葬儀で家を空ける場合、空き巣が入らないか心配になる人も多いでしょう。かといって留守番が必要なのか、誰に頼むべきかを悩んでしまうものです。
この記事では、葬儀で家を空ける際に留守番は必要か解説します。また、留守番を頼まれた際の役割や注意点についても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
こんな人におすすめ
葬儀で家を空ける際の防犯対策を知りたい人
留守番を頼まれた場合の対応を知りたい人
葬儀会場での防犯の注意点を知りたい人
葬儀で家を空けるのは不安に思う人も多いでしょう。実際に、葬儀中の留守を狙った空き巣が増えているのも事実です。ここでは、留守番の必要性や防犯対策について解説します。
葬儀を自宅で行わず、斎場で行う場合もあるでしょう。そういった際の、葬儀中の留守を狙った空き巣は増加傾向にあります。葬儀は家族全員が参加することが多いため、家に誰もいない状況になりやすいことが理由です。
しかし、どのようにして空き巣が留守の情報を知るのか疑問に思う方も多いでしょう。空き巣は、新聞や地域情報誌、葬儀社などが訃報を掲載した際に故人や葬儀の情報を調べて犯行に及ぶといわれています。
葬儀で家を留守にする場合は、防犯対策が必要です。戸締りをきちんと行うだけではなく、以下のような防犯対策も実施してみてください。
・忌中札を貼らない
・テレビや電気をつけっぱなしにする
・誰かに留守番を頼む
上記のほかにも、現金やキャッシュカードなど、貴重品が簡単に取り出せないような場所に保管しておくのもおすすめです。
防犯という観点から、留守番を頼める人がいるのであれば依頼すべきでしょう。また防犯対策のほかにも、自宅で精進落としを行う場合は、その準備も必要です。地域によっては遺骨を迎える準備もあるでしょう。そういった場合は、留守番を頼んだほうがスムーズに進みます。
留守番は最も信頼できる人にお願いするとよいでしょう。親戚に頼むことができれば安心ですが、お願いできない場合も少なくありません。
その場合は、貴重品をしっかりと管理したうえで、信頼できる友人にお願いするとよいでしょう。
「葬儀で盗むような人はいないだろう」と油断しないことが大切です。万が一盗むような人がいても、葬儀の参列者を疑うのは気が引けるでしょう。念のため、ここで紹介する防犯対策を心得ておきましょう。
葬儀では、喪主や遺族は参列者の対応で忙しくなります。そして自分の荷物の管理が疎かになってしまう場合も少なくありません。お財布やキャッシュカードなどの貴重品はきちんと自分で肌身離さず持っておくか、目に見える位置に荷物を置くなどして管理しましょう。
葬儀でスタッフを装って、香典を持ち去るという事件も増えています。受付を行う遺族をサポートするべく近づき、「香典を預かります」などと声をかけて盗む事件です。葬儀会場では、打ち合わせや挨拶の際にスタッフの顔をできる限り覚えておくとよいでしょう。
参列者を装って犯行をする人もゼロではありません。受付担当者に、「〇〇さんが呼んでいます」といった声かけをし、受付がいなくなったタイミングで香典を盗む事件です。
こういった事件もあるため、見知らぬ人から手伝いの申し出があってもきちんと断りましょう。
葬儀場では留守番が不要な場合もあります。しかし、遅れて焼香に訪れる弔問客への対応が必要な場合もあるでしょう。葬儀場で留守番が必要な場合は、事前に誰が残るかきちんと打ち合わせておくことをおすすめします。
葬儀で留守を頼まれた際は、何をしたらよいか分からないという人も多くいます。いざというときのために、ここで紹介する留守番係の役割を押さえておきましょう。
自宅に訪れた弔問客に式場を案内する役割です。葬儀開始直前には、「式場へ行く前に挨拶に来る人」「式場までの道が分からず自宅へ訪ねて来る人」「そもそも式場の場所がわからない人」がいます。そういった人が訪ねてきたら、丁寧に式場を案内しましょう。
何かしらの理由があって式場に行けない弔問客が、自宅を訪ねて来ることがあります。そのとき、香典や忌電を渡された場合はきちんと預かりましょう。「忌電を渡された場合は開封してほしい」と喪主から頼まれている場合は、開式時間や発信人などを考慮して、式場に連絡します。
留守番中に電話があった場合は対応しましょう。電話をかけてきた相手に「事情があって留守番を頼まれている」と伝え、用件があれば聞いてメモを取ります。急ぎでなければ、葬儀に出ている家の人が帰ってきた際に報告しましょう。
葬儀開始時間になったら、留守番を頼まれている人も仏壇に焼香します。臨終直後に仏壇を閉める場合がありますが、この場合は葬儀終了時間になったら仏壇を開けましょう。そして、ろうそくと線香をあげ、水やご飯を供えます。
葬儀が終わって遺族が戻るまでに、掃除や食事の準備、中陰壇の設置・管理などをしておきましょう。準備する内容は、事前に遺族と打ち合わせておきます。基本的には、食事やお風呂の準備などは帰宅時間に合わせて行い、万全な状態でお迎えするようにしましょう。
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葬儀中の留守番を頼まれる機会は滅多にないでしょう。しかし、万が一のことを考え、注意すべき点を押さえておくことが大切です。ここで紹介する2つの注意点を押さえておきましょう。
斎場に行くわけではないため服装に特別な決まりはありませんが、喪服を用意できるのであれば着用するのが賢明です。または、黒や無地の紺といった色合いが地味な服装でもかまいません。
必要な持ち物は、数珠やハンカチ、香典などです。香典を受け取らないケースも増えているため、どうすべきかは事前に確認しておくとよいでしょう。
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決まりはありませんが、留守番を引き受けてくれた人へお礼をするほうがよいでしょう。お礼の内容や金額は引き受けてくれた人との関係性にもよりますが、タオルや石鹸などの日用品やお菓子、カタログギフトなどがおすすめです。忙しい中、1日留守番を引き受けてくれたことに対し、感謝の気持ちを伝えましょう。
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葬儀で家を空ける際に、空き巣の心配がある場合は、信頼できる人に留守番を頼むとよいでしょう。また、葬儀後に自宅へ弔問客を招く場合も同様です。葬儀で留守番を頼まれた場合は、何をすべきかきちんと打ち合わせをし、この記事で紹介した役割や注意点も参考にしてください。
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