危篤とは、生命が危ういこと、死をむかえようとする状態にあることをいいます。家族が危篤といわれた時、取り付けられたモニターの数字が下がってきたら、誰でも不安にかられることでしょう。
この記事では、危険な状態を表す具体的な血圧の数値について解説します。
<この記事の要点>
・危篤状態での血圧は60mmHg未満で、脳血流が維持できなくなる
・呼吸は浅く不規則になるため、家族に連絡するタイミングを考慮する
・危篤時には覚悟を持ち、葬儀社の選定を行う
こんな人におすすめ
危篤状態での血圧・呼吸がどうなるのかを知りたい方
血圧の数値の見方を知りたい方
危篤状態の際に事前に準備しておくべきことを知りたい方
危篤とは、生命が危ういこと、死をむかえようとする状態にあることをいいます。そして、危篤状態では血圧は下がり、呼吸が弱くなり、尿量が減り、意識がもうろうとしてきます。
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血圧は文字通り「血液の流れる圧」であり、血流は全身に酸素や栄養素を運搬する唯一の方法で、血圧は人の生命維持のためにとても大切なものです。
収縮期血圧(心室から動脈に血液が拍出される時の最高の圧)が70mmHgを下回ると、腎臓のろ過機能が停滞してしまいます。そして、さらに60mmHgより下がると、脳血流が維持できなくなり、生命の危機的状況に陥るのです。つまり、60mmHgという数値は生体にとって非常に重要な数値で、モニターがこの数値を示したら、家族には覚悟が求められることになるでしょう。
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危篤状態においては、呼吸はゆるやかに、浅く不規則になり、下顎呼吸やチェーンストークス呼吸などの症状が見られることもあります。
死期の迫った患者に見られる異常呼吸で、胸郭を使う呼吸ができなくなった後に、下顎を使ってする呼吸のことをいいます。息を吸うと下顎が上に上がり、吐くとゆっくり下がります。これは、意識がもうろうとしていく中で、舌が喉をふさいでしまわないようにそのような動きをするもので、充分な酸素を肺にとりこむことはできないといわれています。
下顎呼吸が始まると、数時間から数日のうちに亡くなるケースがほとんどなので、状況によって家族に連絡することが多いようです。
小さい呼吸が次第に大きい呼吸になり1回の換気量が増えて、その後少しずつ小さい呼吸に戻り無呼吸状態になります。そしてまた小さい呼吸が始まる、というサイクルを1回30秒~2分くらいで繰り返すというものです。
危篤時、意識が薄れ二酸化炭素分圧が低下した状況にならないと呼吸が必要だという指令が脳から出されません。徐々に呼吸が大きくなり1回の換気量が増すことにより、脳がこれ以上の酸素は不必要だと勘違いして、呼吸を小さくし、さらには無呼吸状態にします。チェーンストークス呼吸はこれを繰り返すものです。
危篤状態でチェーンストーク呼吸が出現すると、数時間のうちに死に至る確率が高くなります。やはり家族においては、覚悟のいる状態だと言えるでしょう。
たとえ回復を心から祈っていたとしても、家族が危篤状態になったら、準備しておかなくてはならないことがあります。
まず、回復の希望を持ち願いながらも、亡くなった場合にはそれを受け入れる覚悟をすることが大切です。いざという時、うろたえないで行動できるように心構えをしておきましょう。
親族や特に深い関わりがある人、親しい友人など、看取りに立ち会ってほしい人に連絡をしなければなりません。一般的に、親族は本人の3親等までとされています。
危篤の連絡は電話ですることが望ましく、相手の状況にもよりますが時間帯は気にしなくても大丈夫です。その他、万一に備えて職場への連絡も忘れないようにしましょう。
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