自身が亡くなったときに家族の遺品整理や死後の手続きが簡単になるように、終活の整理整頓を行うことは大切です。しかし終活を始めようにも、荷物をスムーズに仕分ける方法がわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では終活で後悔なく荷物を片付けたい方のために、整理整頓のポイントについてご紹介します。終活としてものを正しく仕分ける方法を知りましょう。
<この記事の要点>
・荷物を必要なものと不要品に分け、気軽に手放せるものから処分するのがポイント
・写真やアルバムはデジタル化すると、物理的なスペースを省くことができる
・不要品は自治体回収、知人への譲渡、リサイクルショップへの売却などで処分する
こんな人におすすめ
終活の整理整頓の基本的なポイントを知りたい方
終活で整理した不用品の処分方法を知りたい方
生前整理をしておくメリットを知りたい方
終活を始めるといってもやみくもに荷物を分けるだけでは、いらないものをためこんだままになったり、必要なものを誤って捨てたりして生活に不自由することがあります。終活の荷物を正しく仕分けるために、基本的なポイントを押さえておきましょう。
ここでは荷物の分け方、手放し方、保管ボックスの利用という3点から、終活における荷物整理の心構えを解説します。
荷物の仕分けで最初にすることは、今後の生活で必要なものといらないものを分けることです。部屋のなかに2つの領域を作り、いるものといらないものに仕分けていきましょう。
一気に家全体のものを片付けようと思うと必要以上に体力を要します。1週目はリビング、2週目はキッチンというように、時期ごとに特定の場所を対象としましょう。仕事で1日に限られた時間しか取れない場合は、1度に10個ずつなどと荷物を小分けにしながら整理していくこともおすすめです。
断捨離のポイントは、気軽に捨てられるものから処分していくことです。これにより、確実にものの数を減らせて整理がはかどりやすくなります。1年間使っていないものを見つけた場合は、特段の思い入れがない限り捨ててよいとされます。
家にものが多いと感じたときは、思い入れのないものがたまっているサインです。1日数個程度でもよいので、処分する習慣を身につけましょう。
荷物の仕分けに迷ったときの対策として、保管ボックスの利用も考えましょう。ここに一定期間納めてから、改めて今後の生活で必要かを考えることができます。
最近では100円ショップでもフタつきのボックスが気軽に買えるため、それを保管用に使うこともおすすめです。ボックス本体が軽量であり、収納時は積み重ねられるため、仕分けに迷った荷物のキープにも最適でしょう。
写真やアルバムなど思い出の品は、DVDなどにデジタル化するとスペースを省くことができます。家族が写っている写真などは気軽に処分しづらいものですが、保存方法を変えることで整理が可能です。
たとえば最近の写真はスマートフォンやタブレットなどを使い、デジタルアルバムとして残せます。家族が写ったビデオは動画機能つきカメラなどからDVDにデータを保存するとよいでしょう。これによりアルバムやビデオカメラ本体の断捨離につながり、スペースをすっきりしやすくなります。
いらなくなったものの捨て方は複数あります。その方法を知ることで処分することへの迷いが消えたり、それまで考えていたやり方よりも効率のよいものを選択できたりします。有効活用することでローコストでの処分を実現したり、臨時収入を得られたりするかもしれません。
ここでは、4つの処分方法を解説します。それぞれを知り、自身の生活状況から理想のやり方を選択しましょう。
自治体回収で断捨離したものを処分することで、余計なお金をかけずに家のスペースをすっきりさせられます。回収の日程に合わせて燃えるもの、燃えないものなどと分別しながら指定の場所に出しましょう。あとは業者に回収してもらうだけで終了します。
地域によっては専用のゴミ袋を買い求める必要もありますが、捨てるための費用の一部は税金でまかなわれていることもあり、ローコストでの処分が可能です。
断捨離したものがまだ使える場合は、知人などに譲ることもひとつの方法です。親族や友人、知り合いなどに声をかけ、必要かどうかを聞いてみましょう。
近年はものを譲るためのマッチングサイトが話題になるなど、処分方法が多様化しています。不用品を譲渡すればゴミを出す手間も省け、環境保全にもつながるでしょう。
まだ使えそうなものを売ってお金を確実にもらうなら、リサイクルショップという選択肢もあります。とくに価値が高いものや見た目が新品に近いものは、積極的にショップで査定してもらいましょう。
なかには、出張買い取りサービスを展開しているリサイクルショップもあります。売りたい荷物が多くて店舗に持ちこむことが面倒であれば、業者の自宅訪問を依頼して荷物を引き取ってもらいましょう。
不用品回収業者を利用すれば、ゴミ収集日の日程を問わず処分可能です。自治体回収業者よりもコストを要しますが、一度に大量の不用品を片づけてもらえるメリットがあります。
断捨離したもののなかには、粗大ゴミにあたるなどの理由で自治体では引き取ってもらえないものもあるかもしれません。通常のゴミは自治体に回収してもらい、それ以外は不用品回収業者に頼むというように使い分けてもよいでしょう。
捨てるものと捨てないものの判断基準は、今必要かどうかが基本です。スペースを作るためだけにものを捨ててしまうと生活で不便を強いられる可能性もあります。また、大切なものを捨ててしまうと親族などとトラブルになることもあるため注意しましょう。
自身の部屋を見渡し、最近使ったことがあったりこの先も使う可能性が高かったりするものならば残しておきましょう。いつか使うかもしれないと思っていても、何年も使った記憶がない場合はいらないものである可能性が高いです。
必要に思えるものでも自身の生活にあまり役立っていなかったり、ほかで代用できたりする場合は、今後は不要になると考えられます。このように一定の基準を設けながら、捨てるものと捨てないものを見分けましょう。
終活の一環として、自身の意思で荷物を仕分けることを生前整理と呼びます。これを済ませておくことで、今後の生活がしやすくなるだけでなく、親族のためにもなります。
ここでは、生前整理のメリットを2つ紹介します。ポイントを押さえておけば、面倒に思える生前整理を積極的に行うモチベーションにもつながるでしょう。
生前整理を済ませておくことで、自身が亡くなったあとに遺品整理をする家族が楽になります。多くの場合、残された家族にも仕事や日常生活があり、遺品整理にあてられる時間は限られています。自身があらかじめ断捨離などで荷物を減らしておけば、家族の負担を減らすことができます。
日々の生活で長らく使わないものに気づいたらすぐに処分するなど、ものをためこまない習慣が大切です。これは老後の生活環境をきれいにするだけでなく、家族による後処理を簡単にするためでもあります。
生前整理はものの仕分けの一種になるため、進めていくと自身の財産や本当に必要なものが確かめやすくなります。財産状況を正確に把握するためにも生活範囲の見直しが重要です。
財産を整理しておけば、遺言状やエンディングノートにまとめる内容もわかりやすくなります。とくに相続にかかわることをまとめておくことは、遺族のトラブルを避けるためにも大切です。財布や銀行口座だけでなく、家や株など資産価値を持つものを取りこぼしなく確かめ、リストにまとめておくとよいでしょう。
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生前整理とは、自身が生きているうちに家にあるものや財産を整えておくことをいいます。これにより、亡くなったあとの家族による遺品整理も楽になります。
ものの整理の仕方は普段の断捨離とあまり変わりません。一定期間を決めてその間使わないものは捨てる習慣を身につけるなど、日頃から荷物を整理するくせをつけておくことがポイントです。自身の生活環境や家族のためにも、体が動くうちに生前整理を進めましょう。
小さなお葬式では、お葬式や終活を行いたい方たちの多様なニーズにお応えしています。生前整理や終活に関するご相談がある方は、ぜひ小さなお葬式までお問い合わせください。
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
生前整理を始めるタイミングはいつがいい?
終活で捨ててはいけない具体的なものは何?
ものがまったく捨てられない場合はどうすればいい?
どれくらいまでものを減らせばいい?
生前整理は終活アドバイザーに相談したほうが良い?
ものの整理以外に始めておいたほうがよいことは?
四十九日法要は、故人が亡くなってから48日目に執り行います。ホゥ。