仏壇の魂抜きで渡すお布施の金額目安やマナーを徹底解説!

仏壇の魂抜きで渡すお布施の金額目安やマナーを徹底解説!

引越しなどで仏壇を移動させる際は「魂抜き」という儀式を行います。これから仏壇の移動を予定している方の中には、魂抜きに必要なお布施の金額やマナーについて知りたい方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、魂抜きのお布施の金額目安やお渡しする際のマナーについて解説します。魂抜きの依頼の仕方や流れも紹介するので、仏壇の移動を考えている方は参考にしてください。

こんな人におすすめ

仏壇の引っ越しや処分をお考えの方

「魂抜き」について知りたい方

仏壇の移動方法を知りたい方

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仏壇の移動の際に必要な「魂抜き」と「魂入れ」とは? 

仏壇には故人の魂が宿っているため、引越しなどで転居する際には事前に「魂抜き」と呼ばれる儀式が必要です。引越し後には、転居先で「魂入れ」を行います。ここからは、魂抜きと魂入れの意味について解説します。

魂抜き(閉眼供養)とは? 

仏壇やお墓を移動したり処分したりする際に行う「魂抜き」は、故人の魂を抜くための儀式で「閉眼供養」とも呼ばれます。宗派や地域によって呼び方や儀式の作法に違いがあるのも特徴です。

引越しなどで仏壇を移動する必要がある場合、引越し当日は慌ただしい状況となるため、引っ越しの一週間前から前日までを目安に魂抜きを行っておくと安心です。

魂入れ(開眼供養)とは?

仏壇などを移動した後、再び故人の魂を入れるために行う儀式が「魂入れ」です。「魂入れ」は「開眼供養」や「お性根入れ(おしょうねいれ)」とも呼ばれ、新しい仏壇やお墓などを購入した際にも行います。

魂抜きをしてもらった菩提寺のお坊さんに魂入れも一緒にお願いするのが基本ですが、引越し先が遠方であるといった理由で難しい場合は、引越し先の同じ宗派のお寺にお願いするとよいでしょう。

仏壇の魂抜きで渡すお布施の種類と金額の目安

仏壇の魂抜きではお坊さんに自宅に来てもらって読経をお願いするため、お布施やお車代を用意する必要があります。ここからは、魂抜きの際に必要なお布施の種類や金額の目安について解説します。

お布施の種類  

法要の際などにお坊さんにお渡しするお金には、読経に対する謝礼である「お布施」のほか、現場まで出向いてもらった交通費として渡す「お車代」、法要後の会食にお坊さんが参加しない場合に食事代として渡す「お膳料」があります。

一般的に、魂抜きの法要では会食の場を設けません。そのため、お布施のみ、あるいはお布施とお車代を用意する場合が多いでしょう。

お布施の金額目安

魂抜きの儀式でお坊さんに渡すお布施の金額は、1万円~5万円程度が目安です。ただし、「4」という数字は縁起が悪いため、4万円を包むことは避けましょう。

また、自宅まで足を運んでもらうことに対するお車代は、5,000円程度が目安です。お車代は、お布施とは別の封筒に包んで渡します。

お布施の金額は地域によって差があるので、事前に相場を調べておくと安心です。

お坊さんにお布施の金額を聞く方法は?

お布施の目安がわからずに悩んでしまうときは、お坊さんに確認するのがよいでしょう。とはいえ、お坊さんに金額を尋ねると「お気持ちで」と返事をもらうことが多くあります。その場合には、「ほかの方はどのくらいの金額を包んでいますか?」と尋ねると、目安の金額を教えてもらいやすいでしょう。

仏壇の魂抜きでお布施を渡す際に使う封筒の書き方

魂抜きでお布施を渡す際は、郵便番号の欄がない白無地の封筒を使用します。封筒や中袋に必要事項を記載する際にはマナーを守り、お坊さんに対して失礼のないようにしましょう。ここからは、お布施の封筒の書き方を紹介します。

表書きの書き方

封筒の表書きを書く際には筆か筆ペンを使用して、濃墨で記入します。サインペンやボールペンを使用することは避けましょう。封筒の上段には、「御布施」(または「お布施」)、「御車代」(または「お車代」)と記載します。「御布施」という文字が印刷された封筒を使用しても問題ありません。

下段には上段よりもやや小さい文字で、お布施を渡す方の氏名もしくは「〇〇家」と記入します。

裏面の書き方  

封筒の裏面には、お布施を渡す方の住所・名前・包んだ金額を記載します。金額の表記には「大字」と呼ばれる漢数字を使用します。5,000円の場合は「金伍仟圓也」、1万円の場合は「金壱萬圓也」と記載しましょう。なお、「四」は「」を、「九」は「」を連想させるという理由から、これらの数字がつく金額を包むことは避けます。

中袋の書き方

お布施を包む際は、中袋がついている多当折りの封筒もよく用いられます。中袋つきの封筒を使用する場合は、金額・住所・名前は外包みではなく中袋に記載しましょう。中袋の表に金額を記入して、裏面の左下には住所と名前を記入します。中袋に金額や住所、名前を書く欄が印字されている場合には、それに従って記載しましょう。

仏壇の魂抜きを依頼する流れ  

引越しなどで仏壇を移動する場合、まずは菩提寺などに魂抜きの相談をしましょう。依頼後は、自宅で儀式を行うために必要な仏具やお供えを準備します。ここからは、魂抜きを依頼する際の流れについて解説します。

1. 依頼先に連絡する

魂抜きは、一般的には菩提寺に依頼します。仏壇を買い替える場合は、仏壇や仏具の専門店に相談できる場合もあります。依頼先がきまったら、場所や日取りについて打ち合わせをします。日取りはとは異なり、友引の日などを避ける必要はありません

2. 仏具やお供えの準備をする 

魂抜きを行うことがきまったら、自宅で儀式をするために必要な仏具やお供えを準備しましょう。お布施やお車代のほかに必要なものは以下のとおりです。

・おりん
・香炉
・線香
・ロウソク
・生花
・お菓子などのお供え物 など

用意するものについては、宗教・宗派や地域によっても異なるため、依頼先がきまったときに確認するとよいでしょう。

3. 魂抜き法要を行う

打ち合わせで決定した日取りで魂抜き法要を行い、仏壇の前でお坊さんに読経をしてもらいます。当日は、黒やグレー、紺色などの落ち着いた色合いの平服を着用しましょう。なお、露出が多い服装やカジュアルすぎる服装は避けるのがマナーです。

魂抜きの後は仏壇を家具と同様に扱えます。引越し先に移動したり、菩提寺などで「お焚き上げ」と呼ばれる焼却処分をお願いすることもできます。

4. お布施を渡す

魂抜きが終わったら、お坊さんに感謝の気持ちを伝えながらお布施を渡します。お布施は袱紗(ふくさ)から取り出して「切手盆」と呼ばれるお盆に載せて渡すのが正式なマナーです。

袱紗と切手盆の両方を併用できない場合でも、どちらか一方は用意して渡しましょう。

魂抜きをした仏壇を引越し先に移動する方法

魂抜きをした仏壇を移動させる際には、仏壇店や仏壇専門の運送業者のほか、一般の引越し業者に運んでもらうこともできます。

とはいえ、仏壇は内部にさまざまな仏具が収納されているので、取り扱いには注意が必要です。依頼したい業者が仏壇の梱包や運搬に慣れているかを事前に確認するとよいでしょう。

魂抜きの後に仏壇を処分する場合

引越し以外にも、事情により仏壇を処分しなければならないこともあるでしょう。ここからは、仏壇を処分する理由や処分方法について解説します。

仏壇を処分する場合 

仏壇を処分する理由の1つとして、自宅に仏壇を置くスペースがないことが挙げられます。マンションなどは和室がないことも多く、先祖代々受け継がれてきた大きな仏壇を置くことが難しい場合もあります。

また、仏壇の継承者がいないため、自分の代で処分せざるをえない場合もあるでしょう。仏壇の買い替えに伴い、古い仏壇を処分することもあります。

仏壇を処分する方法

魂抜きをした仏壇は、菩提寺にお願いしてお焚き上げをしてもらうほか、仏具店に引き取ってもらったり粗大ごみとして出したりすることができます。菩提寺でお焚き上げをしてもらいたい場合は、魂抜きの依頼の際にあわせて相談しましょう。

仏具店や仏壇を購入したお店以外でも引き取りをしてもらえる場合もあります。仏壇を粗大ごみとして出す場合は、自治体のルールに従いましょう。仏壇の回収をしていない自治体もあるため注意が必要です。

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まとめ

引越しなどで仏壇を移動する際には「魂抜き」と呼ばれる儀式を行います。魂抜きを行う際にはお布施やお車代を渡す必要があるため、金額に悩む場合は事前に確認しておきましょう。

故人の魂が宿る大切な仏壇を移動したり処分したりする際には、トラブルや後悔のないよう、ルールやマナーを事前に知っておくことが大切です。仏壇の魂抜きをはじめ、葬儀に関する疑問がある方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
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