終活を始めるにあたって、まずは本で勉強したいという方もいるのではないでしょうか。本は自分のペースで勉強するのに適しており、周りを気にせずに知識をつけられます。
そこでこの記事では、終活を始める前に読みたい本についてご紹介します。終活について学べる本を系統別に紹介するので、終活の知識を身につけたい方はぜひ参考にしてください。また終活の意味や、よくある質問とその回答もお伝えします。
こんな人におすすめ
終活に関するおすすめの本を知りたい方
終活中の家族がいる人におすすめの本を知りたい方
そもそも終活とはなにかを知りたい方
こちらでは、終活全般についてのおすすめの本をご紹介します。終活はさまざまな分野の活動を行うため、多様な知識が必要です。各分野を詳しく学ぶ前に、終活はどのようなことを行うのか、何のために行うのかといった知識を得るとよいでしょう。
著者である流通ジャーナリストの金子哲雄氏は、急性の難病にかかり「余命ゼロ宣告」を受けてしまいます。突然目の前に死が迫っていることを突きつけられた彼は、最後まで情報の発信源でいることを選び、本書の執筆を決断しました。
『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』は、亡くなる1か月前から亡くなるまでの死の記録を綴ったドキュメンタリーです。40代の若さで亡くなることを決定づけられた金子氏が何を思い、何を残したのかが鮮明に書き記されています。苦しみや恐怖と向き合うリアルな感情を感じられるでしょう。
『終活の教科書』は、終活でどのようなことを行えばよいのかを学べる実用的な内容です。終活の内容を身辺整理や供養スタイル、自分の介護計画などの五つの項目にわけて具体的な情報が記されています。
終活とは「自分が死ぬまでのこと」「自分が死んだ後のこと」の準備であるとして、心の整理をつけることの大切さや家族に負担をかけない方法を解説しています。これから終活を始める方はぜひ読んでおきたい内容です。
『終活ハンドブック』は、老後の生活のために準備しておくべきことをまとめた一冊です。今後の人生に起こるであろうことを考え、老後の暮らしでお金に不自由しないための方法を解説しています。
介護が必要になったときの心構えや、葬儀・遺言書の準備をすることの大切さにも言及しています。高齢者になったときの備えとして、役立つ内容です。手続きに必要な書類もまとめてあり、手もとに置いておきたい一冊といえるでしょう。
一人暮らしの高齢者の数は年々増加しています。「65歳以上の人口は、男性は10%、女性は20%にのぼります。2030年ころには高齢者の数は700万人以上に達するという推計も出ています」として、より身近な問題となると本書では予測しています。おひとりさまの高齢者がどのように生きていくかが、より大きな課題になっていくでしょう。
何が起こるかわからない老後の生活を、慌てることなく前へ進んでいくための情報と知恵を紹介しているのが『おひとりさまの終活』の内容です。充実した人生を過ごして、緩やかな終わりを迎えたい方におすすめの本です。
終活を始めるにあたって、最初の1歩として取り組まれることの多いエンディングノートに焦点を当てた内容です。エンディングノートにどのようなことを書けばよいのか、どのようなことに気をつければよいのかを解説しています。
せっかく作成したエンディングノートが無駄にならないためのノウハウは、終活に取り組む方なら誰もが目を通しておきたい内容です。エンディングノートにまつわるトラブルとその解決方法についてもわかりやすく解説しており、入門書に最適な一冊です。
終活を行うのは本人だけではなく、家族も一緒に行うものです。効果的な終活には家族の理解は欠かせません。
こちらでは、終活中の家族がいる方に読んでもらいたい本をご紹介します。終活をサポートするにはどのような知識が必要で、何に気をつければよいのかをお伝えします。
本書は、親しい方が亡くなったときに行わなければならない手続きについて解説しています。亡くなってすぐに行う必要があることや、落ち着いてから行う手続きなどを時系列に解説しており、知識がない方にもわかりやすい内容です。手続きの分野に応じてチャート化されているので、順を追ってやるべきことを把握できます。
親は自分を生み、育てて見守ってくれた最も親しい存在といえるでしょう。そんな親ともいつかは別れのときがやってきます。本書では最期の瞬間が訪れたときに後悔をしないですむように、今から話し合っておいたほうがよい項目を紹介しています。体や心の話から始まり、病気や介護の話、お墓・お葬式について話し合いましょう、と説いています。
親が70歳を過ぎていて、かつ離れて暮らしている方におすすめの内容です。親と共同でできるトラブル対策も紹介されているので、同居している方にも役立つでしょう。遺言や相続について詳しく解説しており、知識が乏しい方でも参考にできます。
親はいつまでも元気ではいられない、ということは誰もが直視する必要があります。本書は自分と親にとって、よりよい未来を選択していくのに役立つでしょう。
親が高齢になるとさまざまな心配ごとが出てきて、自分の生活と介護の両立ができるのか不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
本書は介護する側の不安や負担を軽くする方法について述べられており、無理なく介護と付き合っていくための方法が記されています。離れて生活をしている場合でも、親を支えるための別居介護読本としておすすめです。
本書では親の健康状態別に介護の対処方法を紹介しており、高齢者の親と安心して過ごすための方法を解説しています。内容の半分ほどはマンガ形式で、気軽に読めるのも魅力です。介護の知識をつけるための最初の一冊目としていかがでしょうか。
終活は映画の流行や、流行語にノミネートされて以降よく目にする言葉となりましたが、具体的な意味を知らない方もいるのではないでしょうか。終活は何を指し、何のために行うものか知ることは大切です。終活を始める前に、まずは終活の意味と意義から学びましょう。
終活は、人生の終わりを見据えて総括する活動を指します。遺言やエンディングノートの準備、葬儀やお墓の準備、財産の整理などを行うのが一般的です。
終活は2009年ころに使われるようになった比較的新しい言葉です。これまでタブーとされることが多かった死後のことや終末医療について、本人から積極的に触れるようになったことは大きな意義があるでしょう。
元気なうちに自分の今後を決めておきたい方や、家族の負担を軽減したいと考える人が活発に終活を行っています。
終活は「死の準備」と受け取られることもあり、ネガティブな印象をおもちの方もいるかもしれません。「今から死ぬことを考えなんて縁起でもない」「死んだ後のことなんて想像したくない」と考えている方もいるでしょう。
終活は人生の終焉について考えることによって、今をよりよく生きるためのポジティブな活動という見方が広がっています。やりたいことや、やらなければいけないことを整理することで目的意識をもち、残された時間を生き生きと自分らしく過ごすのが終活の目的のひとつです。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など 、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ 情報が満載です。
いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
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この記事では、終活の前に読みたい本をご紹介しました。今回ご紹介した本以外にも、終活について学べる本は多数あります。『「終活」のすすめ―自分で出来る人生のしめくくり 市川 愛著』や『本当に役に立つ終活50問50答 尾上正幸著』など、ベストセラーの本も一度手に取ってみると参考になるでしょう。
終活について気になることやわからないことがあれば、小さなお葬式にご相談ください。本には書かれていないことや身近な人に聞きにくいことも、専任のスタッフが親身になってお答えします。
終活本って何が書いてあるの?
終活本を読まないと終活できない?
親に終活本を渡してもよい?
字の大きい終活本はある?
マンガで読める終活本はある?
20代向けの終活本ってあるの?
一日葬とは、通夜をはぶいた葬儀形式のことです。ホゥ。