「身内だけで送り出してほしい」というのが、父の希望でした。
父は質実剛健という言葉がよく似合う、とてもまじめな人でした。私が常識から外れたことをしてしまったときには、きっちりと叱ってくれる。一方で、進路など私が悩んで決めたことに対しては、口を出すことなく私の意思を尊重してくれる。そんな厳しくも優しい、いい父親でしたね。父のおかげで私は今、自分の好きな仕事ができているので、本当に感謝しています。
そんな父とは、葬儀について生前から話し合っていました。父の希望は、「家族など、ごく一部の人たちだけで執り行ってほしい」というもの。定年退職してから20年以上経っていたこともあって、会社関係の人付き合いはほとんどなくなっていたんですね。参列者の数があまり多くならないのであれば、いっそ身内だけで送り出してほしいと考えたようです。
そこで、父の希望をふまえてインターネットで葬儀社を検索。「小さなお葬式」を見つけたときには、まさに私たちが求めている葬儀の形だと思いましたね。
しかも、ホームページに載っているプランの説明が詳細に書かれていて、すごくわかりやすくて。求めるサービスが抜け落ちているのではないかという不安がなかったのは、ありがたかったです。検討の結果、「親族も少ないのでお通夜は省略したいけれど、告別式は開いてあげたい」ということで、プランは「小さな一日葬」に決めました。
当日に慌てないために「生前契約」を選びました。
私が喪主となって葬儀を執り行うのは、今回が初めてでした。そのため、慌てることがないようにと父と相談して、できるだけ当日の負担を減らせるようにと「生前契約」を選びました。喪主は大変というイメージは昔からありましたが、この年齢になって、会社の同僚や先輩から「いざ身内に不幸があるとどうしていいかわからなくなってしまう」という話を聞いていましたから……。
そして、父が亡くなった当日。事前に案内されていたとおりに電話をかけるだけで、すぐに担当の葬儀社の方へと取り次いでもらえました。その後の葬儀も滞りなく進めることができ、初めて喪主を務めるにもかかわらず、戸惑うようなことはありませんでしたね。「生前契約」をしておいて本当によかったと思いました。
徹頭徹尾、丁寧できめ細やかな応対をしていただけました。
葬儀というのは1回限りのことですから、「万が一にも心残りがあるのは嫌だな……」という思いはどうしてもありました。正直なところ、価格が安い分、サービスの質も落ちるのではないかと不安に思っていたんです。一般的な葬儀では、数百万円かかるという認識がありましたからね。そのため、正式に契約するまでのやり取りの中で、スタッフの方の応対に疑問を感じるようなことがあれば、別の会社を選び直すことも考えていました。
しかし、そんな考えは杞憂に終わりました。資料請求をするために電話をかけたところ、担当してくださったオペレーターさんの案内や言葉遣いがとても丁寧だったんです。それからも何回か連絡したのですが、他の方の受け答えも素晴らしいものでした。そのときに、ここなら会社として信用できると確信しましたね。
それから、実際の葬儀はもちろんのこと、四十九日の案内をはじめとしたアフターフォローも万全でしたよ。ただ資料を送ってくるだけではなく、「お困りのことがあればいつでもご相談ください」と電話でも気遣いの言葉をくれたんです。本当に、最初から最後まできめ細やかな応対をしていただけました。
今後も葬儀が必要になったときは、ぜひもう一度「小さなお葬式」にお願いしたいです。今回は、ありがとうございました。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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