私のことを思いやってくれたスポーツ好きの「良いひと」でした
46年間連れ添った夫は、「良いひと」でした。夫婦は2人でつくりあげるもの。お見合い結婚で出会い、大きなけんかをすることもなく、「まぁいいか」とお互いに思い合える関係でした。
感謝していることや思い出はたくさんありますが、すぐに思い浮かぶのは、私が24年前に脳梗塞で倒れたときのことです。それまでなんの病気もしたことが無かった私がベランダで倒れて動けずにいたのを見つけて、救急車を呼んでくれました。その後、意識を取り戻したときに、私の顔をのぞきこむ心配そうな顔は忘れられません。リハビリの病院が合わなかったときも、病院にかけあうなど助けてくれました。
また、夫は若いときに走るのが好きだったこともあり、スポーツがとても好きだったんです。テレビなどで一緒に観戦していると「このチームはこうだ」「この選手はこうだ」と、詳しく解説してくれました。特にマラソンと大相撲が好きで、箱根駅伝なんかはいつも一緒に見ていましたね。実は、私はもともとそんなにスポーツには興味なかったんです。でも夫が詳しく解説してくれるので、私も詳しくなっていって。今では夫の影響で、私もスポーツ観戦をするようになりました。
そんな夫と、まさかこんなに早くお別れのときが来てしまうとは思わなくて…。もっと何かしてあげられたんじゃないかと思うこともあるけれど、最後にお葬式で家に帰してあげられて良かったです。
「家に帰りたい」と願った夫の想いを叶えるため自宅葬に
夫は大腿骨の骨折をきっかけに、持病の悪化で体調をくずし1年以上入院しました。コロナのため、入院中は会う事さえできなくて、面会はオンラインでわずか5分ほど。「家に帰りたい」という夫の気持ちは、入院生活を経験した私には痛いほどよくわかりました。徐々に弱っていく夫に希望を持ってほしくて、自宅をバリアフリーにリフォームして「お父さんの帰る準備は出来ているよ」と伝えたら、「ありがとう」って言ってくれて。でも、ついに家に帰ることなく夫は息を引き取ってしまったのです。
だから、私はどうしても自宅葬にしたかったんです。葬儀場での葬儀にしてしまったら、夫は家に帰ることなく荼毘に付されてしまいますから。担当の方にその思いを伝え、自宅を見てもらって「大丈夫ですよ」と言っていただけたときは「やっと家に帰らせてあげられる」と安心しました。香典は一切受け取らず、お花のみ受け取るようにし、お経ではなく、夫の好きだった音楽を流してお別れしました。部屋がいっぱいになるほどのお花をいただいて、夫はびっくりしていたかもしれませんね。
条件や料金がシンプルで分かりやすい
例えばお布施のような、一般では「お気持ち」に委ねられ困ってしまうようなものも、明確に条件や料金が示されていてシステマチック。お葬式やその後のことまで、ノウハウのない人にはとても助かる存在だと思いますね。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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