気が強く気丈な母。それでも、家族のやることには口出しせず温かく見守ってくれました
母は曲がったことが大嫌いな性格で、女性ながらも気丈な人でした。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきりと言う一面もありました。
ですが、子供には優しい人だったので、私のことも弟のことも温かく見守ってくれる人でした。日頃の家事をすべてひとりでこなしながらも、学校の行事には積極的に参加してくれ、とても負担が多く忙しかったと思います。
日頃からたくさん面倒を見てくれてはいましたが、勉強をするようにうるさく言われることもありませんでしたし、干渉しすぎない程度の程よい距離感で私たちに接してくれたことには感謝しています。
おかげで、母とは喧嘩をしたような記憶もなく、強くも優しい母という印象が強いです。
60歳を超えた頃からさまざまなサークルに参加し、体操をしてみたり、歩こう会でウォーキングをしてみたりと、非常にアクティブ。老人大学にも通っていましたし、陶芸にも挑戦していましたね。
とにかく多趣味な人で、第2の人生を思い切り満喫していました。本人からもサークル活動が楽しいという話をよく聞きましたし、私にも参加するように誘ってくることもありました。
ただ、私はそこまで色々なことにチャレンジはできずにいたので、母の行動力には毎回驚かされるばかりでした。それでも、母のように自分の力で生きていたいという気持ちはありますから、少しでも母を見習って私も毎日たくさん歩くように意識するようになりました。
介護の手を借りないスタイルを貫いた母。自分の足で歩き続ける姿を尊敬しています
母が亡くなったのは、あと1ヶ月で100歳を迎えるというタイミングでした。晩年は用賀にあるサービス付き高齢者住宅で過ごしていました。その施設は介護をしてくれる部署もあるのですが、母は自力での生活にこだわっていました。
父が亡くなったのは5年前のことでしたが、それから2年ほどした頃に母の方から高齢者住宅に引っ越したいと提案されました。その時点で私や弟と一緒に暮らすという選択肢はなかったようです。選んだのが介護施設ではなく高齢者住宅だったのも、最後まで自分の力で生きていこうという強い意志があるのを感じました。
かかりつけ医の先生からは、何年も前から心臓が悪くなっていることは伝えられていて、母本人からも普通に生活するだけでも辛いといったような告白はされていました。それでも生きることに対して後ろ向きなことは絶対に言いませんでしたし、自分の力で生きることにこだわり続けられたのは本当にすごいことだと思っています。
慣れぬ葬儀にも安心して臨めたのは、手厚いサポートのおかげでした
母が意識不明になってからは、かかりつけ医の先生からも心の準備をしておくように言われ、その頃から葬儀社さんにも相談するようになりました。いくつかの葬儀社さんを比較した際に「小さなお葬式」は小規模の家族葬にも対応したプランがあり、それが決め手になりました。
規模に合わせた価格帯を用意していただけたうえに、サービスの内容が他社と大きく変わるわけではなかったため、とてもいい式になりました。
母が亡くなったのは深夜だったのですが、電話で連絡してから1時間ほどでスタッフの方が来てくださって、その後の対応も迅速に進めてくださいました。
お葬式をする機会なんて人生で何度もあるものではありませんから、こちらはわからないことばかりだったにも関わらず、不安になることなく葬儀を終えられたのは、スタッフさんのサポートのおかげでした。
小さな葬儀ではありましたが、母も満足のいく見送り方にできたのではないかと思います。きっと、天国からも変わらず私たちのことを見守ってくれているのではないでしょうか。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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