仏壇を処分する方法と事前に確認しておくべきこと
供養

作成日:2014年05月26日  更新日:2022年08月12日

仏壇を処分する方法と事前に確認しておくべきこと

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転居によって仏壇を置くスペースが無くなった場合や、仏壇の継承が難しくなった場合など、さまざまな事情で仏壇を処分しなければならなくなることがあります。仏壇はそのまま処分して良いものではなく、一定の手順に従う必要があるものです。

読者の中には、どのように処分すれば良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、仏壇を処分する方法と注意すべきポイントについて詳しくご紹介します。手順や注意点をきちんと調べておけば、安心して処分できるでしょう。

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【もくじ】
仏壇を処分するには:5つの処分方法
仏壇の処分方法別の費用とメリット・デメリット
仏壇を処分したいときは閉眼供養が必要
宗派による仏壇の処分の仕方
仏壇を処分する際の注意点
仏壇処分後の供養について
まとめ

仏壇を処分するには:5つの処分方法

処分方法は大きく分けて5つあります。ここでは以下の5つについて詳しく見ていくので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

・菩提寺に引き取ってもらう
・仏具店に引き取ってもらう
・粗大ごみとして処分する
・業者に処分を依頼する
・買取店やリサイクルショップに持っていく

これらの方法の中から利便性が高いものを選択すれば、手間を省きつつ正しい方法で処分できるでしょう。

お寺に引き取ってもらう

菩提寺がある場合、閉眼供養をした後、そのまま引き取ってもらえるお寺もあります。お寺によっては、菩提寺の関係でなくても仏壇の引き取りや供養を行っていることもあります。

仏具店に引き取ってもらう

多くの仏具店では、仏壇を販売するだけでなく、仏壇の処分引き取りサービスも行っています。また、仏具店のなかには閉眼供養から処分までを一括で行ってくれるところもあります。

粗大ごみとして処分する

閉眼供養を行った仏壇は、宗教上は木の箱といえる状態であるため、粗大ごみとして出すこともできます。自治体や仏壇の大きさによって処分手数料はかわり、小さいサイズのものであればご自身で解体し、燃えるごみとして出すこともできます。

業者に処分を依頼する

処分を専門に取り扱っている業者を利用するのもひとつの方法です。単純に処分できるだけの業者と閉眼供養などの必要な法要を全て行ってくれる業者があるため、仏壇の状況や必要に応じて適切な業者に依頼しましょう。

買取店やリサイクルショップに持って行く

仏具を買い取っているショップやリサイクルショップに売却することも可能です。美術的な価値が高い仏壇の場合は、古美術商に売却するという選択肢もあるでしょう。

他にもインターネットオークションで売却する方法もあるため、出品してみても良いかもしれません。

仏壇の処分方法別の費用とメリット・デメリット

処分方法にはさまざまなものがありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。どの方法を用いるかによって手間やコストが異なるため、十分に考慮して最適な方法で処分することが大切です。主なメリット・デメリットは以下の通りです。

依頼先 処分料 メリット デメリット
菩提寺 寺院によって異なる
事前確認が必要
閉眼供養と引き取りをセットで依頼できる
処分に手間がかからない
閉眼供養料と処分料が寺院によって異なる
仏壇本体の引き取りを行わない寺院もある
仏具店 2万円~8万円程度
仏壇のサイズや搬送距離によって異なる
閉眼供養と処分をまとめて依頼できる
教派による制約がない
処分費用が高い
粗大ごみ
(地方公共団体)
500円~2,000円程度
収集する地方公共団体およびサイズによって異なる
処分費用が安い
戸別収集なので手軽に処分できる
収集不可の地方公共団体がある
粗大ごみの最大サイズを超えると収集不可になる
解体しても元のサイズが粗大ゴミに該当すると手数料を支払わなければならない
処分業者 2万円~
依頼する業者によって異なる
自宅から仏壇を引き取ってもらえる
閉眼供養と処分をまとめて依頼できる
粗大ごみの処分手数料と比較すると高い
買取業者 買取代金をもらえる
価格は仏壇によって異なる
コストを掛けずに処分できる 仏壇を取り扱わない買取業者がある
店舗に持ち込むための手間がかかる

コストを重視するなら地方公共団体が実施する粗大ごみ回収を利用し、必要な儀式の執行から処分までをまとめて任せたいなら菩提寺や仏具店などを利用すると良いでしょう。

仏具店や処分業者に依頼する場合は、業者によって処分料が大きく異なります。自宅から搬出してもらうか、自分で業者の施設に搬入するかによっても異なるため、あらかじめ確認することが大切です。

買取業者やインターネットオークションを利用すれば、逆に買取代金としてお金をもらえますが、運搬や発送などに手間がかかります。手間を優先するか、コストを優先するかによってどの方法が最適かは異なるでしょう。

仏壇を処分したいときは閉眼供養が必要

不要になったからといって、仏壇をそのまま処分するのは不適切です。教派によっても多少の違いがありますが、基本的には閉眼供養を行わなければなりません。

ここからは、閉眼供養とはどのようなものか、なぜ行わなければならないのかをご紹介します。仏壇の処分を検討している方は、事前にチェックしておきましょう。

開眼供養がされているかを確認

仏壇の処分を進める前に、開眼法要(かいがんほうよう)が行われているかどうかを確認しましょう。開眼法要は魂入れとも呼ばれるもので、新しい仏壇やお墓などを作った際に行われる法要です。

故人の魂は仏壇に自然と宿るものではありますが、その霊位を呼び覚ますという意味合いで開眼を行います。つまり、開眼法要が行われている仏壇は、故人の魂が納められています。

開眼供養されている仏壇には閉眼供養が必要

開眼供養が行われた仏壇は、処分を進める前に閉眼法要(へいがんほうよう)を行います。閉眼法要とは開眼法要の逆で、故人の魂を納める役目を終えさせるための法要です。魂抜きとも呼ばれるもので、これを行うことにより、仏壇は木の入れ物へと戻ります。

この供養を行わないままに処分することは、故人の魂ごと処分することになってしまうため、事前に確認するようにしましょう。

仏壇の閉眼供養を行う方法

閉眼供養を行うには、お葬式や法事でお世話になった菩提寺に連絡を取り、対応していただけますが、お付き合いのある菩提寺がないという方は、法事・法要の「寺院手配サービス」を利用されてみてはいかがでしょうか。

■寺院手配サービスとは?

「小さなお葬式」の法事・法要の寺院手配サービス「てらくる」は、ご僧侶をお手配するサービスです。

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詳しくは、「てらくる」紹介ページをご覧ください。


仏具やお位牌も閉眼供養が必要

位牌には故人の霊が宿っていると考えられています。従って、仏壇と同時に位牌を処分する場合は閉眼供養が必要です。菩提寺があれば菩提寺に、なければ閉眼供養を行っている寺院に依頼しましょう。「寺院手配サービス」を利用すれば簡単に閉眼供養を行ってくれる寺院を探せるので、ぜひご検討ください。

仏具を処分する場合は、閉眼供養が必要なものと不要なものがあります。仏像や掛け軸は閉眼供養が必要一般的な仏具の場合は不要です。閉眼供養が必要なものを処分する際は、忘れないようにしましょう。

仏壇の閉眼供養の相場

閉眼供養を行う場合に捧げる献金の相場は、寺院によって異なります。一般的に1万円~5万円程度が目安とされているため、参考にしてみてはいかがでしょうか。菩提寺に依頼する場合は、これまでに行った法要で捧げた献金から計算することも可能です。

法事・法要の「寺院手配サービス」では、一律5万円で法要を依頼できます。菩提寺がなくて寺院選びに困っている方は、ぜひご利用ください。

宗派による仏壇の処分の仕方

同じ仏教でも、教派が違えば仏壇の処分方法も異なります。教派によって細かい教理が異なるため、仏壇の処分に関する考え方はさまざまです。

ここでは特殊な処分方法を行う創価学会と浄土真宗についてご紹介します。これらの教派は他の教派と比べて独特な部分があるため、事前にチェックしておきましょう。

創価学会の仏壇の処分方法

創価学会の仏壇は特殊なものとされているため、一般的な仏具屋では引き取ってもらえません。創価学会専門の仏具屋などを探す必要があるでしょう。

仏像や掛け軸などの御本尊を創価学会の地区会館などに引き取ってもらい、仏壇は粗大ごみとして処分する方法もあります。街中によくある仏具屋では処分できないこと、創価学会専門の仏具屋に依頼すると割高になることを覚えておきましょう。

浄土真宗の仏壇の処分方法

浄土真宗の場合、閉眼供養は不要です。浄土真宗では、人が死ぬとすぐに天国に召されるという教理があります。仏壇や仏道に故人の魂が残るという考え方はありません。従って、故人の魂を抜く儀式は不要です。

浄土真宗では、代わりに遷座法要と呼ばれる法要を行います。遷座法要とは遷仏法要とも呼ばれ、鎮座している場所を変更するという意味があるものです。教理の違いによって儀式が異なると覚えておきましょう。

仏壇を処分する際の注意点

実際に処分する際には、いくつか注意するべきポイントがあります。仏壇内に保管していた重要アイテムを一緒に処分してしまった場合など、場合によっては取り返しがつかない事態になってしまうことがあるでしょう。

このような事態を避けるためにも、処分前に一通り確認しておくのがおすすめです。処分時には「仏壇内に忘れ物をしない」「丁寧に取り扱う」の2点に注意しましょう。

仏壇の中身をしっかり確認する

仏壇の中に忘れ物がないようにしましょう。位牌や遺影はもちろんのこと、引き出しの中身の確認をしましょう。仏壇には、隠れた引き出しがついているものがあります。その中には家系図など、「家」にとって重要な物が残されていることも多いため、念入りに確認しましょう。また、親族の中には、仏壇を処分することに抵抗がある方がいるかもしれません。その仏壇で供養されている方々と関わりのある方にも確認しながら処分をすすめましょう。

仏壇は丁寧に扱う

閉眼供養を行った仏壇でも、これまで故人を偲ぶために使ってきたものであることには違いありません。処分する段階でもきちんと敬意を払い、丁寧に扱うのがマナーです。仏壇を雑に扱うことを失礼だと感じる方も多いため、周囲の方の感情にも配慮します。

買取業者への売却を検討している場合は、特に丁寧に取り扱う必要があるでしょう。仏壇は繊細な作りになっており、雑に扱うと破損する可能性が高くなります。破損すると買取金額が減額される原因になるため、より丁寧に扱うことが大切です。

仏壇処分後の供養について

仏壇を処分された後も、供養は続けていく必要がありますが、どのような方法で供養するかを決めていらっしゃいますでしょうか。

仏壇を置くスペースがなく処分を考えられている場合は、省スペースでコンパクトなお仏壇に替えて供養していくこともできます。リビングに合うようデザインされた仏壇など、様々なものがあります。


木の家ライト

参考:小さなお仏壇「木の家」

「小さなお仏壇」では、コンパクトでモダンなデザインの仏壇を販売しております。気になった方は詳しいページをご覧ください。


まとめ

仏壇を処分する方法は大きく分けて、「菩提寺に頼む」「仏具店に頼む」「処分業者に頼む」「地方公共団体の粗大ごみ回収に出す」「買取業者に売却する」の5つです。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、手間やコストを考えて選択すると良いでしょう。実際に処分する時は、忘れずに閉眼供養を行うことも大切です。故人を偲ぶための仏壇は、最後まで丁寧に扱いましょう。

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