母を亡くして7年後の父の葬儀で
私の場合はインターネットで検索をして「小さなお葬式」を知ったわけではなくて、加入している共済のサポートサービスのひとつに「小さな家族葬」があったことがきっかけでした。
葬儀なんてあまり比較するものではないかもしれませんが、先に亡くした母の葬儀では後悔も多くありました。
7年ほど前に亡くした母の葬儀は、毎月少しずつ積み立てていた互助会で葬儀を依頼しましたが、契約当時は大きな葬儀が主流で、もともとのプランよりも小さな家族葬にしようとすると逆に料金がかかってしまいました。母は入院が長かったので「できるだけ家で、家族で」と考えてのことだったのですが、例えば祭壇もプランに入っているものは大きな祭壇で、それを別のものにするとなるとプラン外なので別料金になってしまうとか……。かといって大きな祭壇のままではそれに見合う花がまた別料金で何十万円も必要だし、でも家族葬でそんなに大きな祭壇は要らないし……といった調子で、かえって高くついてしまったんです。
今でこそ家族葬プランも多く見受けられますが、当時はそういった考え自体があまり浸透していなかったことも背景にありました。 たくさんお金をかけたからと言って、素晴らしい葬儀になったかと言えば、数カ月後に参列した別の方のご葬儀の方がずっと素敵で。正直なところ、「こんな葬儀がいいなぁ」と感じていました。
丁寧に寄り添った対応の中、ゆっくりお別れ。行き届いたサービスが嬉しかったです
父の葬儀は「もう大きな葬儀でもいいか」という気持ちもあったのですが、ちょうど新型コロナウイルスの流行期。感染拡大防止のため、ゴールデン・ウィークの旅行や帰省もはばかられていた時期でした。甥や姪も葬儀のために帰って来ることはできないと言います。「ならば家族葬で」と思ったところに、「小さな家族葬」のサービスを見つけました。料金も手頃だったので、共済の窓口を通じて申し込みました。結論から言えば、小さな家族葬を選んで本当に良かったです。
私の場合は共済のサポートサービスとして利用したので、連絡してから病院まで父を迎えに来てもらうまでの時間は少し長く感じましたが、その後は本当に至れり尽くせりでした。
対応してくださったスタッフの方々は皆さん丁寧だったし、必要十分なものがすべて揃っていました。本当に追加料金はなくて、他に必要なものと言えば弔問に来てくれた方へのお返しくらい。「お線香が少し少ないかな」と思っても、言えば一晩分の追加も出してもらえました。小さな家族葬には斎場でのお通夜の料金も含まれていたので、お通夜もその夜も斎場で過ごしました。おかげでお通夜の日も親族でゆっくり過ごすことができました。
父は陶芸が趣味だったのですが、告別式の日には斎場の入り口に父の作品を並べてくださったり、父と母が一緒にデイサービスに行っている写真や家族の写真などをスライドショー上映してくれたりもしました。これらは担当してくださった斎場の独自サービスなのかもしれませんが、本当に細やかに心を砕いてくださいました。おかげさまで、「ひとつ区切りができたな」と思える葬儀になりました。(※故人様の思い出のお品の展示や、スライドショーの作成・上映は、基本的にはプランに含まれていないサービスです。会場設備により実施できない、もしくは実施をご希望の際に追加料金が発生する場合がございます。)
料金の明快さで不安はゼロ。「小さくない」小さな家族葬
不安はほとんどありませんでしたが、最初は「小さな」ってどのくらい小さいんだろうかとは思いました。実際には小さな家族葬といえども、大満足の内容でした。全国対応のサービスなので、愛媛みたいな地方だとどこから来るのだろうかとも思いましたが、本当に近くの斎場だったのも安心できました。不安がほとんどなかったのは、料金が明快だったことも大きいと思います。
父は釣りも好きだったので、海洋散骨のサービスについても聞いてみたいですね。葬儀はそう何度もするものではありませんが、小さな家族葬は胸を張っていろんな人に薦められるサービスです。利用して本当に良かったです。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな家族葬をご利用されたお客様インタビュー
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