迅速かつ的確、そして優しい対応に助けられました
病院から父の心停止を告げる電話が入ったのは、12月1日の朝のことです。すぐに母と妹夫婦に連絡し、病院へ駆けつけましたが、父はすでに息をひきとっていました。最期を看取ることができなかった私たちの動揺は大きく、にわかには父の死を受け入れられませんでした。とはいえすぐに病院を出なくてはならないということで、前もって契約をしていた「小さなお葬式」に連絡。すると、すぐにお迎えにきてくれました。
斎場の関係で2日間父を安置することになりましたが、「小さなお葬式」のスタッフの方が一つひとつ的確な指示を出してくれたので、焦りはなかったですね。私たちはただアドバイスのとおりに動くだけでよかったので、とても助かりました。しかも、そのアドバイスも決して事務的な感じではなく、私たちの心に寄り添ってくれたんですよ。父が安置所に落ち着いた頃、やっと気持ちをある程度整理して親戚に連絡するような状態でしたから、こうした優しいサポートはありがたかったですね。
我が家の事情に合ったサービスだったのですぐに早割を申し込みました
「小さなお葬式」のことを知ったのは、父が亡くなった年の夏のことでした。父は3年ほど前から入院していたのですが、8月に肺炎を起こし、それまでしていた胃ろう(胃から栄養を摂取するための医療器具)ができなくなって、点滴に切り替えていたんです。その時点でお医者さんから「もう長くないだろう」と言われていました。
そろそろ葬儀のことも考えなくてはと思い、母と妹が家の近くにある市の斎場に行って話を聞いたんですね。そこで「小さなお葬式」を知りました。親戚が全国に散らばっており、しかもみんな高齢で弔問者は少ないことが予想されたので、このサービスはうちに合っているなと。さらに、僧侶は代々の先祖が眠る菩提寺の住職にお願いしたいという希望も叶えられるとのことだったので、すぐに「早割」を申し込むことに。小規模でも通夜や告別式はきちんと執り行いたかったので、プランは「小さな家族葬」を選びました。
“手づくりの将棋盤”のサプライズには母も私も感動しました
私は身内の葬儀というのが初めてで、いろいろと不安も多かったのですが、スタッフのみなさんのきめ細かな対応がとても心強かったです。遺体の扱いも丁寧で、亡くなった直後は開いたままだった父の口をきちんと閉じてくださり、穏やかな顔になったのはうれしかったですね。もちろんこれはどこの葬儀社もちゃんとやってくださると思うのですが、私たち家族がとても感動したのは“将棋盤”です。
棺の中に思い出の品などを入れられるとのことで、父の愛読書や愛用の部屋着を用意しました。それから将棋が大好きだった父のために、将棋盤も持っていったんですが、金具がついているため入れられないと言われて諦めたんです。ところが翌日、なんとスタッフの方が厚紙で作った将棋盤を用意してくださったんです!父のものと同じサイズで、とても上手に再現した紙の将棋盤でした。「これなら燃えるので棺に入れられますよ」と。これには言葉が出ないくらい感動しましたね。私はもちろんですが、母も「本当にありがたい」とうれしそうでした。きっと父も喜んでいることと思います。紙とはいえ手間のかかることですし、家族である私たちも諦めていたのに……。優しさというのは人を強くしてくれますね。父をしっかり見送ろうという思いが強くなりました。
葬儀でもらった優しさを糧に、姉妹で母を支えていきます
父と母はとても仲のいい夫婦でした。父は6年間、母に求愛を続けて結婚したそうです。私が中学生のとき、父の定期入れに母の写真が入っているのを見てびっくりしたことを今でも覚えています。晩年の10年間は特別養護老人ホームや病院に入ってほとんど家にいなかった父を、母は毎日見舞っていました。老人ホームにいた6年半の間、母が行かなかったのは、たったの4日間だけです。
このように仲睦まじい夫婦でしたので、母の寂しさを考えると胸が痛みます。きっと、最期を看取ることができなかったことは無念でしょう。そんな思いを抱えながらの見送りの儀式でしたが、「小さなお葬式」の方たちの優しさや思いやりに包まれて、何とか無事に終えることができました。スタッフのみなさんには、ただただ感謝しかありません。あのときもらった優しさを糧に、これからも妹とともに母を支えていきたいと思います。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
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