女手ひとつで子どもたちを育て上げた、強くて穏やかな義母
早くに夫を亡くしたお義母さんは、夫とお義兄さんを女手ひとつで育てたと言います。長年にわたって清掃の仕事で家計を支えつつ、子育てに全力を尽くしていたパワフルな人でした。
私と夫は結婚後、私の実家の美容室がある県内の島に移り住むことに。そのため、お義母さんと物理的な距離ができてしまったことがずっと気がかりでした。お義母さんは内心寂しい思いをしていたのでしょう。私たち夫婦が訪問したり、私たちの子どもが年末年始やお盆に遊びに行ったりしたときにはいつも喜んで迎え入れてくれました。お酒が入ると人恋しくなるのか、よく電話がかかってきて…。お茶目で人当たりの良いお義母さんと他愛のない話で盛り上がるのは、私にとっても穏やかで楽しい時間でした。
信頼する会館の担当者からも、小さなお葬式を力強く勧められました
頑張り屋で弱音を吐かず、ギリギリまで仕事に邁進していたお義母さん。1年前に体調を崩し、ガンで余命宣告を受けたときには皆が耳を疑いました。
「もう長くないなら家で過ごしたい」というお義母さんの意思を尊重して、残された時間は自宅で穏やかに過ごしてもらうことに。余命宣告から半年経過し、お義母さんの荷物を少しずつ片づけ始めたときに、そろそろ葬儀の準備をしなければならないと覚悟しました。
小さなお葬式の存在を最初に知ったのは、テレビの特集をたまたま見ていたお義兄さんです。仕事関係で呼ぶ人も多くなく、盛大な葬儀にお金をかける余裕もなかった私たちには、ぴったりなのではないかと考えるように。とはいえ、実は親戚からの強い要望で葬儀をあげる会館はすでに決められていました。葬儀会館のスタッフに予算と内容を話した際、気になっていた小さなお葬式のプランについても相談。すると、小さなお葬式はその葬儀会館でもできること、金額的にも内容的にも、きっと満足のいく内容なのでおすすめだと言ってくれたのです。私たちにとってベストな状態が整えられました。
厳格な親戚も納得の内容。最後は家族みんなで見送ることができました
葬儀の内容は、格式を重んじる親戚の存在を意識して話し合って決めました。とはいえ、小さなお葬式は色々なケースに応じたプランを用意してくれているため、ほとんど迷わずに済みます。中でも私たちが選んだ一日葬は、基本的な葬儀のステップをしっかりおさえたもの。厳格な親戚からもほとんど不満が出ませんでした。
葬儀当日は会館にもう1件別の葬儀が入っていたようですが、担当者が気づかってお互いの式が重ならないように手配してくれました。生花祭壇も飾りつけも豪華で美しく、一般的な葬儀と何ら遜色なく「これぞ、伝統的なお葬式」と思える立派な式となりました。 お義母さんが亡くなった時期は、新型コロナウイルスの影響で人と会うことに制限が多かった頃。病院で最期を迎えたときも、息子である夫とお義兄さんしかお見舞いができない状況でした。
今回は家族葬にしたことで、外部から来る人の対応もなく、式典の時間はすべてごく身近な家族だけの時間に置き換わりました。生前は叶わなかった最後のお別れの機会を取り戻せたように思います。
遺族も参列者も満足できるサービス。今後の拡大にも期待します
小さなお葬式で用意されているプランは、コストと規模を抑えつつ、しきたりを重んじた内容です。負担を軽減したい遺族と、伝統を気にする参列者の両方が満足できるでしょう。
とはいえ、地域によっては小さなお葬式ができる会館が少ないところも。今後対応可能な会館が増えていけば、選択肢が増えてありがたいですね。
そして今後の期待を込めるとするなら、備品を充実させてほしいです。例えば、安置時に使うドライアイスは、季節や安置場所によって必要量が変わってきます。あらかじめ量を指定したり、スムーズに追加の手配ができたりすると良いですね。また、ロウソクや線香は地域や宗派によって微妙に異なることがあります。一律ではなく、より地域の事情に柔軟に対応したサービスが提供されれば理想です。
とても満足しているからこそ、今後への期待もどんどん膨らみます。今後も葬儀を行わなければならないときが来たら、ぜひ小さなお葬式にお願いしたいものです。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな一日葬をご利用されたお客様インタビュー
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