仏壇の移動はどうすればよいのか?方法・閉眼供養・費用について詳しく解説

仏壇の移動はどうすればよいのか?方法・閉眼供養・費用について詳しく解説

仏壇を移動させる機会は、一生の中で何度も訪れるものではないため、移動してもよいのか、どうやって移動させればよいのか、わからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、どのような場合に仏壇を移動させるのか、移動方法や費用について解説します。また、閉眼供養は行わなければならないのかについても紹介します。仏壇の移動を考えている方はぜひ参考にしてください。

こんな人におすすめ

仏壇の移動を検討している人

閉眼供養について知りたい人

仏壇の移動方法や費用について知りたい人

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仏壇を移動させる機会とは?

仏壇を移動させる機会は、いくつも考えられます。どのような場合がありうるのか、事前に理解しておくといざというときに困らないでましょう。引っ越し、建て替え、リフォーム、片付け・模様替え、仏壇の処分の5つを紹介します。

引っ越し

仏壇を置いている家から引っ越しをする場合には、仏壇も新しい家に移動させます。他にも、実家を相続した場合であれば、実家にある仏壇だけを自宅に移動させることもあるでしょう。

他の家財道具と一緒に運びますが、仏壇の場合には旧居を出る前に閉眼供養を執り行い、新居に入る際に開眼供養を行う必要があります。

建て替え

老朽化した家屋を取り壊して建て替える場合には、いったん家の中の家財道具を仮住まいへ移動させて、新居が完成した後に運び入れることになります。

仏壇も家財道具と一緒に運ぶため、閉眼供養を行いましょう。また、新居に運び入れた後に開眼供養を行います。

リフォーム・片付け・模様替え

仏壇を置いている部屋をリフォームする際には、仏壇をまず他の部屋に移動させます。リフォームが終わった後に、元の部屋に戻す場合と移動先の部屋に安置する場合があるでしょう。

部屋の大掃除をする際に、少し移動させる場合もあります。また、部屋の模様替えをする際にも、家の中で移動させることもあるでしょう。

仏壇の処分

仏壇の処分をする場合にも、家の外に移動させることになります。まずは、僧侶を自宅に招いて読経してもらい、閉眼供養を行いましょう。

閉眼供養が終わると仏壇はただのものになっているため、お寺にお焚き上げをしてもらったり、仏壇店に引き取ってもらったり、自治体の粗大ゴミとして出すこともできます。

仏壇の移動で閉眼供養を行う場合

仏壇を移動する際には、閉眼供養を行わなければならない場合と行わなくてもよい場合があります。ここからは、仏壇の移動で閉眼供養を行う場合を解説します。まずは閉眼供養とは何かを理解しましょう。

閉眼供養とは

閉眼供養とは、仏壇に宿っている故人やご先祖様の魂を抜く儀式です。菩提寺の僧侶に依頼して読経してもらうことによって、仏壇が拝む対象からただのものになります。

ただし、浄土真宗においては亡くなった方はすぐに極楽浄土に成仏するとされているため、閉眼供養は行いません。仏壇に本尊が祀られている場合には、本尊を移動させる儀式「遷仏法要(せんぶつほうよう)」を行います。

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引っ越し・建て替え

基本的には、仏壇を家の外に出す場合には閉眼供養が必要です。引っ越しの場合には、旧居から外に出して運び、新居に入れるために閉眼供養を行います。

引っ越しをする前に閉眼供養を行って仏壇から魂を抜き、新しい家に運び入れた後に開眼供養を行って、魂を宿らせましょう。

また、建て替えの場合にもいったん仮住まいに仏壇を移動させるため、閉眼供養が必要になります。

仏壇の処分

仏壇を処分する場合には、閉眼供養を行ってから処分する必要があります。閉眼供養を行い、仏壇をもとに戻した後に移動させて処分しましょう。

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仏壇の移動方法・費用

伝統的な仏壇の場合は大きいものも多いため、簡単に移動することが難しいでしょう。また、重いだけではなく壊れやすいという特徴もあります。そのため移動させる際には、仏壇店や引っ越し業者に依頼するのが安心です。

ここからは、仏壇の移動を自分で行う方法についても紹介します。

仏壇店に依頼

仏壇の移動は仏壇店に依頼できます。専門家であるため、安心して梱包・運搬・設置を任せられるのがメリットです。

ただし、引っ越し業者とは別に依頼しなければならないこと、遠方には運べない場合があることなどのデメリットがあるので注意しましょう。移動費用の目安は、運搬距離や仏壇の大きさによっても異なりますが、1万円~10万円程度です。

引っ越し業者に依頼

引っ越しをする際に引っ越し業者に依頼すれば、他の家財道具と一緒に運んでもらえるため、円滑に作業が進むでしょう。

ただし、仏壇の移動に不慣れな業者の場合には、丁寧に運んでもらえず傷がつくなどのトラブルが発生してしまうこともあるため注意が必要です。

費用は引っ越し料金に含まれますが、余分に1万円~2万円程度のオプション料金が発生することもあるでしょう。

自分で行う

自分で仏壇を移動させる場合のポイントは2つあります。1つは破損させないようにしっかりと梱包して、車に載せた後には厳重に固定することです。

また、新居に運び入れた後に元通りに設置できない場合がありますので、移動前に写真を撮影しておくとよいでしょう。

自分で移動させる場合のメリットは、費用が抑えられる点です。梱包代・燃料代などに数千円もあれば足りるでしょう。

仏壇を移動させる際の注意点

仏壇を移動させる際に特に気をつけたい3つの注意点があります。仏壇・仏具の運び方、日取り、仏壇は最後に出て最初に入ることです。

ここからは、3つの注意点を紹介します。

仏壇・仏具の運び方

仏壇を運ぶ際には、横にせず縦のまま運搬するのが基本です。倒れないようにしっかりと固定する必要があります。

また、本尊・位牌などの仏具や遺影などは壊れやすいため、白い布で包んだ状態手で抱えて運びましょう。

日取り

仏壇を移動させる日は仏滅を避けたほうがよいのか迷う方もいるでしょう。大安や仏滅などの「六曜」は仏教の教えと関係がないため、気にする必要はありません。

ただし、親族の中で気にする方がいる場合は配慮して日程を決めたほうがよいでしょう。

仏壇は最後に出て最初に入る

仏壇は、旧居から全ての家財道具が運び出されてから最後に家を出て、新居には最初に入るのが正しい作法であるとされています。

このような順番で移動させれば、引っ越しの最中にトラックの中などに仏壇が放置されることもないでしょう。

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まとめ

仏壇を引っ越し、建て替え、処分などのために移動させる際には、閉眼供養を執り行いましょう。移動方法としては、仏壇店や引っ越し業者に依頼する、自分で移動させるなどの方法があります。

小さなお葬式では、葬儀に精通したコールスタッフが、24時間365日、通話料無料でご連絡をお待ちしております。仏壇の引っ越しや閉眼供養について知りたい方や、葬儀についての疑問をお持ちの方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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