職人として、カッコ良かった父
電気工事の職人として、小さな有限会社を経営していた父。「好きだからやってるんだ」というほど仕事熱心な人で、土日も返上して働いていました。私が物心ついたときには、すでに数人の方とチームを組んで仕事をしており、仕事仲間に頼りにされている父の姿を見てカッコいいと思っていましたね。私も父の影響を受けて父がかつて在籍していた工業高校に入学し、建築関係の仕事をするようになりました。高校生や大学生の頃は、人手が足りないと父が「アルバイトしないか」と誘ってくれて、父のもとで仕事をしたこともあります。
一方でよく喋る明るい人柄で、家では母によく怒られていました。家ではそうやって家庭を楽しませ、守ろうとしてくれたんだろうと感じています。子供の頃はひたすらカッコ良いと感じていた父の姿も、大人になってみると普通のおじさんだったんだなと思いますね。
押し売りなく、迅速で丁寧な案内
そんな父との別れは、誰も予想していなかった事で、自分だけでなく家族みんなも悲しむ以前に戸惑うばかりでした。仕事仲間の方が、職場で意識のない状態でいたのを見つけて病院へ緊急搬送されそのまま、という感じです。本当に突然の出来事でした。
私は葬儀のことも親の死についても、まったく考えられていない状況でしたから「やるべきこと」に追われるばかりで、悲しむ間もありませんでした。病院から紹介された葬儀会社もありましたが、妻と一緒に自分達で調べて「小さなお葬式」を見つけました。クリアな料金設定だったのと、何より困っていた遺体安置についても、オペレーターの方が「お急ぎであれば今日の夕方には可能です」と迅速丁寧だったことが決め手でした。区営や私営でどう違うのかなど、細かい疑問にもきちんと教えてくれましたし、こちらの意向を汲み取ってスムーズに進めていただきました。営業の押し売り感もなく、とても助かりました。
2日葬のなかで、家族が死を受け止められました
葬儀は家族と少数の近親者での小規模な2日葬にしました。1日葬など、コンパクトに式をしても良いかという考えもありましたが、私達の場合は突然の死だったこともあり、葬儀の時間をかけたことで、別れを受け止めることができたと思います。それはオペレーターさんのアドバイスで、プランを決める際に「お母様や親戚の方のお考えもよろしいですか?」と問われ、ハッとしました。私のように、分からないことばかりのなかで、時間にも追われている場合、あまりよく考えずに流されてしまいがちかもしれません。振り返ってみると、決めなくちゃいけないタスクや悲しみもあるなかで、よく考えて決めるように言ってくれたことに感謝しています。
葬儀当日は大変スムーズで、滞りなく終えられました。スタッフの方も柔軟な対応で、スマートに対応してくれました。細かいことですが、お布施はいくら払うべきか、どこまでお坊さんにお願いすべきかなどを事前に担当の方とお話しして明確に教えてもらえたのも良かったです。私の場合は初めてのことでしたし、時間もなかったですが、そこできちんと相談して自分で選んで納得できる内容を決められたことが良かったと思います。
※一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
小さな家族葬をご利用されたお客様インタビュー
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