処分したい仏壇がある一方で、買い取ってもらえるかどうか分からない場合もあるでしょう。実際に買取してもらえない場合もあるため、依頼先や処分方法についての事前調査が欠かせません。
そこでこの記事では、仏壇買取の現状を解説します。処分方法や手放す際のルールを確認したい方にも参考になる情報をまとめました。
<この記事の要点>
・仏壇の買取は可能だが、買取価格は低価格になることが多い
・工芸品としての価値がある場合や、質の高い素材を使用している場合は、高額になることもある
・仏壇を処分する際は「閉眼供養」を行う
こんな人におすすめ
仏壇の買取を希望している人
仏壇の処分を検討している人
仏壇を手放す際のマナーについて知りたい人
仏壇の新調や処分を検討していても、買取してもらえるのか判断に迷うときがあるかもしれません。ここでは仏壇の買取が可能かどうか解説します。
仏壇や仏具の買取に対応している店舗や業者であれば、買取可能です。店頭買取だけでなく、宅配や出張による買取を行っている業者もあります。
また、リサイクルショップやネットオークションなども利用できます。自分にとって利用しやすいサービスを活用しましょう。
仏壇の買取価格は低価格になると考えておきましょう。中古の仏壇を利用したいと考える購入者が少ない分、買取価格は新品で購入したときよりも大幅に下がります。また買い取ってもらえない場合もあるため、買取依頼する際は慎重に判断しましょう。
仏具は高額で買い取ってもらえる場合があります。貴金属としての価値が高い場合、高額取引される可能性があるためです。
香炉や掛け軸、位牌など価値がありそうな仏具があれば、買取依頼を検討してみましょう。ただし買取不可の仏具もあります。依頼前に買取可能か確認しておきましょう。
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買取されやすい仏壇には、いくつか特徴があります。具体的には、次のような特徴を持つ仏壇が買取の対象です。
・高価な材料を使って作られている
・作品としての価値を持っている
質の高い木材や金などを使って作られた仏壇の場合、高額買取の対象になる可能性があります。また工芸品として作品の価値がある場合も同様に、高額での買取が期待できるでしょう。
仏壇は一般的に買取が難しいと考えられています。しかしどのような理由によって買取ができないのか、把握している方は少ないかもしれません。ここでは仏壇の買取が難しい理由を解説します。
「中古で仏壇を買いたい」と考える方は非常に少ないといっても過言ではありません。大切な家族をまつる仏壇を中古でそろえようとする方がほとんどいないためです。質の高い材質で作られたものであっても、需要が少ないのが実情です。
仏壇は美術作品ではないため、高額取引の対象になりづらいのが特徴です。仏壇の中には、金箔を使っていたり特殊な技法を用いて塗装したりするものもあります。しかし、工芸品としては価値が認められることはあっても、高額買取は期待できないでしょう。
仏壇をリサイクルする場合、一定の費用がかかります。リサイクルは業者に依頼すれば引き取ってもらえる場合がほとんどです。しかし、引き取る際に費用が発生する場合もあります。買取対象として検討してもらえるかどうか、依頼先業者に相談しましょう。
実際に仏壇の買取を依頼しようと考えていても、どこへ依頼すればよいのか分からない方がいるかもしれません。ここでは仏壇の買取におすすめの依頼先を紹介します。
買取業者に依頼する場合は、仏壇の買取が可能かどうか確認しましょう。事前に連絡しておけば、買取の際もスムーズなやり取りができます。
また複数の業者から見積もりを取るのも重要です。それぞれ比較検討して、できるだけ高額買取してもらえる業者に依頼しましょう。
仏壇買取を行っているリサイクルショップもあります。リサイクルショップでは、買い取った仏壇を解体し、素材を再利用する目的で引き取る場合も多くみられます。
ただし買取に対応していないショップも多いのが実情です。店舗に持ち込む前に、確認の連絡を入れておきましょう。
自分でオークションサイトに出品する方法もあります。国内に限らず海外でも引き取ってくれる可能性があるため、リサイクルを重視している方にとってはメリットがあるでしょう。
一方で海外へ送る際は、入金や輸送でトラブルに発展する場合も少なくありません。信用できるサイトを活用しつつ、どのような方法で送るのがベストかを検討しておきましょう。
宗派によっては、専用の仏壇買取システムが整備されています。たとえば創価学会の場合、買取対象となる仏壇には次のような条件が設けられています。
・購入してから15年以内のもの
・仏壇と仏具がすべてそろっていること
・ローンや債権の対象となる仏壇でないこと
信仰している宗派に仏壇を買い取る仕組みがあるか、一度確認してみるのも選択肢のひとつでしょう。
「仏壇の買取が難しい」と断られる場合も少なくありません。買取を断られた際は、次のような方法を参考にしましょう。
・お寺に持っていく
・仏具店に引き取り依頼する
・粗大ごみに出す
・業者に引き取ってもらう
・リサイクルショップで処分してもらう
ただし業者や店舗によっては、引き取ってもらう際に費用が発生する場合もあります。引き取る条件も確認しておくと、トラブルも回避できるでしょう。
仏壇を処分する際は、いくつか押さえておきたいマナーがあります。はじめて仏壇を手放す方の中には「どのようなルールがあるのか知らない」という方もいるでしょう。ここでは仏壇を手放す際に気を付けたいマナーを紹介します。
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仏壇を手放すのであれば、家族の合意を得てからにしましょう。ひとりで判断して仏壇を処分してしまうと、後でトラブルになる恐れがあります。全員が納得した上で処分できるように、家族や親族との話し合いを行いましょう。
菩提寺があれば、事前に相談しておきましょう。仏壇の処分はお寺や宗派によって方法が異なります。どのような処分方法がよいのかわからない場合は、事前に相談しておくと安心です。信仰している宗派に適した方法で仏壇を手放しましょう。
閉眼供養とは、仏壇から魂を抜く儀式のことを指します。故人の魂が宿っていた仏壇を、元の状態に戻す必要があるためです。仏壇を移動する場合はもちろん、処分する際にも閉眼供養を行うため、担当してもらう僧侶に事前に相談しておきましょう。
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仏壇は買取業者やリサイクルショップなどで引き取ってもらえます。一方で中古仏壇の需要が少ないことや費用がかかることなどが原因で、買い取ってもらえないケースもあるため注意しましょう。
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