元横山町会館
- / 東京都・八王子市
故人様の旅立ち、そしてご家族様の明日を支えていきたい
今回、「元横山町会館」をインタビューさせていただきました。1907年の創業以来、地元密着で一般葬から家族葬まで幅広く対応してきた式場で、お客様に対するスタッフの想い(どういった気持ちで日々取り組まれているのか)や最近のお葬式のご利用傾向など、実際に葬儀をご検討の方が気になることについて現場のリアルな声を聞かせてもらいました。
最大500人収容のホールで”1日1組限定”の葬儀を
座席数は120席あり、最大500人まで収容可能な1日1組だけの葬儀を行える会館です。1907年の創業以来、当社が100年以上にわたって守り続けているポリシーです。現在の式場は1993年にリニューアルしました。八王子駅から徒歩9分と好アクセスですが、駐車場も40台分を完備しています。館内はバリアフリーで、どなたにもご利用いただきやすい環境です。もちろん食事会場やバスルームもあり、通夜の晩は、ご家族様が泊りがけで故人様に付き添っていただくことが可能です。また、隣には自社の安置施設もあります。
そんな館内は、温かい雰囲気作りにこだわり、じゅうたんを敷いております。また、祭壇をより華やかに見せることも大事にしています。たとえお花が少なくても、配置や照明の工夫で見映えさせるノウハウを、代々の社長が受け継いできました。
気持ちを込めてお祈りできるよう、儀式の“意味”までご説明
私たちのモットーは、ご家族様が“最後のお祈り”で気持ちを込められるように寄り添うことです。そのため、一つひとつの儀式の意味まで丁寧にご説明しています。仏教式では、特に重要な場面が3つあります。1つ目は最初のお線香です。故人様に亡くなったことをお伝えし、「“これから送り出す準備をするよ”と気持ちを込めましょう」とご説明します。納棺は、棺に入れる旅支度を、ご家族様が「庭仕事は、この手ぬぐいをかけていたね」などと、故人様を思い出しながら選ぶことが大切です。
そして最後は、葬儀終盤の“引導”です。これは僧侶が魂を送り出す儀式ですが、意味を理解していると、引導の瞬間に心から「ありがとう」と念じられます。このときの“最後のお祈り”が、故人様が旅立つ大きな後押しになり、ご家族様にとっても「送り出せた」という満足感につながると思うのです。「ここまで教えてくれる葬儀社は初めて」と、多くのご家族様に喜ばれます。
ご家族様が前を向いて歩き出すために、満足のいく葬儀を目指す
当式場は、地元の方を中心に、60~70名規模の一般葬に多くご利用いただいています。とはいえ最近では、30名規模の家族葬や数人の火葬式でのご利用もいただいております。その形はさまざまで、火葬式でも祭壇をご用意し、納棺することもあります。以前、他社で火葬式を2回され、当式場では初めて火葬式を行われたご家族様に「納棺がとても丁寧でうれしい」と喜ばれたことがありました。故人様の大好物だった磯辺焼きをご家族様に作ってきていただくことを提案し、旅のお供に納棺する......これだけではありますが、今までになくご満足いただけたようでした。
大事なのはお花の数や派手な演出ではなく、お気持ちだと思います。葬儀に満足できれば、その後のご家族様の過ごし方も変わります。49日間、故人様にエールを送りながら、ご自身も前に歩き出せると思います。これからもみなさまにご満足いただけるよう、精一杯お支えしていきます。
インタビュアーからの感想
(小さなお葬式 取材担当)
インタビューした葬儀場はこちら
元横山町会館
- 住所
- 〒1920063 東京都八王子市元横山町2-14-19
- 駅からの距離
- 八王子駅から 徒歩約9分
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通話料無料
私自身、これまで大切な人を仏教式で何度も見送りましたが、“引導”という儀式を深く理解していませんでした。葬儀の最後、確かに、お坊さんが立ち上がり、それまでと調子の違うお経を唱えていました。しかし、その最も大切な場面で、私はただ茫然と座っていました。
納骨が終わってもなお、お別れできた気がしなかったことが、今も悔やまれます。あの時、私も「今までありがとう。安心して先に行ってね」と、気持ちを込めてお祈りできていれば、と思いました。これから葬儀をお考えの皆様には、ぜひ当式場で一度お話を聞いていただきたいです。
2020/08/01