天才タイプの主人は、若くして精神疾患に悩まされました
主人は、穏やかで賢い人で、雑学にも長けていました。見たものや聞いたものを忘れないような、天才タイプの人でしたね。アメリカ留学もしていて、英語もペラペラでした。帰国して外資系の企業に勤めていたのですが、ヘッドハンティングされて外資系広告代理店へ転職したんです。でも、かなり忙しかったんでしょうね、結婚して2年経ったころ、精神疾患を発症してしまいました。
そのころ私は第一子を妊娠していて、出産のために里帰りしていたところでした。仕事にもつけず、病気の治りも良くなかったので、主人の実家がある秋田に戻ってきたんです。私には幸い仕事もありましたので、外で働いて、主人には家のことと子育てをしてもらいました。あの頃は逆転夫婦といった感じでしたね。でも、主人がこう言ったんです。「こんなに小さい子の面倒を一から見られるなんて俺は幸せものだな」と。
主人は私と共通で好きなアーティストのライブによく連れて行ってくれました。主人が亡くなる前に行った最後のライブの帰り道、信号機が青になったとき手を繋いでくれたんです。長年連れ添っていると手も繋がなくなるじゃないですか、その時改めて「手を繋ぐって幸せだな」と。それが最後になってしまったのですが、本当に幸せな思い出です。
火葬の日は奇しくも、私の誕生日でした
子供の成長とともに主人の病気は良くなっていき、波はあったもののお薬でコントロールしながら、日常生活が送れるくらいに落ち着いていました。そんなときに主人を襲ったのが、悪性リンパ腫でした。さらにリンパ腫が腰に転移してしまい、下半身麻痺になり介護が必要な体になってしまいました。精神疾患も患っていたので、自分に繋がったカテーテルを見て、余計に病んでしまったり。そんな主人の姿を見るのはとてもつらかったです。
火葬の日は奇しくも、私の誕生日でした。誕生日にはバラの花1本でもプレゼントをくれるような主人でしたので、病院ではなく家に帰ってきたかったのかもしれません。なので、亡くなってから火葬までに主人が実家に帰って来られたこともよかったですね。
知識が豊富な頼れるスタッフの方だから、安心してお任せできました
先代から引き継いだままの立派なお仏壇も、私にはわからないことばかりでしたが、スタッフの方がとても詳しく教えてくださいました。宗派のことや仏壇のものの位置までご指導してくださって、とても勉強されているんだなと感心しました。
これからの時代、たくさんのお金と労力をかけて臨むお葬式よりは、小さなお葬式のような低価格で、故人と家族に寄り添った葬儀を選ぶ人は増えていくのではないでしょうか。
小さな火葬式をご利用されたお客様インタビュー
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