寡黙な父。折に触れ感じた心根の優しさ
生前は印刷所を営んでいた父。趣味は競馬や麻雀などのギャンブルで、根っからの阪神ファン。いわゆる「大阪のおっちゃん」でした。仕事が常に忙しく、土日も関係なく動き回っていたため、家族で外食をしたり、旅行を楽しんだりということはありませんでした。家族旅行に出かけたのもわずか1度だけ。和歌山県の白浜にあるアドベンチャーワールドに行ったことを覚えています。もちろん仕事が忙しいということもありましたが、本人が出不精だったのも旅行をしない理由だったかもしれません。
父は決して口数が多い人ではありませんでした。とはいえ、すぐ手をあげたり、怒ったりするような人でもありません。父は、幼い頃に母を亡くし、また15歳で郷里の淡路島を出て徳島や大阪で働くようになったため、実家の父ともあまり会話をしなかったと聞いています。息子である私とどんな話題で話せばよいか、もしかしたらわからなかったのかもしれません。そんな父との思い出といえば、たまに日曜日に仕事がない時に近くの公園でしていたキャッチボールでしょうか。私が必死に投げたボールをしっかりと受け取ってくれたその姿を、今でも強く覚えています。
入院からわずか2ヶ月で母の元へ
父は、75歳で事業から引退。マンションで母と悠々二人暮らしを楽しんでいました。そんな生活が一変したのが、2016年のこと。持病があった母が亡くなり、独り暮らしになった途端に生きる気力を失ってしまったようでした。それでも2023年の7月までは元気に過ごしていましたが「体のふらつきがひどくなっている」とのことで検査入院すると、体調が急激に悪化。動脈硬化が進行して脳血管性認知症の症状を発症し、見舞いに訪れた私のこともあまりわからなくなっていました。そんな父の姿を見て「退院後は独り暮らしが難しいかもしれない」と入居施設を探していた矢先に帰らぬ人に。入院からわずか2ヶ月後の出来事に、私や妹もショックを隠せませんでした。
父は常々「80歳まで生きれば十分」「子どもたちに面倒をかけたくない」と、口癖のように話していました。今、振り返ると、父は、私たち兄妹に迷惑がかからないようにと、駆け足で母の元へと行ったのかもしれない……。そんなことを思う時もあります。
母の時以上の満足度・納得感のある葬儀を行えた
小さなお葬式のことは、CMで知ったような気がします。2016年、母が亡くなった時に、お世話になりました。「葬儀費用が決して高くないのに、本当に心を尽くして私たちをサポートしてくれる」と好印象を抱いたのを覚えていました。そのため、父の時も小さなお葬式にしようと思ったのですが、一度他社とも見比べたんです。サービスの良さは母の葬儀の時に実感していますし、価格設定も他社と比べて良心的。「やはり、小さなお葬式にお願いしよう」と、自分自身で納得をしてから連絡を入れました。
父の葬儀は、結論から言うと、母の葬儀以上の満足度でした。死亡診断書の手続きや葬儀会場の手配などもスムーズに行ってくれて、穏やかな気持ちで父を見送ることができました。一番印象に残っているのが、司会者の方ですね。とても声が良く、進行も完璧でした。スタッフの方も親身になって私たちを支えてくれたおかげで、本当に良い式となりました。
葬儀にはいくらかかるかわからないことも多いですが、小さなお葬式は価格設定も明朗。納得感のある葬儀を行うなら、小さなお葬式を選ばれるのが良いのではないでしょうか。実感を持っておすすめします。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな一日葬をご利用されたお客様インタビュー
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