バイクが好きで、周囲に人が集まる魅力的な父
コミュニケーション能力が高く、誰とでも自然につきあうことができ、気がつくと周りに人が集まっていた父。話好きな面もあり、仕事の話をしているのを横で聞いていた際、なかなか本題に入らずに、何気ない世間話でその場を和ませていたことが「父らしいなぁ」と印象に残っています。
父の趣味は大型バイクでのツーリングで、旅行に出かけるのが好きな人でした。「大好きなバイクに乗って日本全国を周りたい」と早期退職。仙台・新潟・山梨など、日本各地にツーリング仲間と一緒に出掛けては、1日に300kmくらいは平気で走っていましたね。病気を患い体力的に遠出が厳しくなってからも、小さなカブに乗り、自分一人で病院に出かけるほど、バイクが好きな人でした。
また、父は手先が器用で「ものづくり」が好きな一面もありました。バイク乗りが好むような、シルバーや鳥の羽などを使ったハードなデザインのアクセサリーをよく作っていましたね。自分が身につけるために作るのはもちろん、それを見て「カッコいいね」と気に入ってくれた友人やバイク乗りたちが集まるイベントでの販売も楽しんでいたようです。
バイク乗りの仲間たちからの信頼も厚く、父が亡くなったあと「これからもバイク乗りを楽しんでください」と、父の写真がたくさん載ったフォトアルバムをプレゼントしていただきました。
一緒に出かけた思い出がたくさん。祖母も嫉妬するほど
私と父は、とても仲の良い父娘でした。子どもの頃にはよくバイクの後ろに乗せてもらい、一緒に出かけたのを覚えています。父の「ちょっと行ってくる」はバイクで往復3〜4時間ほど。知多や伊良湖、恵那などによく出かけていました。私が車の免許を取ってからは、家の車が大きめだったこともあり、運転に慣れるまでよく助手席に乗ってもらって、家族で出かけていましたね。
他にも映画を観たりお茶をしたり……。父も私もお酒が好きで、出かけた先でお土産に買ってきてくれた地域の美味しいものや地酒を一緒に楽しみながら、旅の話を聞きました。
よく2人で出かけていたので、祖母が私に嫉妬していたほどです。私や友人、仕事関係の人たちなどに対してはフレンドリーな父でしたが、自分の母親に対しては無口で。今思うと、きっと照れがあったんでしょうね。祖母からは「娘とはよく話すのに……」と愚痴を聞かされました。
父の「自分も小さなお葬式で」という希望を叶える
「小さなお葬式」を選んだのは、父が希望していたからです。父はもともと闘病中だったのですが、祖母の葬儀から2ヶ月も経たないうちに旅立ってしまいました。私はもちろん、本人も思っていなかったでしょう。1週間ほどの入院のつもりが、翌週に急変。すぐに帰ってこれると思っていたんでしょうね。部屋やパソコンはいつものままで、出かけていったきりのお別れとなってしまいました。
実は父の前に祖母を見送っているんですが「できるだけ派手にせず、家族葬でやりたい」という祖母の希望を叶えるために、父と相談して「小さな一日葬」を選んだんです。祖母は花が好きで花関連の仕事をしていた人だったので、花いっぱいで見送れる「華やかなお葬式プラン」を追加。シンプルだけど必要なものは全て揃っている上、自分たちの要望にあったスタイルにカスタマイズできるのが良かったです。祖母の葬儀が終わったあと、父が「自分のときも小さなお葬式で」と希望したので、今回それを叶えた形です。
信頼できるスタッフと遺族への負担が少ない葬儀に感謝
父の葬儀は、祖母のときと同じスタッフの方が担当してくださったこともあり、スムーズに準備を進めることができました。フルタイムで仕事をしていたため、様々な手続きの代行をしてもらえたことがとても助かりましたね。
近親者のみでの家族葬にすることで、挨拶など余分な気遣いをすることなく、それぞれが父との最期の時間をゆっくりと過ごすことができたのも良かったと感じています。残された家族への負担が少ないことは、きっと父も喜んでくれていると思います。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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