幼い頃から「頑固おやじ」の背中を見て育ちました
高校を卒業して生まれ育った兵庫県を出るまで、わたしを育ててくれたのは祖父母でした。住んでいたのが海沿いの町だったこともあり、小さい頃は祖父が漕ぐ自転車の後部座席に乗せてもらって、近くの海に連れて行ってもらったことを覚えています。わたしにとっては、祖父であり父でもある存在。「頑固おやじ」気質で、人の言うことはまず聞かないタイプでした。
わたしが大学進学・就職を機に高知県に移住を決めたあとも、2ヶ月に1度は祖父母に会いに兵庫県に帰っていました。 長年2人で暮らしてきた祖父母ですが、2021年1月に祖母の認知症が発覚。すでに祖父はがんの余命宣告を受けて寝たきりの状態で、これ以上老老介護を続けていくのには限界があると判断し、高知県に2人を連れてくることを決めました。
実は祖父は、高知県へ連れてくることを決めた時点で「1週間もつかどうか」とかかりつけのお医者様から言われていました。脱水症状やがんの腫瘍熱によって、一時はかなり衰弱した状態にありました。兵庫から高知への長旅は高齢の祖父母に負担をかけてしまうものでしたが、無事高知に辿り着くことができました。 「1週間もつかどうか」と言われていた祖父でしたが、介護・療養環境が整った環境で祖母と同じ病室で過ごすことができ、約1ヶ月後の3月に息を引き取りました。
祖父にとっては縁のない土地での、はじめての葬儀
余命宣告のこともあり、祖父の葬儀について現実的に考えるようになったのは、高知での療養・介護生活を決めた2月のこと。入院などの様々な手続きが重なり、あわただしく過ぎる日々の中で、ネットでいろいろと調べることからスタートしました。
大学時代から住んでいるとはいえまだまだ知らないことも多い高知県。特に肉親の葬儀は、わたしにとってはじめてのことです。葬儀事情や葬祭場など右も左もわからないなか、地元の葬儀社からオンライン上で全国展開している大手葬儀社まで、複数の会社やプランを比較しました。 「小さなお葬式」は、そうした比較検討の一環で見つけました。
心強く丁寧なフォローのもと、祖父を見送ることができました
小さなお葬式を選んだのは、内容・料金の両面から納得のいくものだったからです。もともと入っていた互助会の費用を移管して、そこから必要経費などを差し引くこともできると地元の葬儀屋さんから提案されたのですが、それでも葬儀にはかなりの金額がかかります。祖父にとって、高知県はわたしたち家族以外に近親者がいない土地です。葬儀を執り行うにあたっては「お通夜なしで、家族葬で」というのが大きな前提としてありました。費用をなるべく抑えて行える小さなお葬式は、とても適していたと思います。
また、プランの中で提携していた葬祭場が、住んでいるエリアから徒歩圏内にあったことも、結果として非常に助かりました。
小さなお葬式を知ったきっかけがネットだったということもあり、最初は多少の不安がありました。しかし、電話対応や葬儀のアフターフォローが手厚く、不安はすぐに解消されました。
葬儀以外の部分もアドバイスをいただきました
実際に葬儀を執り行っていくなかで、葬儀後の法要や地元のお寺さんへの御礼についてなど、当事者になってみないとわからない不安材料にも直面しました。そのような疑問に対しても、小さなお葬式スタッフの方が親身になって相談に乗ってくださり、高知県の葬儀事情を知らないわたしにとって非常に心強いものとなりました。
祖父にとっては縁のない土地で最晩年を過ごすことになってしまいましたが、息子として、孫として最期を看取り、見送ることができてよかったと思います。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな一日葬をご利用されたお客様インタビュー
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