「引きこもりや不登校の人を支えたい」退職後も信念を貫いた父

小さな町の公務員として働いていた父。仕事で子どもの福祉に関わっていた父は、退職後に退職金を使って引きこもり（ニート）の方を支援するNPOを立ち上げ、精力的に活動をしていました。そんな父に肺がんが見つかったのが、2年前の8月です。その後、闘病を続けていましたが、今年に入り介護が必要な状態になり、3月には入院することになりました。
そして、入院中に父の母が亡くなり、父もその後数週間で亡くなってしまったんです。父は生前自分の葬儀について、NPO活動をしていることから、知り合いを呼ぶととても大がかりになってしまうことを心配していました。父が「葬儀は家族葬で火葬のみにしてくれ」と言っていたので、火葬式をお願いできるところを探すことにしました。

バタバタとした中で選ばなくてはならなかった葬儀。電話対応の良さで迷わず決めました

湯灌（ゆかん）をしてあげたいという願いが叶い、納得の葬儀ができました

父が亡くなったのは夜中ですが、連絡をすると2時間ほどで病院へお迎えに来ていただけました。その際に葬儀の段取りなどの説明をしていただき、私は2時間ほど仮眠をとって、火葬場へ向かいました。火葬式はスムーズに執り行っていただけて満足しています。 実は、最後に入院していた病院は、痛み止めの調整をするために入院したので、ホスピスのようなきめ細やかなターミナルケアを受けることができなかったんです。私は面会時に身体を拭いたり、足湯をしたりとできる限りお世話はしましたが、少し心残りがありました。そのため、葬儀のときはきれいにして送ってあげたいと思い、オプションにある湯灌をお願いしました。
湯灌を見るのは初めてでしたが、とても丁寧にしていただけたのでありがたかったです。身体をきれいにするだけではなく、こわばっていた顔の表情まで緩めてもらえて……生前父は身なりを気にする人だったので、最後きれいに整えていただけて本当に良かったと思っています。

葬儀の後の散骨も依頼。葬儀に関する色々なサービスが整っているのが良いと思います