仕事熱心だった夫。病と向き合いながらも穏やかな日々でした
主人は温厚でどこまでも生真面目な人。浮き沈みの激しい建築業界で、経営者として全力で仕事に打ち込んでいました。若い頃は家族でゆっくり過ごす時間もなかったように思います。
3人の子供も自立してようやく落ち着いた頃。私たち夫婦に寄り添ってくれる存在が欲しいと思い、夫が60歳を過ぎた頃に犬の『モモ』を飼い始めました。大の犬好きだった私が半ば押し切った形だったのですが、モモの方が夫をすっかり気に入って、どこに行くにも後を追いかけるようになりましたね。当初あまり乗り気でなかった夫もまんざらでもない様子でした。
夫は10年前に認知症を患いましたが、薬を服用して症状を抑えていたため、身の回りのことも自分でしっかりできていました。健康面での心配はありつつも、夫婦とモモの3人の穏やかな日々が続くと思っていたのです。
大がかりな葬儀よりも、家族水入らずのささやかな葬儀を
状況が大きく変わったのは1年前。夫が家の中で倒れて圧迫骨折し、2ヶ月の入院を余儀なくされたのです。それ以降は徐々に体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。夜中に突然夫が倒れ、それに気づいたモモが必死で吠えて、私が飛び起きる…そんな日もありましたね。
去年の12月に再度入院し、検査の結果、癌が発覚しました。告知して手術するかと医師に聞かれましたが「無理な延命治療はしたくない」という夫の意思を尊重し、退院して施設に移ることに。私にとってはつらい決断でしたが、同時に覚悟もできたように思います。
小さなお葬式を知ったのは、夫が亡くなる1ヶ月前。タブレットで葬儀場を検索しているとき、小さなお葬式の家族葬が目に留まったのです。
実は私の父も経営者。葬儀は何百万とかけて大きな会場を豪華に飾り付け、顔見知りもそうでない人も入れ替わり立ち代わり現れる…そんな式でした。今はただでさえコロナで大勢人を呼べない状況です。父のときのような大きな葬儀にするよりも、夫が大好きだった家で、誰にも気兼ねしない家族葬をする方がずっと魅力的ではないか…と考えました。リーズナブルで明確な価格も後押しとなり、小さなお葬式に依頼することに決めたのです。
担当者の迅速な対応に感動。安心して思い出に浸ることができました
小さなお葬式のサイトは分かりやすく、あっという間に申し込みが完了しました。精神的に落ち着かない中、あれこれ手間がかからないという点はありがたかったです。
それからしばらくたって、夫は施設で息を引き取りました。悲しみに浸る間もなく、施設からは当日の指定時間までに夫を引き取りにくるように、との電話が。大慌てで小さなお葬式の担当者に連絡すると、指定時間の2時間前には到着します、と私を安心させるように言ってくれました。言葉通り、私が施設についたときには、すでに夫を運び出す手配をてきぱきと進めていてくれたのです。頼もしい姿に感動しました。
夫を自宅に運び入れてからは、知らせを聞いて駆けつけた子供や孫とともに、夫と最期の2日間を過ごしました。そこには葬儀独特の堅苦しさも、式を執り行わなければならないプレッシャーもありません。
私たち夫婦は仏教ではなかったため「小さな火葬式」を選択しました。仏式の葬具はプランからすべて外し、儀式も行わないことを希望しました。夫婦の意思を尊重して柔軟に対応してくださったことに感謝しています。いろいろと希望を叶えてくださったおかげで、心ゆくまで夫との思い出に浸ることができました。
遺された家族にも負担が少ない。信頼できるサービスです
小さなお葬式の担当者には感謝しています。問い合わせには迅速に対応し、悲しみに暮れる私たちに寄り添ってサポートしてくださったおかげで、精神的にも支えられました。今回のインタビューを受けようと思ったのも、小さなお葬式というサービスに何かの形でお返しをしたいと思ったからです。
料金体系が明確で経済的負担にならないこと、家族が葬儀に本当に望んでいるものだけを叶えてくれること、葬儀の手配が分かりやすく家族に負担にならないこと。すべてに満足のいく式となりました。
今回の葬儀をずっと近くで見ていた息子が、ふと「母さんのときも小さなお葬式でいい？」と聞いてきました。信頼できる小さなお葬式に、自分自身もお願いしたいと思っています。
今回ご利用いただいた葬儀プラン
小さな火葬式をご利用されたお客様インタビュー
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