お葬式の状況次第では笑いそうになってしまう場面もあるかもしれません。では、お葬式で笑うという行為は不謹慎なのでしょうか。
この記事では、お葬式で笑うという行為についての考え方を紹介し、笑ってしまう原因、地域性、笑いを抑える方法や笑わないための対策などについて解説します。
こんな人におすすめ
お葬式で笑いを抑えるための対策を知りたい人
お葬式で笑う地域もあるのか知りたい人
お葬式の場で笑うという行為は、一般的には不謹慎であると考えられています。通夜や葬儀などの儀式は、厳粛に執り行われるのが通例です。
ただし、葬儀後の会食の席において、故人とのエピソードを語り合い、談笑するのは珍しくありません。故人と参列者のつながりを深め、笑顔でお別れすることがあってもよいとする考え方もあります。
お葬式の場で笑ってしまうのは、参列者が不謹慎であること以外に、他の理由がある場合もあります。ここでは、緊張や病気が関係している場合について解説します。
失笑恐怖症とは、笑ってはいけない場面で笑ってしまう病気です。強い緊張、不安、苦痛、恐怖などを感じているときに、そのストレスを回避しようとして自分の意思に関わらず笑ってしまう症状です。
笑ってはいけない場面とは、お葬式、叱られているとき、会議中などです。誰でもストレスは感じるものですが、特に強く感じてしまう人が失笑恐怖症になる場合があります。
不安や緊張を和らげるための自己防衛反応として、笑いがこみ上げてきてしまうという場合があります。自分が直面している事実から、自分を守るためのメカニズムです。笑うことを自分が望んでいない場面においても、脳が緊張を発散させようとして笑いが生じます。
ものの見方や現実の受け取り方に働きかけて、心のストレスを減らしていく治療方法を「認知行動療法」といいます。
「笑ってはいけない」という考え方ではなく、「笑ってしまったらこうやってごまかそう」や、「笑ってもかまわない」などと認知を変えていくことでストレスを緩和することができます。
お葬式で笑って故人を送り出すという風習のある地域もあることや、お葬式で笑うのは故人の年齢にも関係してくることについて解説します。事前に、地域のしきたりを確認しておくべきだということについても説明します。
お葬式で笑うという風習を持っている地域もあります。また、故人が長生きをして「大往生した」と捉えられるような場合では、長寿をねぎらって喜ぶという場合もあります。また、故人や親族の性格が陽気であった場合には、笑うことで弔うこともあるかもしれません。
自分が生まれ育った地域であれば、地元の葬儀にも何度か参列したことがあり、地域の風習にも通じているでしょう。
しかし、嫁ぎ先の葬儀などで、初めてその地方の葬儀に参列する際には、事前に風習やしきたりについて確認しておくと安心できます。参列してから、笑ってもよいとする風習などに戸惑わないように、準備をしておきましょう。
お葬式における地域独特の風習は、笑うということ以外にもさまざまなものがあります。独特な風習、香典にまつわる地域独自の風習について紹介します。
地域独自の変わった風習には、次のようなものがあります。
・故人だけではなく、葬儀の参列者も三角頭巾をつける。
・火葬してから通夜、葬儀を執り行い、終了後には墓地に埋葬する。
・喪主が白装束を着用する。
・出棺の際に茶碗を割り、棺を左に3回転させる。
香典にまつわる地域独自の風習は次のとおりです。
・紅白の水引をかけた不祝儀袋を使用する。
・故人が亡くなってすぐのタイミング、通夜、葬儀と3回香典を渡す。
・受付で香典の中身を確認して領収書を発行する。
・近隣住民が一律の金額を集めてまとめて香典とする。
・香典の金額を少なくして香典返しを辞退する。
お葬式で笑ってしまうことが心配な人は、あらかじめ笑いを抑える方法や笑わないための対策について知っておくことで、安心して参列することができるでしょう。
笑わないようにしようと我慢することで、かえってストレスが高まって、その状態から抜け出そうとして余計に笑いたくなってしまう場合があります。
そのようなときには、斎場の外でたくさん笑っておきましょう。トイレの個室などを利用して、会場に入る前に笑っておいたり、式の最中であればいったん外に出てトイレに行ったりすることもよいかもしれません。
葬儀でどうしても笑いがこみ上げてきてしまった場合には、ハンカチや手で口や顔を覆って、声を出さずに笑ってしまいましょう。実は笑っていたとしても、顔を覆っていれば泣いているように見せることができます。
笑ってしまいそうな気持ちを紛らわせるために、これまでのイライラしたエピソードや、考えただけで悲しくなる出来事、腹の立った経験などを思い出しましょう。
また、暗算などをして、目の前のこととは全く違うことに気持ちを集中させることも効果的です。
人は予想外の出来事に出会ったときに、笑いたくなることがあります。そのような事態を防ぐために、あらかじめ動画などでお葬式の予習をしておくという対策が効果的です。
お葬式の流れを調べておけば予想外の事態が減り、実際の斎場でスムーズに参列できるでしょう。
笑ってはいけないと思い詰めてしまうと、余計に緊張感が増して防衛反応が働いて、かえって笑ってしまうということにもなりかねません。
そうならないためには、あまり考えすぎないこと、仕方がないと開き直ってしまうことも大切です。そうすることでストレスが軽くなり、少しは気持ちが楽になれるかもしれません。
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お葬式で笑うという行為を不謹慎だと捉える方は少なくありません。しかし、地域によっては笑って故人を見送ろうと考える場合もあります。お葬式に参列する際には、地域性も踏まえた上で、失礼に当たらないよう振る舞うことも重要です。
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