定年まで仕事をし、他人には迷惑をかけないようにしていた堅実な祖母
故人は父方の母となります。子どものころは毎週のようにお泊りに行って可愛がってもらいました。食事が家で食べるものとはちがうのが物珍しかったり、ときにはおもちゃを買ってくれるなどのサプライズもあったりで、私も弟も祖母宅へ喜んで行っていましたね。中学~高校のころには同居していたこともあります。
一人住まいだったこともあり、祖母は定年まで数十年にわたって事務職の仕事を続けました。自分の生活は自分できちんと収めて他人に迷惑をかけないようにする、堅実で生まじめな人だったと思います。礼儀作法にも厳しく、私も弟もしっかり躾けられました。当時は「厳しいな」と思うこともありましたが、今になれば感謝しています。
コロナ禍で人も呼べないなか、シンプルな葬儀をしたいと「小さなお葬式」を選択
昨年、病気で入院した祖母が、退院後は目に見えて弱ってきました。そのため、「今のうちに準備しておこう」と、今年になって葬儀のことを考えるようになりました。
しかし、葬儀といってもコロナ禍で、緊急事態宣言も発令される状況です。祖母のお知り合いは高齢の方が多いため、万が一にでも葬儀の場で感染者が発生すれば、一大事ともなりかねません。また、そもそも高齢の方は葬儀に出向くこと自体が、家族の介助が必要になるなど大きな労力がかかります。そこで、「今回の葬儀は人は呼ばずに、家族葬でシンプルにやろう」と考えました。
ところが、最初に見積もりを取った葬儀社では「告別式ありき」の大規模なプランからのスタートで、家族葬に適した小規模なプランは設けられていなかったんです。人も呼べないのに大きな会場で葬儀をすれば、会場がガラガラになるのは目に見えています。「これは費用と合わないな」と思い、シンプルなプランが設けられている葬儀社をネットで探すことにしました。 ネット検索をしてたどり着いたのが「小さなお葬式」です。ネット世代の私などから見ても、ホームページがきれいに作られていて印象がよく、また掲載されている価格表も手ごろな金額と思えました。電話してみると担当の方の対応も親切・丁寧で、葬儀には不慣れな私に対して先々の手順まで説明してくれました。「これはよい」と思えたため、小さなお葬式に会員登録だけはしておくことにしたわけです。
シンプルな葬儀だったため当日の進行もスムーズに
祖母が亡くなったのは会員登録をして2ヶ月たったころでした。執り行った葬儀は、シンプルにしたため思いのほかスムーズに進みました。私は喪主として葬儀に参列するのは初めてです。葬儀の前には「喪主挨拶は必要なのか」「段取りはどうすれば」など、プレッシャーや不安を感じていました。
しかし、選択したプラン「小さな火葬式」は家族だけでシンプルに見送るものなので、挨拶や段取りなどは省かれます。喪主として特別な気遣いも必要なく楽に参列できたため、そういう意味でも今回、小さなお葬式にまかせて本当によかったと思っています。
今後も「これくらいでいいのかな」と思っています
今回はたしかにコロナ禍のため、シンプルな葬儀を選択せざるを得ない状況ではありました。しかし、今後についても「やはりこれくらいでいいのかな」と思っています。
まわりの人の話を聞くと、多くが葬儀社の言い値で葬儀を行っているようです。特に沖縄の場合には、結婚式や葬儀は大規模に執り行う風習が残っています。今回に関しても親戚と相談すると、「ここまでは人を呼ばないと……」などと助言を受けることもありました。
しかし、そのような風習も時代とともに変わってきていると思います。次回、何十年後かに喪主としてふたたび葬儀をするのであれば、もちろんそのときの状況などにもよるにせよ、これくらいシンプルなほうがスムーズなのかなと私自身は思っています。
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