人を大切にする人情深い父。最期は家族の思い出の地で旅立ちました。

職人だった父は、とても人情に厚い人でした。友人や地元の人々のことを大切にしていたし、もちろん家族のことも。両親と私、妹の4人で一緒にいた思い出が本当に多くあります。
そんな父が病に倒れたのは、2年ほど前のこと。家系的に高血圧リスクが高かったので、てっきりそれかと思いましたが、病院で検査を受けたところ肝臓が悪いとのことでした。肝臓が萎縮し、糖がつくられなくなってしまう病気とのこと……これには驚きましたね。
それから亡くなるまでの2年間、父はいくつかの病院や老人ホームで過ごしました。最後に過ごした老人ホームは、千葉の君津。都内ではなかなか空きが見つからず、少し遠かったんですが仕方なく、という感じでした。そこで容態が悪くなり、鴨川の病院へ救急搬送されて、数日後に亡くなったんです。
倒れた知らせを聞いたときは「鴨川は遠いな」と思っていたんですが、思い返せば、鴨川は家族で訪れた思い出のある場所でした。しかも、父が亡くなる前日はちょうど皆既日食で、海の見える病院から見た月は幻想的で美しかったんですよ。「もしかして、父は鴨川の地でこれを見せたかったのかな」と思いましたね。

友人の話で知った「小さなお葬式」。すぐに早割に申し込みました。

サービス内容は満足。お願いした花やフルーツでさらに満足。

実際に「小さなお葬式」を使ってみて、満足でした。オペレーターの方の対応も丁寧だし、あとはお願いしていた花やフルーツがよかったですね。お花は棺がいっぱいになる分だけあればいいと思っていたので、担当者の方に一部をフルーツにしてほしいとお願いしたんですよ。どちらも見栄えはもちろんよかったですし、質も高かった。花は“もち”がよく、フルーツは集まった親戚たちからもおいしいと評判でした。
不満な点を挙げるなら、プランに組み込まれているサービスの中で、今回の場合、棺は病院が用意してくれたのでその分を割引してもらうのは難しいとしても、一言説明があればもっとよかったかなと思います。
とはいえリーズナブルで十分な内容のサービスではありましたから、すでに家族の分の早割も申し込んでありますよ。

未来のあなたを助けるために……葬儀の準備は早めにしておくことをおすすめします。