穏やかで知的、娘たちにとっても理想の男性でした
主人は、穏やかで賢い人。雑学にも長けていて、天才タイプの人でしたね。アメリカ留学もしていて、英語もペラペラでした。帰国して外資系の企業に勤めるも、ヘッドハンティングされて外資系広告代理店へ転職したんです。でも、忙しかったんでしょうね、結婚して2年経ったころ、精神疾患を発症してしまいました。そのころ私は第一子を妊娠していて、出産のために里帰りしていたところでした。仕事にもつけず、病気の治りも良くなかったので、主人の実家がある秋田に戻ってきたんです。私には幸い仕事もありましたので、外で働いて、主人には家のことと子育てをしてもらいました。あの頃は逆転夫婦といった感じで、周りの目も気になりましたね。でも、主人がこう言ったんです。「こんなに小さい子の面倒を一から見られるなんて俺は幸せものだな」と。娘たちにとっては、理想の男性になっていますね。音楽、とくにジャズが好きで、よく近くのジャズバーで外国人の演奏家と通訳を兼ねて話をしていました。
子供の成長とともに主人の病気は良くなっていき、波はあったもののお薬でコントロールしながらも日常生活が送れるくらいに落ち着いていました。そんなときに主人を襲ったのが、悪性リンパ腫でした。
お金も労力も消耗。盛大なお葬式に疲れた経験から選んだ「小さなお葬式」
秋田でのお葬式は盛大にすることが多い印象でした。義父の葬儀のときには喪主を務めましたが、親戚や弔問客への対応にお寺関係、仕出しなどの奥向きまで一手に背負うことになり、眠れない日が5日間も続きました。葬儀の際にかかる費用も多く、故人を悼む気持ちより形式が勝って、納得のいかない場面も多かったんです。ですので、主人とも自分たちのときは家族葬にしようね、と話しあっていました。
主人の病気が悪化して危篤状態となったときに、ネットで「家族葬」と検索したところ見つけたのが「小さなお葬式」でした。その後、主人は危篤状態を脱したのですが、わずかな金額で事前登録(早割の申し込み)もできるということだったので(※現在早割は入会無料となっております(2020年12月現在))いずれは、と思い申し込みました。
金額もはっきりしていたし、登録してから葬儀を行うまでかなりの時間があったので、早割が適用されたことも大きかったですね。
「本当に悲しむべき人が、しっかり悲しむことができる」ことの大切さ
主人が亡くなったあと、小さなお葬式に相談したら、もっともシンプルな火葬式プランをご紹介していただきました。義父の葬儀のときは、お寺に一方的に金額を決められて押し切られてしまったのですが、小さなお葬式はそうしたこともなく、余計なものが一切入らなかったのが良かったですね。
病気に介護にと大変なことが重なりましたが、今となっては達成感があります。きっと、そう思えるのは、葬儀の負担がなかったからでしょうね。雑事に振り回されず、悲しむべき人がしっかり悲しむことができる、それが小さなお葬式の良いところだと思います。闘病が長い主人でしたがまだ64歳と比較的若く、火葬の際は骨や歯がしっかり残っていました。お骨を拾いながら、家族で「パパの骨、しっかりしてるね!」などと泣き笑いができるほど穏やかな気持ちになれました。
火葬の日は奇しくも、私の誕生日でした。誕生日にはバラの花1本でもプレゼントをくれるような主人でしたので、病院ではなく家に帰ってきたかったのかもしれません。なので、亡くなってから火葬まで主人が自宅に戻ってこられたことも良かったですね。
知識と経験が豊富な頼れるスタッフの方だから、安心してお任せできました
先代から引き継いだままの立派なお仏壇も、私にはわからないことばかりでしたが、スタッフの方がとても詳しく教えてくださいました。宗派のことや仏壇のものの位置までご指導してくださって、とても勉強されているんだなと感心しました。
新型コロナウイルス感染症などの流行もあり、遠方から人を呼ぶのも難しくなっています。これからの時代、たくさんのお金と労力をかけて臨むお葬式よりは、小さなお葬式のような低価格で、故人と家族に寄り添った葬儀を選ぶ人は増えていくのではないでしょうか。
小さな火葬式をご利用されたお客様インタビュー
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ご葬儀は一度しか行えずやり直しが出来ない大切な儀式です。 「初めてで何も分からない」というのは当然の事です。 その分からないことをお客様に分かりやすくお答えするのが我々『小さなお葬式』…
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