「まぁーね」が口癖の優しい兄。苦しくても愚痴を言わない、寛容な心の持ち主でした
兄は心臓が悪く、糖尿病も患っていました。病気が原因で60歳のときに一度仕事を辞め、ほとんどお金のない状態で地元に帰ってきました。姉のアパートで居候をしていたこともあります。姉も病気がちでしたが、体調を崩したときは兄がずっと姉の面倒をみてくれました。本当に感謝をしています。
しかし2019年の12月下旬、兄は持病が原因で突然倒れ、救急搬送されました。総合病院に入院をし、約3週間後に医者から延命治療について相談されました。しかしその次の日に、兄は亡くなりました。 兄は苦しいときも愚痴を言わず、入院中は私や家族への感謝の言葉ばかりを口にしていました。「まぁーね」が口癖の寛容な心の持ち主でした。
「小さなお葬式」は、兄が亡くなる2週間前に、職場の知り合いの口コミで知りました
兄が突然亡くなることは想定していたため、葬儀のこともすでに考えていました。母のお葬式のときは「お花はワンランク上にするのが一般的で…」など、業者に儲け主義の対応をされたこともありました。身内が亡くなって悲しいときにこういう話をされることが嫌だったので、早めに考えることにしたんです。
兄自身が無宗教者で、兄の全財産は20万円くらいしかありませんでした。私自身も米つきバッタのように頭を下げるようなものではなく、心のこもったお葬式がしたいと思っていました。しかし、なかなか思うような葬儀場を見つけられませんでした。
そんなときに、職場の知り合いで幼い子を亡くした人がいました。その家族は「小さなお葬式」を利用して子供の葬儀を行ったそうです。「心のこもったお葬式ができた」「すごく良かったよ」と言っていました。実際に利用した人からの評判も良かったので、私は安心して小さなお葬式に入会をしました。それが、兄の亡くなる2週間前のことです。亡くなった子が引き合わせてくれたのかもしれないと感じました。
即答で良い提案をくれるスタッフ。キーボードで生演奏ができる司会者にしてくれました
担当のスタッフの方は年配の男性でした。こちらの希望に対してスッスッとすぐに良いアドバイスをくれ、テキパキと実現させてくれる頼りになる方でした。
私は、「家族も『湯かん』に参加したい」「告別式でキーボードの演奏がしたい」「兄が自分自身のことを書いた『自叙伝』の朗読をしたい」「棺桶をみんなで囲む形にしたい」等々、いろいろと希望を言いました。これをすべてスタッフさんか叶えてくれたんです。他にも写真を飾るボードに「台をつけて欲しい」と言うと、すぐに釘を打って作ってくれるなど、どんな希望にも素早く対応してくれました。告別式でやりたいことがいっぱいあったので、通常より早く式を始めることも許可していただけました。
感動したのは、キーボードで生演奏ができる司会者にしてくださったこと。家族が兄の自叙伝を朗読しているときに、兄が好きだった曲をアレンジして演奏をしてくれました。
「この会場は自由に使っていいですよ」と言われ、スタッフさんは必要なときだけ来てくれました。干渉し過ぎないスタイルだったことも良かったです。
※プラン外のご要望につきましては、式場の設備や状況等により、一部お応えできない場合がございます。
今の時代に合ったお葬式。真心をこめて送れたことに感謝
兄のお葬式が終わってからは、私が小さなお葬式が良かったことを宣伝しています。今の時代に合ったお葬式だと思います。まだまだ知らない人も多いと思うので、もっと宣伝をしてみんなに知ってもらいたいです。
形式を重んじるお葬式も良いですか、家族ごとにさまざまな事情があると思います。今回は小さなお葬式のおかげで、真心をこめて兄を送り出すことができました。兄に対して、お礼ができたと思います。本当に良かったです。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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