仕事や子育てを終えたあと、自由に使えるようになった時間をどのように使うか迷う方も多いでしょう。老後の時間は「趣味」にあてることがおすすめです。
「趣味」を持つことは老後の人生が豊かになる上、健康維持にも繋がります。趣味は、老後を元気に過ごすための秘訣とも言えるでしょう。元々趣味を持っていた方も、新しいことにチャレンジすることでより楽しみが増えるかもしれません。
そこでこの記事では、老後におすすめの趣味を目的別に紹介します。老後の楽しみや健康維持のためにも、自分に合う趣味を探してみましょう。
<この記事の要点>
・趣味は心と体を活性化させ、認知症予防によいと言われている
・体を動かすことが好きな場合は老後の趣味として、ウォーキングや登山などがおすすめ
・自宅でもできる老後の趣味として、ガーデニングや囲碁・将棋、読書などがおすすめ
こんな人におすすめ
老後の趣味を探している人
老後の時間に何をしようか考えている人
老後の趣味にはどのようなものがあるのか知りたい人
老後の心配事と言えば「痴呆」や「体力の低下」などの健康問題が挙げられます。老後は家に居ることが増え、人と関わることも減ってしまったという方も少なくありません。このことが健康に大きな影響を及ぼすと考えられています。
これらの健康問題を解消するポイントとなるのが「趣味」です。老後の趣味がなぜ健康維持に繋がるのか、解説していきます。
趣味は単なる楽しみのためだけでなく、心と体を活性化させる効果があると期待されています。特に「認知症予防」によいと言われており、趣味を楽しむことが認知機能の低下をおさえるというデータも発表されています。
認知症予防という観点で趣味を選ぶ場合は「生理的アプローチ」と「認知的アプローチ」の2つを意識するのがポイントです。生理的アプローチは脳をよい状態に保つことであり、有酸素運動などが有効であるといわれています。
認知的アプローチは、認知機能を使うことで認知機能の維持、また改善を図ることです。趣味探しのコツとしてご参考ください。
老後の趣味をこれから探す場合は、外に出る、人と触れ合うことを重視してみましょう。社会的孤立や閉じこもり傾向にある高齢者は、そうでない方に比べて死亡リスクが約2倍にもなるとのデータが東京都健康長寿医療センター研究所から発表されています。
外出頻度や他者との関わりは、心身の健康を保つのに重要なポイントです。これらのポイントをおさえた趣味は、健康維持に有効といえるでしょう。また、外に出ることで体力維持の効果も期待できます。
「どんなことを趣味にすればよいか分からない」と迷う方も少なくはありません。その場合は、健康面を意識して探してみましょう。
ここからは、老後におすすめの趣味を紹介します。まずは趣味のなかでも「アクティブ」なものを見ていきましょう。アクティブな趣味は体を動かすことが多いため、体力維持にもおすすめです。
「体を動かすことが好き」「これまで訪れたことのない場所に行ってみたい」といった思いを抱く方は、ぜひこの項目をご参考ください。
体を動かすことが好きな方は、ウォーキング・ジョギングがおすすめです。特にウォーキングは体への負担も少ないため、無理なく日常に取り入れることができるでしょう。どちらも有酸素運動であり、生活習慣病の予防にも繋がるので健康を意識する方に適しています。
また、ウォーキング・ジョギングは費用があまりかからない趣味です。運動着と運動靴さえ揃えればすぐに始めることができるので、あまりお金をかけたくないという方にもおすすめできます。
外出することが減ったと感じる方は、ウォーキング・ジョギングを始めて外に出てみましょう。よい気分転換にもなります。
もう少しハードに体を動かしたい方には、登山がおすすめです。登山は長い距離を歩いたり上下運動を繰り返したりするため、足腰をかなりの頻度で使うことになります。足腰を丈夫にしたい、筋肉を適度に刺激して鍛えたいという方に適しているでしょう。
しかし、運動不足気味という方はいきなり山に登ってしまうと足腰を痛めてしまう可能性もあるので注意するようにしましょう。
体を慣らした上で初心者向けコースを選べば適度な運動になり、体力維持の効果が期待できるでしょう。登り切ったあとの達成感や、山の絶景を堪能することもできます。
芸術に触れる機会を与えてくれる美術鑑賞は、外出を伴う趣味になるのでよい気分転換にもなります。美術作品を眺めるだけでなく、解説を読んで時代背景を理解することでより鑑賞を楽しめるでしょう。
美術館の入館料は高齢者の方は無料、あるいは割引で安くなっている地域もあります。住んでいる場所から離れた場所にあると交通費はかかってしまいますが、比較的費用が安くすむ趣味といえます。
美術鑑賞は家族や友人とでかけるきっかけにもなります。絵画などの芸術に興味がある方は、近くの美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。
神社・仏閣巡りは、老後の趣味としてよく挙げられるもののひとつです。日本の歴史や文化に触れることができ、家族や友人たちとのよい思い出作りにもなるでしょう。
神社やお寺の厳かな雰囲気から非日常を楽しむために訪れる方も珍しくはありません。また、なかには参拝の証としてもらえる「御朱印」集めを目的としている方も存在します。
神社やお寺は日本のさまざまな場所に存在します。場所によって費用が高額になりますが、無理のない範囲で日本各地の神社・仏閣を巡ってみましょう。
家族との思い出作りがしたい、これまで訪れたことのない場所に行ってみたいという方は、旅行を趣味にするのがおすすめです。定期的な旅行は生活にもハリが出ますし、人生を豊かにしてくれるでしょう。
温泉旅行や観光地巡りなど旅行の目的はさまざまです。その土地の食べ物や初めて見る景色に感動することもあるでしょう。最近では介護が必要な方でも楽しめるよう、バリアフリーを取り入れた宿泊施設も増えてきています。
行く場所によって高い費用が必要になることもありますが、無理のない範囲で計画を立ててみるのもおすすめです。
外に出て楽しめる趣味は多く存在しますが、今は新型コロナウイルスの影響で外出しにくい状況です。楽しみが減ったと落胆する方もいるのではないでしょうか。
そんな方は「自宅」でできる趣味を日常に取り入れてみましょう。自宅でできる趣味は、リラックスしながら、またのんびりしながら楽しめるというアクティブな趣味とは別の魅力があります。
自宅でも運動効果が期待できる趣味を取り入れたい方は、ガーデニングがおすすめです。屈伸を繰り返したり土を運んだりするので、予想よりも多くの運動量が必要になります。自宅でできる趣味ではありますが、外に出るため日光浴にもなるでしょう。
自然に触れるよい機会になりますし、美しい庭を作れたという達成感も味わえます。種、苗、スコップなど必要になるものはありますが、高額な費用がかかることはありません。
庭のスペースに余裕がある方は、野菜作りなどに挑戦してみるのもおすすめです。庭がない方でも、プランターを購入すれば園芸の楽しさを体験することはできます。
囲碁や将棋は、頭を使い考えながら進めていくゲームです。そのため、楽しみながら認知機能低下をおさえてくれる効果が期待できるでしょう。高齢者の趣味と思われがちの遊びですが、最近では若い年齢層の方からも注目を集めています。
家族や友人と対戦することでコミュニケーションをとることもできますし、ルールを覚えれば将棋の観戦も楽しむことができるでしょう。
一人でもインターネットを利用すればさまざまな人と対戦することができるので、長く楽しむことができます。費用もあまりかからず、コストパフォーマンスの良さも魅力のひとつです。
のんびりと自由な時間を楽しみたい方は、読書を趣味として日常に取り入れてみましょう。本で得た新たな知識は、老後の人生でも役立ちます。世の中にはさまざまなジャンルの本が存在するので、読書は長く楽しめる趣味としてもおすすめです。
また、読書には脳を鍛える効果があるともいわれています。認知症予防の対策としても、取り入れる価値はあるでしょう。本は購入してもよいですが、図書館を利用すれば費用がかかることはありません。
家族や友人間で本を共有すれば、話題のきっかけにもなるでしょう。本の感想を誰かと言い合うのも、楽しみ方のひとつです。
映画は年齢問わず楽しめるものなので、映画鑑賞が趣味という高齢者の方も少なくありません。家族とのコミュニケーションにもおすすめの趣味です。新しい作品に触れることは、よい刺激にもなります。
最近はインターネット上でも映画を楽しむことができます。インターネット環境を揃える必要はありますが、外出の心配をせず楽しむことができるのは魅力です。
楽しみながら認知症予防もしたいという方は、脳トレを始めてみましょう。脳トレと一口に言っても種類はさまざまです。クロスワードやジグソーパズルなど、自分が楽しめそうなものを選ぶことができる趣味でもあります。
最近では、脳のトレーニングによいスマートフォンのアプリケーションが多くリリースされています。子供や孫にスマートフォンの操作を聞きながら挑戦すれば、家族間のコミュニケーションにもなるでしょう。
挑戦するものによっては、時間と場所を選びません。手軽にできる趣味として取り入れやすいのもポイントです。
家族や友人と趣味を楽しみたいと思う方は多いでしょう。実際に、趣味の多くは誰かと共に楽しめるものが多いです。なかには、それだけでなく新しい出会いや発見を得られるような趣味も存在します。
新たな出会いや発見は、自分の世界をさらに広げてくれるでしょう。刺激を求める方は、この項目で紹介する趣味も参考にしてください。
カメラは幅広い世代に人気の趣味です。家族や友人との思い出を形に残したいという方におすすすめできます。何気ない日常も、写真に残すことで新たな発見を得られるかもしれません。
その発見を家族や友人に共有したり、思い出を振り返ったりといった楽しみ方もできるでしょう。カメラを趣味にすると積極的に外出もするようになるので、健康維持にもおすすめできます。
デジタルカメラやスマートフォンで気軽に撮影できるのも魅力です。本格的なカメラに挑戦してみたいという方は、一眼レフなどに手を出してみるのもよいでしょう。カメラは奥が深く、学ぶことも多くあります。
最近は、高齢者向けのSNS・パソコンを学べる講座を開催している教室も多いです。パソコンの扱い方を学び、SNSを趣味にしているという方も少なくはありません。SNS・パソコンのスキルは、情報収集に役立ちます。
また、この知識は高齢者を狙った詐欺被害防止にも役立つでしょう。SNSの扱いを学べば、話し相手ができたり同じ趣味を持つ人と話せたりするきっかけも得られます。新たな出会いを求めてSNSを始める高齢者の方も、最近では珍しくありません。
SNSやパソコンの扱いは苦手という方も、定年退職を機に学んでみるとよいでしょう。知識だけでなく、嬉しい出会いが待っているかもしれません。
老後もメリハリのある暮しがしたいと考えている方は、地域ボランティアへの参加を趣味として取り入れるのもおすすめです。外に出ることで体力維持ができますし、なにより地域の人たちとの繋がりができるというメリットもあります。
これまで話す機会がなかった人たちとの交流、出会いを楽しむことができるでしょう。ボランティアの内容は地域や自分のスキルによって変わってきますが、どのような内容であっても長い間お世話になっている地域に貢献できるよい趣味といえます。
「今住んでいる町が好き」「子供たちを見守りたい」といった思いを抱く方は、ボランティアに積極的に参加してみましょう。
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定年退職後は、これまでできなかったことに挑戦できるよい機会です。「長い間仕事を頑張ってきたから、老後はのんびり過ごしたい」と考える方も多いですが、何もしないでいると認知機能が低下してしまう恐れがあります。
健康面においても、趣味は重要な役割を果たすといえるでしょう。老後の人生を豊かにするためにも、心から楽しめる趣味を探しておきましょう。まだ趣味といえるものが見つからない、新しいことに挑戦してみたいと思う方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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