自宅で亡くなった母と警察の安置所で対面。「小さなお葬式」が来てくれてホッとしました。
福岡で暮らす母が自宅で亡くなったことは、ケアマネージャーさんからの電話で知りました。母は心臓の病気や糖尿病などの持病を抱えていて、薬は飲んでいましたが、それなりに元気にやっていて……心の準備ができていない状態で訃報を聞いたのでとまどいは大きく、実感のないまま、一人で東京から福岡県筑紫野市に向かいました。 自宅で亡くなった場合、一度警察に搬送して死因を調べ、死体検案書を作成してもらう必要があります。母も同様で、遺体は地元の警察署に運ばれていました。検死が終わると、引き取りなどはこちらでやらないといけないとのことで……途方にくれましたね。そもそも私の生まれ育った地域ではないので、知り合いはもちろん土地勘もなく、どうしようかと。
とはいえ時間はありませんから、とにかく頭と手を動かして、空港から現地に向かうタクシー移動の30〜40分の間にさまざまなことを決めました。まずはインターネットで葬儀社を検索。すると「小さなお葬式」の文字が目に入りました。実は「小さなお葬式」には数年前に問い合わせていて、見積もりをお願いしたことがあり、内容やシステムについてはひととおり知っていたんです。価格も含めて「いいな」と思ったのを覚えていて、連絡して事情を話したところ、すぐに手配をしてくれるということで安心しましたね。
警察に着くと安置所に案内され、やっと母と対面しました。無機質な暗い場所で遺体運搬用の袋に入れられた遺体を目にしたときは、なんとも殺伐とした気持ちになりました。だから「小さなお葬式」の方が到着して、きちんと礼を尽くして母を扱い、車に乗せて運んでくださったときには、とてもホッとしたことを覚えています。
打ち合わせや湯灌(ゆかん)をとおして、「小さなお葬式」の魅力は担当者の対応だと実感。
家に着くと、「小さなお葬式」の担当者の方と、今後の大まかな段取りの打ち合わせをしました。こちらの初歩的な質問や希望などに対して一つひとつ丁寧に答えてくださいましたよ。母の旅立ちをきちんとしてあげられるのか不安でいっぱいだったのですが、担当者の方の豊富な知識と温かい対応で少しずつ気持ちが落ち着いていって……その夜、やっと母の死としっかり向き合うことができました。
翌朝は別の担当者の方が来てくれて、若いのにとても心配りができる方でした。「小さなお葬式」の特徴はリーズナブルな価格だと思いますが、私はスタッフのみなさんの対応も大きな魅力だと思っています。細かな打ち合わせをしていく中で、費用を抑えたいところと、かかってもいいからこだわりたいところなどが明確になってきたんです。白をメインに淡いピンクを添えた花を並べたいとか、私が母に贈った胡蝶蘭を添えたいとか、骨壺は花の模様がついたものにしたいとか……母の喜びそうなものを選び、逆に必要ないなと思うものは省いていただくなど、いろいろ融通を利かしてもらえたのはとてもよかったです。
もう一つうれしかったのが、「湯灌」というお清めの儀式です。(※プラン外のオプションですが、お客様のご希望でご依頼頂きました)大きな浴槽を搬入し、湯灌師の女性二人が母の体や顔、髪を洗い、マッサージからお化粧までしてくださいました。さらには、私が持っていった母のお気に入りの洋服を着せて、旅立ちの装束を整えてくださったのです。病院で亡くなった場合は看護師さんたちが清拭を施すそうですが、遺体発見からすぐに警察に運ばれた母はそれらがなかったんですね。丁寧に清められて母がとても気持ちよさそうに見えましたし、死者なりの尊厳を取り戻していくようで、私もうれしい気持ちになりました。母を生きている人のように扱ってくださったのもありがたかったですね。
母の喜んでいる顔が見えるお葬式になって感謝しています
母は自分をしっかりもっている人でした。16年前に父が亡くなった後も「介護施設に入ったり入院したりしたくない」「家が一番いい」といい、自立してアクティブに生きていました。亡くなるときに一人だったことは娘として思うところはありますが、母の遺体からは苦しんだ様子は見られなかったですし、大好きな家で旅立てたことはよかったと思います。きっと、今後は私のもっと近くにいてくれると信じています。 こうして明るく前向きに母を偲ぶことができるのは「小さなお葬式」で納得がいく「お別れ会」ができたからだと思います。故人を敬い、遺族に寄り添い、一番いい方法を選択してくれる……価格以上の価値を感じました。主人も同様に喜んでいましたし、何より、終始母の喜ぶ顔が目に浮かんでいたことがありがたかったですね。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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