闘病生活を送っていた父。生前に自分で選んでいたのが、「小さなお葬式」だったんです。
父に胃がんが発覚したのは昨年のことです。自宅療養で抗がん剤治療を続けていましたが、夏ごろに容態が急変。病状は回復せず、最期は家族みんなで看取りました。亡くなる3日前、誕生日のお祝いに「おいしいものを食べたい」とラーメンを食べに行くほど元気だったので、突然のことに呆然としてしまいました。
病院で葬儀社を選ぶよう言われ迷っていると、母が「お父さんが以前、葬儀社の資料を取り寄せていた」と思い出し、一旦自宅へ戻ることに。実は父が生前、「小さなお葬式」の早割に申込んでいたことがわかったんです。
低予算で行えるプラン内容に父の家族への気遣いを感じ、悩むことなくお願いしました。
プラン内容を見てまず驚いたのは、お坊さんの手配を追加してもトータル50万円以下という、通常のお葬式の相場よりもはるかに安い金額でした。地元が三重の田舎ということもあり、お葬式といえば今もお金をかけて盛大に行うイメージしかなかったので衝撃でしたね。実際、父方の祖母が亡くなった際は200万円ほどかかったと聞いています。
父は自分の葬儀にそこまでお金をかけるのは家族への負担が大きいと考え、「小さなお葬式」を選んでくれたのでしょう。残念ながら「早割」が使えるようになるにはまだ日数が足りませんでしたが、合理的な性格の父らしい心遣いを感じ、すぐにお願いすることにしました。
担当スタッフの方が親身に対応してくれて、安心しておまかせできました。
突然の逝去で私も気が動転していたのですが、電話で対応してくれた担当スタッフの方が、明るく気さくに接してくれて、かえってほっとできました。
葬儀についてやりとりをしているときに特に印象的だったのが、お坊さんの手配です。「誰か適当な方を呼んでくれるのかな」くらいに思っていたのですが、担当スタッフの方が「岐阜にとてもよいお坊さんがいるから、ぜひその人に」と紹介してくれました。安い金額でお願いしているからといって事務的に対応するのではなく、遺族のことを考えた気配りがうれしかったです。
家族への負担が少なく、なおかつ故人とゆっくり過ごせる素敵な葬儀になりました。
「小さな一日葬」のプランには通夜がなく、告別式と初七日もその日のうちに行ってくれるので、安置からのべ2日で葬式のすべてを終えられます。母や叔母は「初七日を当日にというのは少し違和感がある」と思っていたようですが、我が家は夫婦共働きで、何日もお葬式のことにかかりきりになるわけにもいかないので、2日で済むのはとても助かりましたし、何より合理的ですよね。
会葬者は私や母、兄を含めた付き合いの深い親類11人。慣れ親しんだ人たちだけでずっと棺に寄り添い、父との最後の別れをゆっくり惜しむことができました。
「小さなお葬式」を通して、葬儀のあり方について改めて考えさせられました。
お葬式は誰もが直面すること。当時、父が「小さなお葬式」の資料を取り寄せている姿を母は「縁起でもない」と言っていたようですが、突然の死に「どうしたらいいんだろう」と戸惑っていた私たち家族にとって、父の意思表示は本当にありがたいものでした。どう見送るのか、そしてどう見送られたいのかを考えておくのは、大切なことなんですね。
「小さなお葬式」は生前から簡単に準備できる仕組みがありますし、私も夫も今後葬儀を行うことがあれば、費用面で極力家族に負担をかけずに、本当に必要なことだけを行ってくれる「小さなお葬式」を利用したいと話しました。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな一日葬をご利用されたお客様インタビュー
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