献体を検討する際に知っておくべき知識|小さなお葬式のコラム

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作成日:2014.09.30  更新日:2017.11.22

献体を検討する際に知っておくべき知識

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献体を検討する際に知っておくべき知識

この記事は小さなお葬式が書いています

献体とは、亡くなった方の遺体を、医学の研究・発展のために提供することです。献体者となるには、亡くなる前から管理する団体へ登録をしておく必要があります。

献体は医学に貢献でき、意義ある行為ではありますが、献体した遺体はどのように扱われ、葬儀や供養はどのようになるのでしょうか。 この記事では、献体について知っておきたいこと、登録の手順、献体前の葬儀について、実際に献体を登録した方やご家族の声をご紹介します。

医学の発展に必要な献体

献体は、死後に遺体を解剖教室などに提供し、医学の発展に活かすことです。提供された遺体は、医学生や医師の研修などに役立てられ、医学の発展や優秀な医師の育成に貢献します。

献体を行うためには、生前から大学や関連団体に登録しておく必要があります。さらに献体実施時には、遺族や関係者の同意が必要です。

献体をする場合の注意点

遺骨はすぐに返還されない

遺骨の返還はすぐには行われません。これには理由があります。

(1)解剖には準備期間が必要
防腐処理などを施すための期間だけで、半年ほど見ておく必要があります。

(2)実習期間が長い
実習は段階的に行われるため、解剖は長期間にわたります。

(3)すぐに解剖が行われない可能性がある
解剖はカリキュラムで管理されているため、年度中の実習に間に合わなければ来年度に持ち越されます。これには、献体として保管されている遺体の数も大きく関係します。

これらの理由から、遺骨の返還は早くて1年~2年、長ければ3年以上かかってしまうこともあります。そのため、献体として遺体を提供する前にお葬式を執り行い、お別れの時間をとることをおすすめします。

肉親の同意が必要

申込書を記入する段階で肉親の同意が必要、さらに最終的に献体として提供する際にも肉親の同意が必要になります。 これは、献体を希望する人と、最終的に決定を下す人が異なるためです。
そのため、献体を希望するのであれば、生前から周囲の人たちに自分の考えを伝え、献体として遺体を提供することに十分理解を得ておく必要があります。

献体登録の手順

献体の登録方法について簡単にご紹介します。

(1)申込書の取り寄せ
献体篤志家(けんたいとくしか)の団体、あるいは医科・歯科大学に申込みをします。各都道府県の団体・大学に問い合わせれば、申込書を入手できます。手続きは各団体によって異なるため、申込む団体の様式に従ってください。

(2)申込書の記入
各団体へ、必要事項を記入した申込書を郵送します。この際、自分自身の捺印はもちろんのこと、肉親の同意の印が必要です。

(3)会員証の発行
申込書が受理されると、会員証(献体登録証)が発行されます。会員証は献体登録をしたという証明になるため、不慮の事故に備えて旅行先などにも持っていく必要があります。
また、この会員証には登録先の団体名や死亡時の連絡方法などが書かれているため、失くさないようにしましょう。

献体をする場合の葬儀

献体をするのであれば、葬儀は献体前もしくは献体後に行います。

葬儀後に献体として提供する場合

通夜・告別式などの通常の葬儀儀式を行った後に、献体として遺体を提供することができます。一般的な葬儀では出棺のあと火葬場に運ばれますが、献体の場合は登録先の各団体に運ばれます。

火葬は各団体によって行われるため、火葬費用や搬送費用を遺族が支払う必要はありませんが、通夜式や葬儀を行う場合は遺族が負担しなければなりません。

葬儀前に献体として提供する場合

この場合、葬儀は遺体がない状態で行うことになります。遺体を解剖した後、遺骨が返還されてから、改めて葬儀を行うこともできます。ただし、遺骨が返還されるまでには1年~2年かかってしまいますので、献体前に葬儀を行うと良いでしょう。

火葬費用や搬送費用は、葬儀後に献体する場合と同じく、各団体が負担することになります。

葬儀後に献体を行う場合の葬儀内容

葬儀後に献体として提供する場合は、通常の葬儀と同じく葬儀内容を決めておく必要があります。

「小さなお葬式」で実際にご提供している葬儀プランをもとに、それぞれの葬儀の内容についてご紹介します。

「小さな家族葬」プラン

一般的な内容の葬儀を、2日間にわたって行います。ご家族や友人・知人だけの少人数でゆっくりお別れすることができます。内容は一般的な葬儀と同じく、亡くなった後通夜式を行い、その翌日に告別式を行います。

小さなお葬式の家族葬

参考:小さな家族葬

「小さな一日葬」プラン

通夜式をせず、告別式を1日で行います。1日で葬儀を行うことで、費用面でも体力面でも負担を軽減できるため、近年選ばれるようになってきています。

小さなお葬式の一日葬

参考:小さな一日葬


実際に献体登録した方やご家族の声

ここでは、実際に献体の登録をされた方の声をご紹介します。

”「まっすぐに生きていけそうな気がしました。 (献体が)私が生きていく目標、生きる力になっている。」”
”「そのまま火葬されるよりも、人のためになるんだったら、自分の体のいいところが少しでも役に立てば。」”

引用元:http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3649/1.html

やはり、献体を通して人の役に立てるという点に大きな意義を感じられているようです。そして、それは今を生きるための力にもなっているとのこと。

ここからは、献体登録者のご家族の声もご紹介します。

”ただ、遺体がいつ戻るかが分からないので、そのあとのいろいろ(お墓などの関係)が 予定が立たないことに母や叔父たちは戸惑っていたようでしたが。 3年を過ぎた今、献体してもしなくても、その後には変わりがないと感じています。”

引用元:http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0819/435928.htm

献体の登録をするときには、家族へ献体後の流れについて詳しく知っておいてもら必要がありそうです。

”父が亡くなった時、生前の父の希望「病院にお世話になったから少しでも恩返しがしたい。その時には反対しないでほしい。」という遺志により、入院していた大学病院(逝去した場所)に献体しました。 結果的には、とてもよかったです。 父は亡くなった直後の顔は、娘の私でさえ見たことのない苦しそうな顔をしていました。 けれど、献体を終えた後、綺麗に死化粧をされて、非常に穏やかないつもの父の表情に戻って帰ってきてくれました。”

引用元:http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0819/435928.htm

献体すると解剖されるとはいえ、とても大事に扱われ遺族への配慮がなされているようです。

”私が高校生の時に祖母が病院で亡くなり、家族が駆けつけるとほぼ同時に、すぐに献体の職員?の方が霊安室にいらして、祖母は車に乗せられ、運ばれて行きました。車は普通の黒いワゴン車でした。 とにかく遺体の搬送がスピーディーで、あれよあれよという間に祖母は目の前から居なくなって、不思議な気持ちがしたのを覚えています。”

引用元:http://www.jineko.net/forum/すべての広場/4709/

なかには亡くなったことの実感をしっかりと得られぬまま、最期のお別れとなってしまった方もいらっしゃるようです。

あくまでごく一部の方の声ですが、献体へのイメージがより明確になったのではないでしょうか。

献体を考えるなら葬儀のことも検討しておきましょう

献体として遺体を提供することは、医学の発展や優秀な医師を輩出するために重要なことです。人の役に立ちたいと考える方には検討の価値があるでしょう。

しかし、献体をするのであれば考慮しなければいけないこともありますので、ご家族に対してしっかりと説明しておきましょう。

今回ご紹介した「小さなお葬式」の葬儀プランは、献体をする場合の葬儀にも対応しております。プランはどれも低価格で、葬儀に必要な品目がすべて含まれているため追加料金がかかりません。そのため、葬儀の知識がなく不安という方にも、安心してご依頼いただいております。

おかげさまで「小さなお葬式」は葬儀ご依頼実績累計10万件を突破いたしました(2017年3月末時点)。献体の前に行う葬儀についてご不明な点がございましたら、「小さなお葬式」へお気軽にご相談ください。


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