「葬儀にお金をかけてほしくない」という父の希望を知り、「小さなお葬式」を選びました。
父が病で亡くなったのは2018年8月末のこと。それまでは普通の日常生活を送っていましたが、ある日突然倒れて救急車で運ばれ、そのまま帰らぬ人となりました。知らせを受けて私が病院に到着したのは、深夜。病院から葬儀会社を紹介してはもらいましたが、知り合いから普通の葬儀を行うと100万〜200万円という大金がかかると聞いており、気にかかっていました。それに、父も生前「派手なのは好きじゃない、自分のお葬式はできるだけ質素にしてほしい」と母に言っていたと聞いていたので……。だったら、できるだけ費用を抑えられるところはないかと、スマホで葬儀会社を検索。そして、「小さなお葬式」を見つけました。
もちろん他の葬儀会社も数社検討しましたが、私が見た限り、サイト上にセットプラン料金内なら追加費用がかからないと書かれていたのは「小さなお葬式」だけ。電話での問い合わせでもプラン内容や料金について一番明瞭に答えてくれたことから、依頼を決めました。
お坊さんを呼ばなくてもいい。我が家らしい葬儀を選べる自由さに驚きました。
プランは「小さな一日葬」を選択。お葬式というと形式などがきっちり決まっていて、業者から「こうしてください」といろいろと指示をされるものだというイメージがあったのですが、「小さなお葬式」はまったく逆でした。私たち家族がどうしたいか、担当者の方が意見を逐一聞いてくれたので、とても打ち合わせしやすかったです。
中でも一番驚いたのは、「お坊さんの手配はどうしますか?」と聞かれたこと。実は私の家は、父の影響でみんな無宗教。お正月の初詣やお盆のお祭りなどにも参加しない主義でした。正直なところ、お葬式にだけお坊さんを呼ぶことには違和感があったので、スタッフから手配について聞いてもらえたのはありがたかったです。まさに、わが家にぴったりでしたね。
家族みんなが父との最後の時間をゆっくり過ごす。シンプルながらも心温まる葬儀になりました。
通夜式やお坊さんの読経もない本当にシンプルなお葬式でしたが、その代わり父と過ごす最後の時間をたっぷり確保できたのがうれしかったですね。参加したのが限られた親族だけということもあり、各々が父に寄り添い語りかけ、穏やかなひとときを過ごせました。私は喪主として式を取り仕切っていましたが、思った以上に時間があり心にも余裕ができたので、みんなの様子を見ながら式を進められたのも良かったです。みんなが少ししんみりしてきたタイミングで、スタッフの方にお願いしてBGMを流してもらったりもしましたよ。
親族は一般的な流れのお葬式に参加したことがある人ばかりだったので、式後、父の葬儀の感想を尋ねてみました。特にお坊さん不在ということで最初は驚いた人もいたようですが、父としっかりお別れできたこともあり、「いい葬儀だったよ」と言ってくれました。
どのように家族を見送るのかは、家族それぞれの考え方で決められるのが理想的。
お葬式に対する考え方は家庭によって違うと思います。わが家の場合は、亡くなった人を見送るために数百万かけるよりも、自分たち、そして自分の子どもたちが豊かに過ごすために使った方が良いのではと考えて、父のお葬式にはお金をかけないことにしました。そしてそれは、父が生前から「葬式は質素でいい」と自分の考えをきちんと伝えてくれていたおかげでそうできたという面が何より大きいです。
もちろん、亡くなった方を盛大に見送りたい方は、そうしたらいいと思います。しかし、もし身内だけで本当にシンプルで無駄のない葬儀をしたい、費用は抑えたいという場合は、明朗会計の「小さなお葬式」をおすすめしたいですね。母も自分のときは「小さなお葬式で」と言っていますし、私自身もいずれお世話になれたら、と思っています。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな一日葬をご利用されたお客様インタビュー
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