仏壇の正月飾りはどのように準備する?お供え物の種類やマナー、注意点を紹介

仏壇の正月飾りはどのように準備する?お供え物の種類やマナー、注意点を紹介

正月には「正月飾り」として、神棚や玄関に鏡餅やしめ飾りを置くのが一般的です。しかし、「仏壇はどのように飾ればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、仏壇の正月飾りをどのように飾るのかについて解説します。また飾る時期や注意点についても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

<この記事の要点>
仏壇に祀る基本のお供え物として、五供(香・花・灯明・水・飲食)がある
正月飾りは12月13日から12月28日までに飾るとよい
12月29日や12月31日に正月飾りを準備することは避ける

こんな人におすすめ

仏壇の正月飾りに悩んでいる方

仏壇の正月飾りの準備を始めようとしている方

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仏壇の正月飾りはどうすればいい?基本のお供え物

まずは仏壇に祀る基本のお供え物を知っておきましょう。宗派によって異なる場合もありますが、お供え物は「五供(ごくう)」と呼ばれる「」「」「灯明」「」「飲食」が基本です。ここでは、五供についてそれぞれ紹介します。

香とは「線香」のことです。仏様は線香の香りを食べるとされています。また線香の香りはお供えした人や周囲の人の心身を清め、線香の煙は現世と浄土をつなぐともいわれています。

仏壇やお墓にお供えする花を「供花(くげ)」と呼びます。花立を2つ用意し、仏壇の両脇に飾りましょう。棘がついたものや毒のある花、匂いの強い花でなければ基本的にはどんな花でも問題ありません。故人が生前に好きだった花を選ぶのもよいでしょう。

正月が感じられるように普段より豪華にするのもおすすめです。ただし、喪中の場合は控えめにしましょう。

灯明

灯明は「ろうそく」のことです。ろうそくの火は「仏様のいる場所を明るく照らす」「礼拝する人の煩悩を照らす」「人生の儚さを表す」などといわれています。

また正月用として、蒔絵をあしらったろうそく等を使うと華やかになるでしょう。

お供えするお水やお茶のことを仏教では「浄水」と呼びます。浄水は「仏様の喉を潤す」「礼拝する人の心を洗う」といった意味合いが込められています。浄水は水道水でも構いませんので、朝一番に汲んだお水をお供えしましょう。

飲食

仏壇にお供えするご飯を「仏飯」と呼びます。仏飯は私たちが普段食べている主食をお供えするのが基本で、自分たちが食べる前にお供えします。仏様はご飯の香りを食べると言われているため、炊き立てのご飯を朝・夕にお供えしましょう。お供えした仏飯は長時間仏壇に置かずに、手を合わせてから下げていただくことがよいでしょう。

また正月には「おせち」や「お雑煮」といった家族で食べる物をお供えする家庭もあります。

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仏壇の正月飾りで準備するもの

基本的に鏡餅やしめ飾りなどの正月飾りは、正月だからといって仏壇に飾る必要はありません。

ただし、ご先祖様と向き合い、気持ちよくお正月を迎えるためにも正月らしい飾りをしてみてはいかがでしょうか。ここでは、正月飾りで用意するものを紹介します。

打敷(うちしき)

打敷とは仏壇に飾る荘厳具の一種で、「内敷」「内布」「打布」とも呼ばれます。金襴で織られた華やかなデザインが特徴的で、お彼岸やお盆、正月といった特別な日に使用します。打敷は具足をお供えする前卓、上卓に敷くのが基本です。

高坏や供物台

高坏(たかつき)はお菓子や果物など、お供えする食物を盛る台のことです。供物台も同様に、仏様へのお供え物を置く台です。お正月になるとお供え物の量も増え、「お菓子や果物の置き場所がない」と困る可能性があるため、事前に高坏や供物台を用意しておきましょう。

鏡餅

鏡餅は大小二つの円形の餅を重ねたもので、正月飾りの定番です。鏡餅は穀物神である「年神様」へのお供え物であるため、基本的には神棚に飾ります。とはいえ、仏壇に飾っても問題はありません。なぜなら「お餅」は仏教においては鏡餅に幸福や恵みをもたらすと考えられており、お供えとしても重要視されているためです。

家庭や宗派によって異なる場合もあるため、不安な方は親族や菩提寺に確認するとよいでしょう。

しめ飾り

一般的に仏壇に飾るものではありませんが、しめ縄は正月飾りの定番であるため押さえておきましょう。しめ縄は年神様を迎えるための神聖な場所であることを示す神祭具です。魔除けの役割も果たしており、基本的に神棚や玄関に飾ります。

仏壇の正月飾りに関するマナーや注意点

仏壇の正月飾りには準備する時期や仏具についての注意点があります。ご先祖様に失礼のないよう、ここで紹介するポイントを押さえておきましょう。

正月飾りを準備する時期

正月は年賀状の作成や大掃除などで忙しいことも多く、早めに正月飾りを準備したいと考える方もいるでしょう。正月飾りは12月13日の「正月事始め」から飾り始めることができます。現代ではクリスマスが終わってから飾り始める家庭が多い傾向です。

しかし、12月29日や31日は飾る日として避けたほうがよいと言われています。29日は「2」と「9」が「二重に苦しむ」と連想されて縁起が悪いとされているためです。31日は「一夜飾り」といわれ、歳神様をお迎えするのに適していないとされています。

12月28日は末広がりの「八」という数字が入っていることから縁起が良いといわれています。できるだけ28日までに飾りましょう。

仏具を五具足にする

お供え物の基本は「五供」であり、使用する「香炉」「花瓶」「ろうそく立」といった仏具は「三具足」と呼ばれます。通常は「三具足」で構いませんが、法要や正月など特別な日には「香炉」「花瓶一対」「ろうそく立一対」を加えた「五具足」を用意しましょう。

ただし、仏壇にスペースがない場合は三具足のままで構いません。

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正月飾りはいつまでも飾らない

門松やしめ飾りといった正月飾りは「松の内」と呼ばれる期間までに外しましょう。松の内は12月13日の「正月事始め」から神様がお帰りになる「1月7日」までの期間を指します。

ただし、一部地域では1月15日までとする場合もあります。鏡餅は1月11日に鏡開きをして食べるのが一般的です。

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まとめ

一般的に正月飾りは神様へのお供え物であるため、仏壇に正月飾りをしなければいけないルールはありません。しかし、仏壇も正月用に華やかにすることで、正月のお祝い気分を仏様にも感じてもらえるでしょう。

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