き往生すると考えられているからです。

ただし高齢化社会となった現代では、高齢の遺族や友人により弔い上げの法要をするのが難しくなるかもしれません。状況によっては、三十三回忌を迎える前に弔い上げをすることになるでしょう。

命日の過ごし方

命日の過ごし方に特別な決まりはありません。遺族の習慣や意向、状況に合わせて故人の追善供養をしましょう。ここでは、祥月命日と月命日の一般的な過ごし方を紹介します。

祥月命日の過ごし方は?

年に1回訪れる祥月命日は、故人を偲ぶ日です。仏壇に手を合わせる、お墓参りをする、故人が好きだった食べ物や花をお供えすることによって、故人の追善供養になるでしょう。またお墓の後ろや横に塔婆(とうば)を立てて、塔婆供養(とうばくよう)する方法もあります。

追善供養は、故人の代わりに善行を積むことに繋がります。故人が成仏できるようにお祈りして、祥月命日を過ごしましょう。

月命日の過ごし方は?

一般的な月命日の過ごし方は、食べ物やお花を供えて焼香します。毎月訪れる月命日の場合は、親戚や友人を招かないことが多いでしょう。

いつもより仏壇をきれいに掃除したり、故人を偲んで手を合わせたりすることで供養になります。時間に余裕がある方は、お墓参りをして掃除やお供え物を置くとよいでしょう。

法事にはどんな準備が必要?

参列者を招いて法事をする際、前もって準備しておく必要があります。ここでは準備の流れや必要な費用について解説します。法事当日の流れも紹介しているので、事前に確認しておきましょう。

法事の準備の流れ

法事は、約2ヵ月前から準備を始めます。スムーズに進めるために、流れを把握しておくと安心です。

1.日程を決める

家族や参列者と相談して、予定を合わせましょう。

2.僧侶に依頼の連絡を入れる

僧侶に読経の依頼をします。菩提寺がある場合は、相談して日程を調整するのが通例です。

3.参列者をリストアップ

おおまかな人数を把握しておきます。ただし最終的な参列者の数は、案内状の返信を待って確認しましょう。

4.場所を決定し予約を入れる

法事の場所や会食の会場を決めて予約します。会食の予約時には、法事の目的である旨を伝えましょう。

5.案内状を発想

法事の日程や場所を記載した案内状を送ります。参加の有無を確認する「返信用はがき」を同封しましょう。

6.会食会場に参加者の数を伝える

返信用はがきで参列者の数を確認したら、会食会場に連絡します。

法事・法要のお布施の金額相場

法事・法要のお布施は、読経していただいたお礼として3万円~5万円を目安に渡します。お墓や納骨の開眼法要をまとめて執り行う場合は、それぞれ1万円~5万円多めに包むとよいでしょう。

ただし、お布施は僧侶に対する感謝の気持ちとして渡します。目安の金額はあくまでも参考程度に留めましょう。

お布施以外にかかる費用

法事・法要では、お布施のほかにお車代や会食代、返礼品代が必要になるでしょう。下記にそれぞれの目安をまとめました。

僧侶のお車代 5,000円~1万円
会食代 5,000円~1万円(※1人あたり)
返礼品代 2,000円~5,000円(※1人あたり)

お布施の包み方・渡し方

お布施は、奉書紙(ほうしょし)という和紙、もしくは白封筒に包みます。

<奉書紙の包み方>
・半紙を用意し、表を上にして中包みを作る(巻きつけるように折る)
・奉書紙を中包みにし、ツルツルの面を上にざらざらの面を下にする
・左、右、下、上の順番に折って包む

<白封筒の包み方>
・郵便番号の記載がない封筒を選ぶ
・「お布施」「御布施」と記載された封筒も利用可能

表には「お布施」+喪主の名前、裏面(もしくは中包み)には金額+喪主の住所を記入しましょう。なお金額の数字は、旧字の漢数字を用います。

法事の流れ

法事のおおまかな流れは、下記のとおりです。

1.参列者の着座・僧侶の入場
2.僧侶による読経
3.参列者による焼香
4.僧侶による法話を謹聴
5.僧侶の退場
6.遺族と参列者で会食
7.参列者に返礼品を渡し閉式

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まとめ

年忌法要は、三十三回忌をもって弔い上げとするのが一般的です。ただし遺族の事情に合わせて、縮小化したり早めに弔い上げにしたりする場合もあるでしょう。

故人を偲ぶ方法は、法要だけでなく仏壇やお墓の掃除、お供え物を用意することも挙げられます。遺族にとって可能な範囲で、追善供養の方法を選ぶのが大切です。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
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