葬儀の準備

作成日:2020年05月15日  更新日:2020年06月02日

献体を希望するなら葬儀について話し合おう|方法・費用・注意点・香典について解説

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献体を希望するなら葬儀について話し合おう|方法・費用・注意点・香典について解説

この記事は小さなお葬式が書いています

近年は、亡くなった後に献体を希望する人が増加している傾向にあります。献体と聞くと解剖を想像する方もいるかもしれません。誰でもできることなのか、葬儀や納骨がどうなるのか心配という方もいるのではないでしょうか。

今回は、献体をしようと考えている方や興味がある方に、葬儀はどうすればいいのか、その方法についてもご紹介します。その際にかかる費用や注意点、香典などの情報もあわせてご紹介しますので、献体をするかしないかの判断材料にしてください。

【もくじ】
「献体」は誰でもできるの?
献体した際の葬儀の仕方
献体をして葬儀を行う際の注意点
献体した際の葬儀費用はどうなる?
献体をした場合の香典について
献体を依頼する際の手続き方法
まとめ

「献体」は誰でもできるの?

献体(けんたい)は、希望すれば誰でもできるものではなく、条件によってはできないケースがあります。たとえば、ドナー登録をしている方、病気や障害が認められる方、事故が原因で損傷がひどい方はできません。条件については、行う大学によっても違いがあるので確認してみましょう。

かつては数が不足しており、大学のほうからお願いする形で献体の提供を呼び掛ける活動をすることもありましたが、近年では役に立ちたいと自ら希望する人が増えているようです。

献体を行う場合、火葬の費用は大学が負担してくれます。そのため、家族の負担を減らせるのではないのかと考える人や、高齢化社会で身寄りのないお年寄りが増えたことも希望者が増えた原因であるといわれています。

献体した際の葬儀の仕方

献体をした場合、葬儀はできないのではないかと考える方もいるでしょう。行える葬儀やその際の遺体の有無など、いくつかのパターンを想定し、それぞれの流れや対応についてご紹介します。

献体前に葬儀をする場合

まず、葬儀は死後丸2日以内に行わなければなりません。献体は48時間以内に大学に引き渡さなくてはならないためです。亡くなった当日か翌日にお通夜を行い、その後に葬式・告別式、その後大学に搬送します。

その場合は葬儀社にも伝え、大学側の時間にあわせて式を終えるように段取りをしてもらいましょう。葬儀の流れは通常よりもあわただしくなることが予想されます。事前にどのようにしたいのかを決めておくほうがよいでしょう。

献体後に遺体なしで葬儀をする場合

献体を行った後に葬儀をする場合は、遺体がない状態でお通夜・葬式をします。遺影や位牌のみで、故人とのお別れをする形です。時間に余裕をもって行える点はメリットといえます。この場合は住職にも伝え了承を得るようにしましょう。

献体後に遺骨が戻ってから葬儀をする場合

献体後に遺骨になって戻ってきてから葬式をするという場合もあります。葬儀社によっては対応しているプランを用意しているところもあるので相談してみましょう。

献体は亡くなってからすぐ解剖を行うわけではなく、準備期間や実習期間が長くかかることもあります。遺体はすぐに戻ってこないことが多いため、「故人とのお別れを迅速かつ丁寧に行いたい」「故人と長い間離れるのは寂しい」と考える場合はおすすめできない方法といえるでしょう。

葬儀をしないという選択肢もある

場合によっては、葬儀を行わないケースもあります。家族の負担を少しでも軽くしようとの考えから、葬儀は行わないという選択をする方が増えています。

大学は、献体後に火葬をしてくれます。身寄りがない場合は共同墓地に埋葬してくれることもあるようです。行う内容は担当の大学や団体によって違うため、葬儀をしない場合は事前に確認しておくとよいでしょう。

献体をして葬儀を行う際の注意点

献体をして葬儀を行う際には注意しなければならないポイントがいくつかあるのでご紹介します。献体は費用の負担を抑えるためだけに安易に登録するのではなく、本来の意義や目的について十分に理解しておくことが必要です。献体を考えている場合は、もう一度よく把握したうえで検討して決めましょう。

遺体はすぐに返還されない

献体の大切なポイントとして、遺体が戻ってくるまでには1年~3年かかるという点があります。なぜこれだけ時間がかかるのかというと、防腐処理などの解剖準備が半年ほどかかり、実際の実習期間にもさらに時間がかかるからです。

他にも実習日程や献体数が多い場合も、順番待ちとなることがあるようです。いずれにせよ遺体はすぐには戻ってこないため、遺体がある状態で葬儀を行いたいという場合は献体自体を考え直す必要があるでしょう。

家族の同意が必要

登録時、また献体を行うときにも家族の同意を求められることになります。家族の1人でも反対があれば基本的には実行されません。生前に家族にも理解してもらわなければなりません。

献体をすると遺骨がいつ戻ってくるのかもわからないため、不安に思う家族もいるでしょう。葬儀の有無だけでなく、家族が混乱する結果にならないように話し合うことが大切です。

献体した際の葬儀費用はどうなる?

献体した場合、葬儀費用も大学側がすべて負担してくれるとイメージされがちですが、実際は違います。大学に貢献したから無料になるというわけではなく、葬儀費用はこちらが負担しなければなりません。費用負担を理由に献体を希望している方は、よく確認しておくことが大切です。

運搬・火葬費用のみ大学負担

病院が負担するのは、搬送費と火葬費のみです。通夜や葬式などの費用は個人の負担となるため、費用の問題で献体を考えている場合は、この点をしっかりと把握する必要があるでしょう。葬式費用を減らすために献体を行うという考え方はしないほうが無難です。

火葬費用は地域や自治体によって異なりますが、たとえば東京都23区内では4万円~6万円程度を大学が負担してくれると考えるとよいでしょう。

献体を行った場合の葬儀の主流は

献体を行ったときの葬儀は、遺体がないままで行ったり遺骨になってから行ったりする場合が多いことから、小規模なお葬式とすることが多いでしょう。その場合に選ばれることが多いのは家族葬、一日葬、直葬です。小さなお葬式での実際の価格を確認してみましょう。

家族葬
搬送、安置、お通夜、告別式、火葬
5~30名程度、セット価格で約45万円(税抜)

一日葬
搬送、安置、告別式、火葬
5~15名程度、セット価格で約30万円(税抜)

直葬(火葬式)
搬送、安置、火葬
1~10名程度、セット価格で約16万円(税抜)


上記は小規模な葬儀をした場合のセットプランですが、こちらには火葬費用が入っていません。別途費用が必要になりますので、詳細は小さなお葬式までぜひお問い合わせください。

献体をした場合の香典について

献体をした場合の葬儀は通常とは違うように思えるため、香典に関してもよくわからないと悩むことが多いでしょう。このような場合、香典は渡してもいいのでしょうか。

また渡された場合は受け取ってもいいのか、香典返しはどのようにすればいいのかなど、実際の対応に不安を感じることも多いでしょう。詳しくご紹介していきます。

断っている遺族が多い

献体をした場合は葬儀が簡素化されていることが多いため、香典を辞退する場合が多いでしょう。ただし、受け取ることがマナー違反というわけではありません。こちらが辞退したいことを伝えていても、参列者によっては受け取って欲しいと思う方もいるはずです。

香典は気持ちなので、そのような場合はありがたくいただきましょう。簡素化した葬儀であっても、基本的には一般的な葬儀と変わらないと考えて対応すればよいでしょう。

香典をいただいた場合のお返しは?

献体をした場合の葬儀でも、香典のお返しは必要です。葬儀を簡素に済ませたとしても、葬儀を行わなかったとしても、お礼の香典返しはしたほうがよいでしょう。会社など、複数人でひとつの香典をいただいた場合には、いただいた人数で分けられる菓子折りなどでお返しをしましょう。

個人からいただいた場合には、半額分のお返しをするのがマナーです。遺体は数年間戻ってこないことが多いですが、節目として四十九日の法要のころにお返しをするとよいでしょう。

献体を依頼する際の手続き方法

献体に申し込む場合はどうしたらいいのでしょうか。登録には肉親の同意が必要です。生前に登録を行ったとしても、死後に家族に反対されたら献体を行うことはできません。元気なうちにしっかりと話し合っておくことが重要です。

希望する大学へ申し込む

献体篤志家団体や医科・歯科大学へ申し込みましょう。申込書は電話でも請求できます。必要なことを記入し、捺印したうえで郵送します。肉親者の同意を得ておくことが必要です。

肉親者の範囲は、配偶者と親・子・兄弟姉妹です。同居別居は問いません。不明な点は団体か大学に相談しましょう。

会員証(献体登録証)の発行

申込書を提出すると会員証(献体登録証)が発行されます。会員証には、献体先の大学名や死亡したときにどのように連絡したらいいのかという方法も表記されていますので、大切に保管しておきましょう。

家族や身近な人にもきちんと知らせ、旅行のときや不慮の事故などに備えておくことも大切です。遠方に転居したときには最寄りの大学に登録する場合もあるので、事前に問い合わせて確認しておきましょう。

まとめ

献体は死後にできる数少ない社会貢献といえます。正しい知識を持っておいたほうがよいでしょう。家族に迷惑をかけたくなくて選んだとしても、結果として家族が混乱するのでは意味がありません。本人と家族でしっかりと情報を把握・共有していることが何よりも重要です。

小さなお葬式」では、葬儀を最小限にしたプランや生前に選べるプランを多数ご用意しています。家族に負担をかけたくないと思っている方にもおすすめです。葬儀や献体のことでお困りでしたら、「小さなお葬式」までぜひお気軽にご相談ください。


葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。


最後に

小さなお葬式のコラム内ではご紹介しきれない葬儀に関する知識やノウハウをまとめたEBOOK「費用を最大限おさえて満足のいく葬儀にする方法」をご用意しました。
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