ご遺族の方
通夜
通夜振る舞いの挨拶
- 本日はおいそがしいところ、夫○○のためにご焼香を賜りまして誠にありがとうございます。
また、故人が生前賜りましたご厚誼に対しましても、心からお礼申し上げます。
ささやかではございますが、故人の供養のためにも、どうぞお召し上がりください。 - 本日はお寒い折りにもかかわらず、父○○の通夜にご参列いただきましてありがとうございます。
療養中は、皆様の丁寧なお見舞いをいただき、父に代わりまして厚くお礼申し上げます。
別室に、心ばかりですがお食事の用意をしておりますので、召し上がっていただければと存じます。 - 本日はご多用中、父○○のためにご丁寧なお悔やみをいただき、誠にありがとうございます。
本来ならば喪主である母がご挨拶申し上げるところですが、何分にも高齢でございますので、長女であります私からご挨拶を申し上げます。 - 本日は故人○○のために駆けつけてくださり、誠にありがとうございます。故人の弟の○○と申します。
喪主である故人の妻がご挨拶申し上げるところですが、突然のことで体調を崩しておりますので、私が代わりましてご挨拶させていただきます。
通夜振る舞い終了の挨拶
【話し手・長男(40代)故人・父(70代)】
本日はおいそがしい中、父の通夜にご参列くださいまして誠にありがとうございました。
皆様のおかげをもちまして、滞りなく通夜を終了させていただくことができました。生前の父についての、いろいろなお話をお聞かせくださってありがとうございました。皆様から、私ども家族も知らないような、父の優しい一面を伺がうことができました。本人も今頃大いに照れている事と思います。父が生前、皆様に大変親しくお付き合いいただいたこと、改めてお礼申し上げます。
また、入院中は沢山の方にお見舞いいただき、ありがとうございました。故人に代わりましてお礼申し上げます。まだまだ父を偲んでいただきたいところでございますが、夜もふけて参りましたので、本日はお開きとさせていただきます。
尚、明日の葬儀・告別式は、午後一時より当斎場にて予定しておりますので、お時間が許すようでしたら、お見送りいただければと存じます。どうぞお足元にお気をつけてお帰りください。【話し手・兄(40代)、故人・弟(病死30代)】
皆様、親族を代表いたしましてご挨拶申し上げます。私は故人の兄でございます。
本日は弟のためにおいそがしい中ご弔問くださり、心よりお礼申し上げます。弟は一昨日激しい頭痛を訴えまして、すぐに救急車で病院に運ばれましたが、手当ての甲斐なく○○で亡くなりました。享年36歳でした。
生前、親しくお付き合いくださいました皆様からの弟を偲ぶお話の数々、本当にありがとうございました。短い人生でしたが、弟は方々とのお仕事、そしてお付き合いをさせていただきましたことは、せめてもの救いであったのではないかと思います。
ここで改めまして故人・遺族に代わり厚くお礼申し上げます。まだまだお聞きしたいこともありますが、明日のご予定もあるかと思いますので、どうぞご自由にお引き取りくださいませ。
尚、明日の葬儀・告別式は、午前11時より予定しております。お時間がございましたら、見送っていただきたいと存じます。本日は誠にありがとうございました。
告別式
告別式終了の挨拶<喪主が長男の場合>
【話し手・長男(50代)、故人・父(病死70代)】
本日はおいそがしいところ、亡き父○○○○の葬儀に、多数ご参列くださいまして誠にありがとうございました。
おかげさまで滞りなく式を済ませることができました。私は長男の○○と申します。父は1月8日午前3時5分、家族に看取られながら、息を引き取りました。享年77歳。死因は呼吸不全でした。残念でしたが、苦しまずに逝ったことが、せめてもの慰めです。
将棋が大好きな父でした。頑固なところもありましたが、多くの将棋友達や飲み友達に恵まれて、それなりに幸せな人生だったと思います。
生前、故人が皆様に大変お世話になりましたことを心から感謝申し上げます。今後も皆様には、変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございます。
告別式終了の挨拶<故人が長寿の場合>
【話し手・長男(60代)、故人・父(老衰90代)】
本日は、雨でお足元の悪い中を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。おかげさまで滞りなく式を終えることができました。
父は一昨日の7時頃、自宅で息を引き取りました。昨夜はいつもと変わらず、書をたしなみ、お風呂に入り、夜は少し疲れたと早めに休みましたが、朝なかなか起きてこないので様子を見に行ったところ冷たくなっておりました。白寿の祝いを済ませたばかりの99歳でございました。
「死ぬ時は誰の迷惑にもならずに。眠るように死にたい」というのが父の口癖でした。
家族にとっては1日でも長生きしてもらいたいというのが本音ですが、苦しまずに眠るように逝くことができて、まさに大往生だったのではないかと思います。父の生前は皆様に親しくお付き合いをしていただきましてありがとうございました。故人に代わりまして心よりお礼申し上げます。
今後も変わらないお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。
告別式終了の挨拶<妻が急死した場合>
【話し手・夫(60代)、故人・妻(急死60代)】
本日は妻○○の葬儀に際し、ご多用中のところを多数ご参列いただきまして誠にありがとうございました。心のこもった弔辞をいただき、故人もさぞや喜んでいることと思います。
○○は6月12日、午前2時半に息を引き取りました。享年65歳でした。
前日、娘や孫と一緒に食事をとり、和やかなひとときを過ごしました。夜中に急に苦しみだしたので、救急車で急ぎ病院へ運んだのですが、再び意識が回復することはありませんでした。
死因は脳溢血ということでしたが、本当にあっけない最期でした。長く苦しまなかったことが、せめてもの救いですが、私ども家族にとりましては、まだ信じられない思いで一杯です。孫ができてからは、孫のために裁縫をしたり、料理を作ったりと、毎日が楽しそうで、生き生きとしておりました。きっと、天国でも孫や私たち家族のことを見守ってくれることを信じております。
これからは、家族で力を合わせて生きていきたいと思っております。皆様には、これからも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。本日はありがとうございました。
告別式終了の挨拶<子供を失った場合>
【話し手・父(50代)、故人息子(病死20代)】
本日はご多用中のところ、またお足元の悪い中、息子○○の葬儀に多数ご参列いただきましてありがとうございました。
おかげさまをもちまして、式をつつがなく執り行うことができました。心よりお礼申し上げます。息子の○○は一昨日病院で、17歳の生涯を終えました。白血病でした。
現在は医学が発達し、骨髄移植など希望が持てる時代になりました。○○は将来弁護士になる夢がありましたので、病床でも一生懸命に勉強しておりました。幸い治療にも耐えて、愚痴ひとつ言わない気丈なところがある子でした。
私たち家族も○○も、最期まであきらめずに、いろいろな可能性に賭けてきましたが、ついに力尽きました。
親としては悔やみきれませんが、精一杯戦った息子に、今はゆっくりお休みと言ってやりたい心境です。生前は息子がご厚情を賜りまして、ありがとうございました。息子に代わり、お礼申し上げます。
本日は最期までお見送り、ありがとうございました。
出棺時の挨拶<父親を亡くした長男の場合>
【話し手・長男(50歳)、父(病死80代)】
本日はこのような悪天候の中、亡き父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきありがとうございます。
おかげさまで滞りなく式を終えることができ、ここに出棺の運びとなりました。この悪天候を迎え、ああ、父の葬儀にふさわしいと感じたのは私だけではないかもしれません。
戦後すぐに事業を起こし倒産すること3回。それにもめげず4回事業を立ち上げて最後は会社を上場するまで発展させました。
3回の倒産では今日ご参列いただいた方にも大きなご迷惑をおかけしたことでしょう。
それでも立ち上がったエネルギーに息子ながら、いまはただ関心するばかりです。倒産の時ばかりではなく、事業を進めていく中で、皆様には多大な迷惑をおかけし、多大なご恩を受けたことと存じます。父に代わりまして、生前賜りましたご厚情に改めて感謝しお礼申し上げます。
また、今後とも父の興したこの○○○○(会社名)をよろしくお願いいたします。
本日はご参列ありがとうございました。簡単ではございましたが、ご挨拶とさせていただきます。
出棺時の挨拶<長年付き添った夫を亡くした場合>
【話し手・妻(70代)、夫(病死70代)】
本日はおいそがしい中を故○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきましてありがとうございました。
おかげさまで滞りなく式を終えることができ、ここに出棺の運びとなりました。故人が生前に賜りましたご厚誼に故人に代わりまして、心より感謝申し上げます。
夫は3月11日午前2時3分、家族に看取られながら息を引き取りました。享年79歳でした。死因は胃がんでした。
私ども家族は本人に病名を知らせるかどうか悩みましたが高齢だったため、結局告知はしませんでした。手術も抗癌剤の投与もしませんでした。
それが本当に良かったのかは分かりませんが、最後は穏やかな顔で人生の幕をおろしました。
あまり口数の多い人ではありませんでしたが、優しい父親であり、思いやりのある夫でした。
加療中は、ご丁寧なお見舞いをいただきまして、ありがとうございました。また、本日は最後までお見送りいただきまして、ありがとうございました。
今後もご厚誼を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
精進落としの挨拶
【話し手・長男(40代)、母(病死70代)】
本日は母○○の葬儀に際しまして、皆様に大変お世話になり、ありがとうございました。
おかげさまで滞りなく葬儀・告別式の一切を無事に終えることができました。故人もさぞ喜んでいることと存じます。遺族一同より、改めて心よりお礼申し上げます。母はとても陽気な性格で、少々の苦労は笑って吹き飛ばしてしまうという豪快な面がありました。いつも家族の面倒を見ていてくれていた母の笑顔が見られなくなってしまい、我が家は急に寂しくなると思います。
どうか皆様には、母の存命中と変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。長時間に渡りお付き合いくださり、お疲れのことと存じます。
ささやかではございますが、精進落としの膳をご用意いたしました。どうぞごゆっくりとおくつろぎください。本日は誠にありがとうございました。- (前文は省略)長時間、さぞお疲れのことと存じます。心ばかりの席をご用意させていただきました。
どうぞ、おくつろぎのひとときをお過ごしください。 - (前文は省略)皆様への感謝のしるしといたしまして、ささやかではございますが、お膳を用意いたしました。
ごゆっくりとおくつろぎいただき、故人の思い出などをお聞かせいただければと思います。
本日はお力添えをありがとうございました。 - (前文は省略)ささやかではございますが、精進落としの席をご用意しております。
どうか、ごゆっくり召し上がってください。
葬儀・葬式 終了後
近所への挨拶
- おかげさまで葬儀一切を無事に済ませることができました。
この度は、車や人の出入りなどで、いろいろご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。
これはほんのお詫びのしるしです。どうぞお納めください。 - この度は色々お手伝いしていただき、ありがとうございました。
おかげさまで葬儀は滞りなく、終了いたしました。
これは、心ばかりのお礼です。どうぞお納めください。今後もよろしくお願いいたします。 - この度は夫○○の葬儀に際し、いろいろお手伝いいただきましてありがとうございました。
また、葬儀の際は人の出入りが多く、大変お騒がせいたしまして、申し訳ございませんでした。
心ばかりの品をお持ちいたしました。どうぞお納めください。今後ともよろしくお願いいたします。
僧侶への挨拶
- この度は何度も足をお運びいただきありがとうございました。
おかげさまでつつがなく葬儀一切を終えることができました。
これは心ばかりのお布施でございます。どうぞお納めください。 - この度はありがたいお経とご法話をいただき、ありがとうございました。
おかげさまで無事に葬儀を終えることができ、故人も安らかに眠りについたことと存じます。
これは心ばかりのお礼でございます。どうぞお納めください。
後日の法要の件につきましては、改めてお伺いし、ご相談させていただきたいと存じます。
今後ともよろしくお願いします。 - 四十九日の法要につきましては、改めてご相談させていただきます。その節はよろしくお願いいたします。
世話役への挨拶
- この度はおいそがしいところ、お世話いただきありがとうございました。
葬儀一切を取り仕切っていただき本当に助かりました。心よりお礼申し上げます。 - この度は世話役をお引き受けいただき、ありがとうございました。
これは心ばかりのお礼です。どうぞお納めください。
今後ともお力添えいただくこともあろうかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 - この度は葬儀委員長をお引き受けいただき、ありがとうございました。
また、お心のこもった弔辞をいただきありがとうございました。
おかげさまで葬儀一切を無事に終えることができました。
心ばかりのお礼でございます。どうぞお納めください。今後ともよろしくお願いします。
法事・法要
初七日法要
【話し手・妻(70代)、夫(病死70代)】
本日はおいそがしい中、葬儀・告別式から初七日法要まで、長時間に渡りお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。亡き夫もさぞかし喜んでいることと存じます。ご住職様をはじめ世話役の皆様には大変お世話になり、感謝の言葉もありません。
普段から元気な夫が突然倒れ、病院に運ばれてから今日までわずか5日間のことでしたが、あれやこれや慌しく、ただうろたえるばかりでした。
皆様には、そんな私や子供たちを励ましてくださったり、ご助言をくださったり、どれほど助かったか知れません。これから四十九日法要、一周忌と続き、また色々お世話になることがあると存じますが、その節はどうぞよろしくお願いいたします。ささやかではありますが、お食事の用意をさせていただきましたので、ゆっくりおくつろぎください。夫の思い出話などをしていただければ幸いです。本日はどうもありがとうございました。
四十九日法要
【話し手・夫(60代)、妻(病死50代)】
本日は妻○○の四十九日の法要にお集まりいただきましてありがとうございます。
こうして親しい方たちのお顔を拝見すれば、妻もさぞかし喜んでいることでしょう。おかげさまで納骨の儀・四十九日法要を済ますことができました。
これも、なにかとお導きをいただきましたご住職様をはじめ、今日お集まりいただいた有縁(うえん)の皆様のおかげと改めて感謝申し上げます。(中文は故人にまつわるエピソード)本日はささやかですが、忌明けの膳を用意させていただきました。故人の供養にもなりますので、ゆっくりお召し上がりください。本日はどうもありがとうございました。