自宅療養中の急変。自宅で倒れた父を家族で看取りました
父が亡くなったのは、4月半ばの桜がきれいな時期でした。長年、鉄道関係の仕事に就き、自分は二の次、三の次で家族のために一生懸命働いてきた人です。人柄は好奇心旺盛で穏やかで、腹を立てた姿はあまり見たことがありません。物集めを趣味にしており、鉄道模型からレコード、本、はがき、収集品は多岐にわたります。本当にコレクターで、その年その年で集めるものが変わっていました。特に急須は最後まで集めていて、10年がかりで集めていました。
父は治療中だった胃がんが進行し、2023年の2月頃には、すでに手術ができない状態になっていました。4月には訪問看護をお願いしたのですが、その頃には食事がとりにくくなっていました。それも急だったんです、昨日までカレーを食べたりしていたのに、翌日何も食べれなくなってしまって。お医者さまにはもう余命が週単位だと言われていました。
自宅療養を続けていたある日、父は訪問看護の方を見送ったあと、自宅の階段で突然倒れ込み、そのまま帰らぬ人となりました。妻に呼ばれて駆けつけた私は、意識が遠のく父に「今までありがとう」と伝えることができました。私が声をかけたときには、少し反応してくれました。私の名前を呼んでくれたのかなと思います。
お花見ができなかった父のために
父が亡くなった時期はちょうど桜が満開の時期、父はあまり歩くことができなかったので、お花見をすることができませんでした。なので、満開の時期に合わせてお花屋さんで、桜の盆栽の苗木を買って咲いたら見せてあげようって。でも咲く前に父は亡くなってしまいました。後1~2日で咲くという時だったんですけどね。でも、告別式の時は気温も温かく、外の桜は満開で、家族で「お父さんいい時期に見れてるかな」って。心置きなくお見送りできたかなと思います。
細やかな配慮に心から感謝。祭壇も立派で大満足なお葬式でした
スタッフさんは、本当に皆さん感じが良かったですね。随時連絡が入り、お布施を渡すタイミングや宗派ごとのしきたりなど、判断に迷う点を事前に教えてくれました。私から「これはどうしたら良いんですか」と聞く機会はなかったです。何一つ困ることはありませんでした。
お通夜では、目の不自由な母が困っているのを察して、スタッフの方が何も言わずに車椅子を持ってきてくださった。その心遣いが大変心に染みました。祭壇もきれいで立派でした。母は、斎場の布団と枕がすごく気に入ったそうです。妻は、100点満点のお葬式だったと言っていました。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな家族葬をご利用されたお客様インタビュー
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