家族が余命宣告されたら。残される人がするべき心と手続きの準備
葬儀の準備

作成日:2017年08月28日  更新日:2021年07月12日

家族が余命宣告されたら。残される人がするべき心と手続きの準備

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ご家族が、医師から余命宣告をされたら。

希望を持ちたかったり、一方で現実を受け止めなければならないと思ったり、何より、当事者である本人にどのような言葉をかければ良いのかわからなかったり。様々な想いが交錯し、今後について不安を抱えてしまうのではないでしょうか。

これからの時間を大切に過ごしつつ、後になってパニックになることのないよう、来るべきときに備えて準備しなければならないことについて、頭に入れておきましょう。

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【もくじ】
「余命宣告」を正しく理解しましょう
家族が余命宣告されたら?
余命宣告されたら、どのような準備が必要?
まとめ

「余命宣告」を正しく理解しましょう

「余命宣告」という言葉を知っていても、本当の意味を知っている人は少ないかもしれません。今後の過ごし方を冷静に考えるためにも、まずは「余命」について正しく理解しましょう。

医師から患者に告げる「余命宣告」とは?

余命宣告とは、医師が患者に対して、その人があとどのくらい生きられるかという余命を伝えることです。ただ、余命とは寿命のことではありません。その人が実際にどこまで生きられるのかは、当然ながら誰にもわからないことです。

余命を計算する際によく使われる数値は、「生存期間中央値」です。生存期間中央値とは、その病気の患者群のうち50%の人が亡くなるまでの期間を表したものです。患者の病気ががんの場合には、同じ治療を行った人が5年後に生存している割合を表す「5年生存率」から判断されることも多いです。

余命宣告されるときの「余命」は、あくまでデータや患者の状態から導き出した予測でしかありません。そのため、告げられた余命より短い期間で亡くなってしまう方もいれば、長く生きる方もいるのです

一般的に、告げられた余命の期間が長いほど実際の寿命との誤差が大きく、短いほど宣告された余命と寿命の差は小さいと言われています。

要するに、宣告を受けた余命の期間が、必ずしもその方に当てはまるわけではありません。余命宣告されても寿命が決定するわけではないと理解して、余命宣告後の治療や生活をどうするかを考えていきましょう。

余命宣告の形は様々

告知の方法としては、患者本人に告げられる場合と、家族に告げられる場合があります。がんは死に繋がるイメージも強いことから、病気がわかった時点で、初期であっても自ら医師に余命を尋ねる人もいます。

家族のみに余命を告げられた場合は、本人に伝えるのか伝えないのか、伝えるならばどのように伝えるのかを考えなくてはなりません。余命宣告されると、絶望感から寿命を縮めてしまう人もいるからです。患者である人の性格、心や健康の状態を考慮した上で判断する必要があるでしょう。

家族が余命宣告されたら

身近な人が余命宣告を受けたら、動揺してしまうでしょう。悲しさ、悔しさ、不安・・・様々な感情に襲われるでしょうが、これからの時間を有意義に過ごすために、できる限り冷静に、現状を把握しましょう。

余命=寿命ではありません

前述したように、余命=寿命ではありません。生存期間中央値をもとにすれば、宣告された余命までに亡くなる確率は50%であり、特に告げられた余命が年単位の場合は、もっと長く生きられる可能性も充分にあるということです。

また、医学は日々進歩しているので、新しい薬や治療法が開発されて、効果的な治療が行えるかもしれません。そうすれば、余命が延びる可能性も高まります。

深刻な病状ではあるかもしれませんが、必要以上に絶望し、現実から目を背けている場合ではありません。むしろ、宣告された余命より長く生きてもらうためには、患者さんを心身ともに支えていく家族のサポートが不可欠になります。少しでも症状が改善されるよう、ご本人や医師と相談の上、適切な治療に取り組んでいきましょう。

手術?抗がん剤?免疫療法?これからできる治療とは

余命宣告後もできる治療はあります。たとえば、がんの場合は、患者の状態、年齢や体力に応じて手術や抗がん剤による化学療法を行うことができます。また、最近は新たながん治療法として、従来の化学療法よりも副作用が少ないとされる免疫療法にも注目が集まっています。

これ以上、医学的な治療効果が望めない場合には、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)を高めたり維持したりするための治療もあります。QOLとは、病気による症状や薬の副作用などで苦しむ中でも、患者さんが自分らしく納得のいく生活の質を維持するという考え方です。痛みや体のだるさなどをできる限り取り除き、寝たきりなどではなく、できるだけ元気な状態で過ごせることを目指します。

余命宣告を受けたときには、治療を続けるメリット・デメリットや、QOLの維持・向上を考え、ご本人や医師とよく話し合い、これからどうしていくのかを決めていくようにしましょう。

余命宣告されたら、どのような準備が必要?

「余命=寿命ではない」と希望を捨てないようにする一方で、余命を宣告されるということは、医学的に完治が難しい状況である現実も受け止めなければなりません。特に、告げられた余命が短い場合は、お辛いでしょうが「そのとき」に向けて、気持ちとともに準備を始めましょう。

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加入している保険を確認しておく

保険に加入している方の余命が6カ月以内と判断された場合、その方自身が生前に死亡保険金などの一部(または全部)を受け取ることができる特約のことを、「リビング・ニーズ特約」と言います。

この特約は、治療に専念するために必要な医療費として使えるように設けられたものではありますが、受け取った保険金の使い道に決まりはなく、思い出を作って充実した時間を過ごすために使うこともできます。

リビング・ニーズ特約が自動的につけられている保険もありますが、ご自身が加入している保険の契約内容を確認し、詳しいことは担当の保険会社に問い合わせるようにしてください。

葬儀に備える

ご逝去された後は、気が動転したり、色々と手続き追われたりで、落ち着いて葬儀社を決めることが難しい状況になります。

最近では、大規模な式をするのか、家族だけで密やかに見送るかなど、葬儀の形も様々です。生前からご本人の希望があったり、それぞれのご家庭の事情もあったりする中で、形式や予算などを意向に沿うようにするためには、事前準備しておくことが望ましいです。

なかなか状況を受け入れられず、不謹慎な気がしてしまうかもしれません。しかし、いよいよというときには、事前に葬儀社を決め、葬儀の規模・形式・予算・場所などの決定、宗派の確認など、準備を進めておくと慌てなくてすみます。葬儀についての記事を下記にまとめましたので、参考にご覧ください。

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相続に備える

家族が亡くなると発生するのが、相続です。必ずしも相続税を納付しなければならないわけではありませんが、相続自体は誰にでも関係してきます。

プラスの資産だけではなく、マイナスの資産(借金)が見つかる場合もあります。財産の多少に関わらず、遺産分割は行わなければなりませんし、相続税がかかるかどうかは、財産の内容や額によって決まります。まずは、すべての財産を把握することから始めましょう。

家族が知らない財産はないか、遺言を用意してもらう必要はないかなど、ご存命の間に確認しておいた方がスムーズなこともあります。相続の手続きには、期限の決まっているものもあるので、間に合うように手続きを進めましょう。

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ご相談者様の状況に合わせて、スタッフが相続手続きのアドバイスを行う「相続の窓ぐち」では、資産の整理や各種手続きの代行など、相続がスムーズに進むようにサポートいたします。


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まとめ

余命宣告を受けるのは、「命の期限」を決められるようで辛いかもしれません。しかし、そもそも死は必ず訪れるものです。

実際にはあとどのくらいの時間が残されているのか、それは誰にもわかりませんが、その目安を知ったことをきっかけに、1日1日をより大切に過ごしませんか。それが、ご本人にとっても家族にとっても、一番必要なことではないでしょうか。

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最後に

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