おだやかな父らしい、幸せな最期
父はとてもおおらかな人でした。私が子どもの頃は、近所の子どもたちに相撲を教えたり、子ども数人を連れてあちこちへ遊びに連れて行ったりするような子煩悩。伯父と2人で工務店を営んでいたので、家には大きなトラックがあって、荷台にのせてもらい遊んだことも良い思い出です。私と妹が結婚した後は、それぞれの家も父が建ててくれました。マイペースでいつも楽しそうにしていて、91歳で骨折したときさえも、厳しいリハビリをきっちりこなして、歩けるまでに回復。退院時はまるで合宿を終えたかのように「楽しかった、ありがとう」と看護師さん達に話していて、思わず笑ってしまいました。
93歳まで長生きして、最期も父らしくおだやかだったと思います。いつも通り昼食を食べた後に、すこし体調を崩したので病院に行ったところ肺炎がわかり、そのわずか2日後に眠るように息を引き取りました。ずっと健康でしたから、好きなものも食べられていたし、歳をとっても頭ははっきりしていて、ひ孫にも会えた。きっと幸せな最期だったと、父も思えたんじゃないかと思います。
友人の話をきっかけに10年前から会員に
「小さなお葬式」を知ったのは10年ほど前、友人の勧めがきっかけでした。テレビで小さなお葬式のことを知った友人が教えてくれて、わたしも父と母の2人分、入会申し込みました。当時は2人とも元気で、だいぶ早い「備え」ではありましたが、小さなお葬式は金額的にも良心的だったので、とりあえずくらいの感じで入っておいたんです。
しばらくはそのままでしたが、その間に夫の家族の方でも葬儀があって、「やっぱり葬儀はお金もかかるし大変」という印象を抱いたんです。生前に思い切って「(低価格の設定だけど)これにしようと思うけどどう?」って、小さなお葬式のことを父に相談したんです。そこで父が「お金をかけず、簡素でいいよ」と言ってくれたので、「もしもその時がきたら、小さなお葬式にしよう」と思っていました。
見劣りすることもなく、大満足のお別れに
父が亡くなったのは夜中のことでしたが、連絡をしたら30~40分でお迎えに来てくださりました。私自身は葬儀を開く経験が全く無かったのですが、担当の方が、やるべきことを次々教えてくれたので、とてもスムーズに葬儀までできました。事務的にこなすのではなく、斎場の手配や、遺影選びの相談等にも応じてくれて、感謝でいっぱいです。「いつでも携帯に連絡してもらって良いですよ」と親身になってくれたのも、頼れる存在となってくれて心強かったですね。順番を待って過ごした葬儀までの1週間は、自宅へ毎日ドライアイスの交換に来てくれたので、ちょっとした確認や相談もその時にできました。もしもできるなら、また指名したいくらいに良くしていただきました。ありがとうございました。
葬儀はコロナもあったので、親戚等があまり長時間集まらずにできる「小さな一日葬」のプランにしました。低価格だったので、どんな式にできるか不安はありましたが、お花以外には特段オプションは付けなかったものの、他と比べても見劣りすることのない十分立派なお葬式ができました。妹や親戚も、価格を聞いてびっくりするほど、「良いお葬式だったね」と言ってくれました。会食の代わりに用意した持ち帰りのお弁当がまた美味しくて、みんな大満足なお別れとなりました。
息子たちのためにも、夫と私の分まで申し込みました
お葬式は、お金をかければきっと豪華にはできるけれど、そこまで金額をかけずにお葬式がしたい方には、小さなお葬式は十分な内容だと思います。実は、父の葬儀を終えたあと、母の分に加えて、私と夫の分も「早割り」に申し込み、妹夫婦も小さなお葬式に申し込みました。私たちは、同じように「自分たちのことはできるだけ自分たちでしておきたい」という思いがあって、それを形にするのに小さなお葬式はとても重宝すると思います。残していく息子たちに、できるだけ負担をかけないようにレールを用意しておけますし、適切な価格とクオリティができることは経験済みなので安心です。同じ思いをもつ人たちや、そこまで金額をかけずにお葬式をしたい方には、ぜひおすすめしたいです。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな一日葬をご利用されたお客様インタビュー
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