女手一つで私たちを育て上げ、仕事や趣味、孫の世話にもエネルギッシュだった母
父が若くして亡くなり、女手一つで私と妹を育て上げてくれた母。人付き合いを大切にしながら70歳まで仕事をしつつ、趣味のスキーにも勤しんでいました。趣味とは言え、ボランティアで学生に指導するほどの腕前で、60代になっても1人で私の子ども2人をスキー場に連れて行ったこともあるほど、バイタリティあふれる人でした。
そんな母でしたが、2016年頃に認知症と診断されました。徘徊などもせず、私のことも最期まで覚えていて、認知症とは思えないほど元気でした。ただ母は当時ひとり暮らしをしていたので、万一のことを考えて施設でお世話になることに。
入居後しばらくは平穏に暮らしていた母ですが、新型コロナウイルスの影響で2020年3月から施設での面会ができなくなった途端、体調がどんどん悪化していきました。私が会いに行けない理由を、認知症の母には理解できていなかったかもしれません。私が自ら会いに行かない判断をしたのだと思い込み、とても寂しかったのではないでしょうか。6月半ば頃からは1日10分ほど面会できるようになりましたが、私が施設に足繁く通っても母の都合で会えないことばかり。母は次第に食事を摂る気力や足腰の力が衰えていき、車椅子での生活になり2週間ほどして、老衰のため亡くなりました。
コロナの影響で自由に会えず、最期の見送りが不十分だったのは悔やまれますが、日々の面会でときどきでも顔を合わせられたので良かったのだと、今は感じています。
「心がこもっていれば葬儀は必要ない」という後押しで救われました
過去に立ち会ったさまざまなお葬式での経験を踏まえ、早めに準備したかったので、母が施設に入居する段階で葬儀について考え始めました。母は私たちに大変な思いをさせたくないと、元気なうちに墓じまいや仏壇じまいをしています。生前も「娘の手を煩わせたくないので、葬儀はしなくて良い」と言われましたし、私も今後のために処分に困ったり場所を取ったりするものを残すのは避けたくて、コンパクトな弔い方を探しました。
「小さなお葬式」のことを知ったのは、インターネットで検索したときです。ホームページやパンフレットに金額と各プランの内容が明瞭に書かれており、他社と比べてシンプルな内容やリーズナブルな点にメリットを感じたため、利用することにしました。
電話口のオペレーターの方には、弔うために不可欠なものを一から教えてもらい、必要ないものはすべて省くために「これは用意しないと問題がありますか?」と、1つ1つ確認しました。遺影も、あえて小さなものを選んだんです。大きな遺影だと、いずれ処分を迫られた人は大変ですし、捨てることへの心苦しさも大きいですから。遺影に限らず用意しなくても大丈夫なものについては、オペレーターの方がその都度「必要ないですよ」とアドバイスしてくださり、不必要なオプションを無理に勧めてくることは一切ありませんでした。
今回は火葬式を選択したのですが、火葬のみだと「故人をしっかり送ってあげる心がないのでは」と罪悪感を抱いてしまう方もいると思います。でもオペレーターの方に「気持ちがこもっていれば、葬儀をしなくても大丈夫ですよ」と後押ししていただけたので、すごく安心したのを覚えています。
オペレーターの方は、いつも優しい声で冷静かつ的確に話してくださいました。「こんなことを聞いてもいいのかな」と思うことや本音について相談したいときは、対面より電話のほうが気軽に問い合わせできてありがたいですね。
打ち合わせ内容が葬儀社に伝達されており、当日は滞りなく火葬が進行
今回「急に火葬の手配することになったときのために、今まで話したことを葬儀社に伝えてほしい」と、事前にオペレーターの方にお願いしていました。そのためか、葬儀社の方が詳細を把握していて、火葬までがとてもスムーズでした。母を亡くしたことで、事前に決めた内容の一部を忘れてしまったので、データを葬儀社に伝達していただけたのはとても助かりました。
また、安置してもらったきれいな個室でゆっくり母に会うことができたのも嬉しかったですね。実は、母の姿は棺に入るまで見られないと思っていたんです。最期にきちんと対面できたことがありがたかったです。(※火葬式は基本的には安置中に故人様とのご対面はできませんが、ご希望の場合はご相談を承りますので、事前にお申しつけください。)
当日もわからないことがあれば、スタッフの方が親切にサポートや説明をしてくださいました。対応が丁寧で気遣いが行き届く葬儀社を紹介していただけたことに感謝しています。
安心して利用できたので、私が送られるときにも利用するつもりです
今回は事前にコールセンターの方に相談したため、トラブルなく火葬を終えることができましたが、母が亡くなってから相談していたら、冷静な判断ができず必要のないものまで購入してしまったかもしれません。
実は、いずれ私が送ってもらう立場になったときにも家族に苦労させないよう、小さなお葬式にすでに事前予約をしています。(※早割にお申込みいただきました。事前に申し込んでおくことで、万が一の際の葬儀代金が割引になるサービスです。申込んだからといって必ず葬儀依頼しなければいけないというものではないため、気軽にお申込みいただけます。詳細はこちら→小さなお葬式の早割)
子どもには予約のことや問い合わせ方について説明し、パンフレットは家族が目につく場所に置いてあります。今は私が元気なのでプランは未定ですが、将来的に病気になったときはまたコールセンターに相談して、細かく決めていく予定です。小さなお葬式には、これからもお世話になっていきます。
小さな火葬式をご利用されたお客様インタビュー
どんなことでもお気軽にご相談ください
お客様サポートダイヤル
通話料無料・24時間365日