お墓のデザインを紹介!お墓を建てるならデザインも選ぶ時代
供養

作成日:2021年11月24日  更新日:2021年12月13日

お墓のデザインを紹介!お墓を建てるならデザインも選ぶ時代

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寺院や霊園に行くとさまざまなお墓を見ることができます。現代では、デザイン性のあるお墓も多く、自分の気に入ったデザインのものを建てる人も増えてきています。デザイン性の高いお墓の需要はこれからも高まることでしょう。今回は、お墓のデザインについて注意点もあわせて解説します。

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【もくじ】
お墓の歴史とデザインの変遷
【デザイン①】和型墓石
【デザイン②】洋型墓石
【デザイン③】オリジナル墓石
墓石のデザインを決める際の注意点
まとめ

お墓の歴史とデザインの変遷

お墓のデザインをどうするか決める前に、まずはお墓の歴史について知っておくことが大切です。お墓の歴史について学ぶことで、現在までのデザインの移り変わりがわかります。お墓を理解しておくと、デザインを決める際にきっと役立つでしょう。

紀元前~江戸時代

墓石の歴史は古く、その原型はブッダが入滅した際に埋葬された場所に建った「ストゥーパ」です。これは、卒塔婆(そつとうば)とも称されます。

江戸時代まで「ストゥーパ」を原型に墓石は作られてきました。そして、墓石は供養塔と考えられるとともに、層塔と呼ばれる何層かに分かれたデザインが多かったようです。現在よく見る墓石は、板碑(いたび)と呼ばれる供養塔や位牌を模して作られています。

江戸時代中期には、今の日本の一般的な型である「和型墓石」が建てられはじめました。

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戦後~現代

戦後の日本ではデザイン性のある墓石が建てられはじめましたが、建てられたお墓を撤去する文化が日本にあまり根付いていないことも相まって、現代でも昔ながらの和型と呼ばれる角柱が一般的なお墓として定着しています。

【デザイン①】和型墓石

日本のお墓の一般的な型は、和型墓石と呼ばれるデザインです。江戸時代中期に建てられ始めたといわれる形式であり、3段から4段構成のそれぞれが名前と意味を持っています。

和型墓石の詳細

和型墓石における3段墓の基本的な構造としては、1番上に家名などが彫刻さえた板碑(竿石)、2段目が上台石、1番下が中台石となっています。それぞれが上から、「天」(家族円満)・「人」(人望・出世)・「地」(財産維持)を表しています。

3段墓
1段目 板碑(竿石):「天」(家族円満)
2段目 上台石:「人」(人望・出世)
3段目 中台石:「地」(財産維持)

4段墓は上から順に竿石、台石、中台石、芝石です。3段墓とともに、洗練された形が魅力的で長い歴史があり、墓石の形として現在も非常に人気があります。なお、大島石や紀山石などの白系の石種が使われることが多く、インド赤など色味の強い石種はあまり好まれません。

4段墓
1段目 竿石
2段目 台石
3段目 中台石
4段目 芝石

大きさは、8寸角(24cm)、9寸角(24cm)、1尺角(30cm)といった呼ばれ方をしており、竿石の横幅を基準としています。一般的に8寸角から1尺角のものが多く、同じ霊園でも区画によって大きさが左右される和型墓石が多いです。

和型墓石の前に備えられるものとしては、「香炉(こうろ)」と呼ばれるお線香をたくためのものや、生花を飾る「花立(はなたて)」、水を入れておく「水蜂(みずはち)」、墓石の前に置かれている「排石(はいせき)」といったものがあります。

正面に彫刻する内容は、家名を入れるのが通例です。また、宗派によっては「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」などの文字が彫刻されることもあります。

各地域によってお墓のあり方が多少異なり、西日本ではすでにある墓地に新しくお墓を建てることが多く、また地方部では和型墓地が多いという統計結果が出ています。

【デザイン②】洋型墓石

洋型墓石は、和型墓石と比較すると斬新でスタイリッシュなデザインが特徴です。最近は日本でも多くの方々に人気があります。これらは、供養の多様性といった時代の流れに適しているともいえるでしょう。

洋式墓石は和型墓石に比べると横長で背が低く、どっしりとした形で作られているものが多くあります。その形状からモダンな雰囲気があるとともに、重心が低いため地震にも倒れにくいといったことから人気です。

洋型墓石にはストレート型とオルガン型がある

洋型墓石は、大きくわけてストレート型とオルガン型の2種類です。ストレート型は、竿石がほぼ垂直に建っている構造であり、さらに以下の3つに分類されます。

・洋一段ストレート型 下台の上に直接竿石が重ねられていて、中台のない形となっている
・洋ニ段ストレート型 洋一段ストレート型の形状に中台が入って2段式になっているもの
・洋ニ段ストレート型
(水垂加工、あるいは亀腹加工タイプ)
切り出した石材を部分ごとに組み上げていく前に、水垂や亀腹の加工を入れたもの

水垂加工とは、墓石の台をなだらかに斜めに仕上げることをいいます。水垂加工にすることで水はけがよくなり、汚れやシミをつきにくくすることが可能です。

亀腹加工とは、亀の腹部のような丸みの帯びた加工をすることです。水はけをよくするとともに、角の割れを防止してくれる効果もあるため、手入れの手間を省けるでしょう。

次にオルガン型とは、斜めに加工されている竿石の前部がオルガンのような形をしているものをいい、以下の3つに分類されます。

・洋一段オルガン型 中台がなく、直接竿石の下が接下台になっているもの
・洋ニ段オルガン型 洋一段オルガン型に中台が入ったもの
・洋ニ段オルガン型
(水垂加工、あるいは亀腹加工タイプ)
洋ニ段オルガン型に水垂や亀腹の加工を入れたもの

洋型墓石の詳細

洋型墓石のしくみを部位別に解説します。

和型墓石と同じように、一番大きな石材で文字などが描かれている部分が竿石です。竿石に描かれる文字には決まりごとはなく、好きな文字を自由に表記できます。洋型墓石では、故人への想いを込めたメッセージが描かれるのが一般的であり、自由な文字を入れることができるのも、人気の理由のひとつです。

文字の例をいくつか紹介します。

1文字 「夢」「喜」「絆」「心」「愛」など
2文字 「希望」「感謝」「永眠」「平安」など
3文字以上 「一期一会」「諸法無我」「心やすらかに」など
句や文 「やすらかにここに眠る」「あなたに会えてよかった」など

竿石の下には「中台」があるパターンもあり、その下には「下台」があります。どれも和型墓石より横幅が広く平たい形となっています。一般的には下台の上に、供花するための花立や水鉢を置きます。そして墓石の前に拝石があり、その上の部分に香炉を置くのが一般的な構成です。

拝石とは、参拝に来た人がのる石のことで、他の墓石と違い足元が滑りにくいザラザラとした質感が特徴です。また、遺骨を収納しているカロートを墓石の地下に設置している場合は、拝石が蓋としての役割も持っています。

【デザイン③】オリジナル墓石

最近では、自由な発想を活かしたオリジナル墓石が注目を集めています。ニューデザイン墓石ともいわれており、時代の背景とともに変わりつつあるお墓のあり方のひとつでしょう。

ニューデザイン墓石

「故人の在りし日を感じていたい」といった発想から、故人にまつわるさまざまなものを表現したお墓のことを指します。故人をイメージしたデザインとなるため、生前の故人が大切にしていたものや大好きだったものが選ばれることが多いです。

CADや3Dシミュレータなど、さまざまな最新技術を使った設計が可能となったことに伴い、デザインにこだわりを持てたり、複雑性を求めたりすることが可能になりました。また、事前にパソコン上で完成品に近いお墓を確認することもできるようになっています。

ニューデザイン墓石の参考例

お墓参りをするたびに、故人を感じることができるものがよいでしょう。例えば、生前に愛煙家であったならばタバコをイメージしたデザインにしたり、お酒が大好きであったならば徳利の形にしたりするなどがおすすめです。

最近人気の彫刻としては、お花があります。特に和を感じることができる「桜」や清潔感あふれるイメージのある「百合」、お釈迦様を連想するような「蓮華」などは、とても人気です。お花を彫刻にするときには、花のイメージや花言葉といったことを考えて決めるとよいでしょう。

海外では、とても驚くようなデザインも見受けられます。例えば、バイクやサッカーボール、ビリヤードなどの造形を模したお墓です。なかには、故人をモデルにした銅像のような等身大の墓石もあります。また墓石というと石材のみを連想しますが、水色や緑色のガラス素材の墓石や、宝石を散りばめた加工も可能です。

墓石のデザインを決める際の注意点

オリジナルデザインのお墓が登場してから、石材店では幅を利かせた対応をすることになりました。しかしそれに伴い、意匠に関するトラブルも年々増加中です。

石材店がお客様の注文に応えるために、他社製品のデザインを真似て作ることも多くなってきています。しかし、意匠登録を他社が済ませているにも関わらず真似てしまうと、意匠権に抵触してしまう可能性があるため注意しましょう

意匠権とは、製品や商品のデザインについて独占権を認める制度であり、意匠権を取得すると、意匠権者はそのデザインを独占的に使用することが可能です。

意匠権を侵害したと判断された場合には、損害賠償や使用の差止などを求められる場合も考えられます。類似のものがあると知らなかった場合でも、損害賠償を求められることもあるでしょう。お墓を見に行った際に素敵な墓石を見つけ、それを真似て作ってもらうと、トラブルに巻き込まれることも考えられるため慎重に判断しましょう。

まとめ

今回は、お墓のデザインを紹介するとともに注意点もあわせて解説しました。昨今では、新しく墓石を作るときには、デザイン性もひとつの選定基準です。

小さなお葬式ではお墓についてのさまざまなご相談を受け付けています。また、お墓に関する質問はもちろんのこと、葬儀や供養なども心を込めて対応いたします。お気軽にお問い合わせください。

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