私と子供に溢れんばかりの愛情をくれた、もう一人の母

私にとって大伯母は、もう一人の母親と言える存在でした。自営業で昔から多忙だった私の両親に代わり、子供だった私の面倒をいつも見てくれていたのです。大伯母はもともと神戸に住んでいたのですが、私が生まれたときに香川に越してきてくれました。本当に面倒見がよく、家族想いな人でした。
私に子供ができてからは、大伯母は私だけでなく私の子供たちにも愛情を注ぎ、大事にしてくれました。年に1度は大伯母と私たち親子で大阪旅行に出かけたり、たまに皆で銭湯に出かけたり。大伯母のくれた思い出は数えきれません。
13年前の春のことです。私が仕事で大伯母に子供を預けていた日の夕方、大伯母が倒れたと親戚から連絡が入りました。脳出血の診断が下り、そのまま緊急手術へ。その後喋れなくなり、食事も摂れなくなり、長い入院生活が始まりました。2021年3月、熱が下がらなくなり、主治医の先生から面会制限を解除しますと言われたとき、とうとうこの日が来てしまったと胸が潰れる思いでした。

お金ではなく、故人への気持ちを大事にしたいと思った

葬儀は昔からの馴染みある式場で。家族で穏やかに過ごせました

小さなお葬式スタッフとは基本的に電話でのやり取りとなるため、当初は不安もありました。けれど、葬儀会場となったのは親戚の葬儀などで過去何度か利用した式場。プランが小さなお葬式というだけで、実際に使う式場は馴染みのある式場だったため、緊張が和らぎましたね。
小さなお葬式の価格はリーズナブルでしたが、葬儀内容やサービスで不満に思うことはありませんでした。むしろ、お花が一対でいくら、遺影を作るならいくら、といった具合で金額が分かりやすく、自分たちが納得できる式に仕上げられる安心感がありましたね。葬儀の日は式場の控室で寝泊まりし、家族でゆっくり過ごせたのも家族葬ならでは。納棺から出棺まで、大伯母のそばにいられました。（※「小さな火葬式」にて式場にお泊りになる場合、オプションでのご相談となります）
葬儀当日、大伯母の棺に好きだった瓶入りの飲み物を入れてあげたい、と葬儀場スタッフに相談すると、お花に掛けて棺に入れることを提案してくれました。細かい要望にも丁寧に対応してもらえるのも、距離の近いこぢんまりとした葬儀だったからだと思います。

葬儀後もきめ細やかなサービスが安心感につながります