【第1回調査】一般葬にかかる費用相場（九州地方編）

九州地方における一般葬の費用相場に関する調査概要

【アンケート概要】
・調査対象期間　2022年3月15日（火）~2022年3月29日（火）
・調査方法　Web上でアンケートを実施
・回答数　事前調査35,716人　本調査1,022人
・エリア　九州地方
・事前調査条件　九州地方に住む、40代以上の人
・本調査条件　事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
＜性別＞
男性77.40%、女性22.60%
＜年代＞
40代26.52%／50代34.64%／60代以上38.85%

【調査結果のポイント】

・1年以内に九州地方で行われた葬儀の28.1%が一般葬
・一般葬の葬儀そのものにかかった費用は、63.1%が100万円以上
・一般葬の飲食費用は、88.6%が50万円未満
・一般葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、79.7%が50万円未満
一般葬とは、故人と縁のあった方を広く呼んで行う、儀礼を重んじたなじみ深い葬儀形式です。

九州地方における一般葬の割合はエリア全体の28.1％

九州地方で過去1年以内に行われた葬儀の中で、一般葬を選ぶ方がどのくらいいるのかご存知でしょうか。調査結果は以下の通りです。

・九州地方で行われた葬儀のうち28.1%が一般葬
・九州地方で行われた一般葬の参列人数は100名以上が1番多い

過去1年以内に九州地方で行われた葬儀の中で、一般葬を選んだ方は28.1%でした。全体の内訳を見ると、家族葬を選んだ方が1番多く60.7%を占めており、次いで一般葬という結果になりました。

一般葬の割合を、ほぼ同時期に行った関東地方の調査と比較してみると、関東地方が17.7%、九州地方が28.1%であり、九州地方が関東地方の割合を大きく上回る結果でした。熊本県の農村部や一部の地方都市には、「葬式組」という組織があります。近隣住民が葬儀の手助けをするもので、葬式組の活動は仕事よりも優先されます。このような昔ながらの近隣住民の協力体制が残っていることが、一般葬の割合が大きいことに繋がっていると考えられるでしょう。

参考：【第1回調査】一般葬にかかる費用相場（関東地方編）

九州地方の一般葬の会葬・参列人数は、100名以上が39.1%で1番多いという結果になりました。次いで50名以上80名未満が25.3%という結果でした。九州地方では、友人知人や会社関係の方、近所に住む方など、故人を見送りたいという方の参列を限定せずに行うことが多いようです。

沖縄県では「荼毘広告」と呼ばれる新聞の訃報広告を、一般の人でも利用することがあります。町内放送で訃報と葬儀日程が発表されることもあり、より多くの方に訃報を届ける仕組みが利用されていることも、参列人数に影響していると考えられるでしょう。

一般葬は昔ながらの儀礼を重んじた葬儀形式です。そのため、参列者に高齢の方が多い場合など、周囲の理解を得やすいことが大きなメリットになります。大規模に執り行いたい場合はもちろん、故人との最後のお別れの場を華やかにしたいという場合にも適した葬儀形式です。

九州地方における一般葬にかかった費用の合計は平均約177万円

ここでは、九州地方で一般葬を行った方への、葬儀費用に関する調査結果をご紹介します。一般葬にかかった費用の合計金額は平均1,770,608円でした。その内訳を以下の3つに分けてご紹介します。

・葬儀そのものにかかった費用
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用

ぜひ参考にしてみてください。

九州地方における一般葬の葬儀そのものの費用は平均約125万円

・63.1%の人が、100万円以上で葬儀を行っている
・100万円以上の内訳を見ると、150万円以上200万円未満が1番多い結果になった

九州地方の一般葬における平均葬儀費用は1,254,650円でした。100万円以上の内訳として、150万円以上200万円未満が1番多く16.8%、次いで100万円以上120万円未満が15.9%、3番目に120万円以上150万円未満が12.1%という結果になりました。100万円から250万円の間で適度に分布していることが特徴的です。

同じ一般葬とはいえ、36.9%は100万円未満で葬儀を行っており、葬儀費用には幅があります。祭壇周りの花をできるだけ多く豪華にしたい場合や、必要最小限のもので葬儀を執り行いたい場合もあるでしょう。大切なことは、どのような葬儀を執り行いたいのかを事前に相談し、自分たちの希望にあった葬儀にすることです。

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花祭壇の花の種類や定番のお花をご紹介！ 選び方についても解説

一般葬の費用にお悩みの方は小さなお葬式へ

「一般葬をしたいけど、約177万円も用意できない」という方には、小さなお葬式の「小さな一般葬プラン」がおすすめです。小さなお葬式では、資料請求をいただくことで599,000円（税込価格658,900円）で一般葬を行えます。詳しくは下記のプランページをご覧ください。

「もう少し費用を抑えたい」という方には、「小さな家族葬プラン」がおすすめです。こちらも資料請求をいただくことで399,000円（税込価格438,900円）で家族葬を行えます。費用を抑えながらも、家族でしっかりと故人を見送りたいという想いにお応えします。

九州地方における一般葬の飲食費用は平均約22万円

・88.6%の人の飲食費用が50万円未満
・そのうち、10万円以上20万円未満が1番多い結果になった

九州地方で行われた一般葬において、飲食にかかった費用は平均217,407円でした。一般葬での飲食の機会は、主に「通夜振る舞い」と「精進落とし」の2回です。通夜振る舞いは通夜後に行い、精進落としは火葬後に行うことが多いでしょう。どちらも喪主からお世話になった僧侶や参列者に感謝を伝える意味や、故人を改めて偲ぶ意味が込められています。

一般葬は参列者を制限しないことが多く、人数の変化に伴って飲食費用もある程度は必要になることが多いでしょう。特に最近の傾向では、参列される方への不安をなくすための工夫として、感染症拡大防止の観点からオードブル形式よりも個食形式を選ばれる方が多いようです。

また、九州地方独自の飲食の風習として、鹿児島県の茶碗に丸く盛ったご飯に箸を突き立てた「一膳飯」を故人の枕元に供える風習や、佐賀県の49個の枕団子を葬儀に供える風習があります。飲食費用の目安と合わせて確認しておくと安心でしょう。

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九州地方における一般葬のお布施費用は平均約30万円

・79.7%の人が50万円未満のお布施を用意している
・10万円以上20万円未満が1番多い結果になった

九州地方で行われた一般葬におけるお布施・宗教者手配費用は平均で298,552円という結果でした。50万円未満が79.7%を占め、その内訳として、10万円以上20万円未満が全体の25.5%で最も多く、次いで30万円以上40万円未満が23.1%、20万円以上30万円未満が16.0%で3番目になりました。

お布施は、読経や戒名授与のお礼として僧侶にお渡しするものです。明確に金額の目安が定められていることは少なく、対価ではなくご本尊へお供えするという考え方の金銭です。いざ必要になった際に、いくら包めばよいのか悩まれることも多いのではないでしょうか。今回の調査結果をふまえ、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。

参考：【第1回調査】家族葬にかかる費用相場（九州地方編）
　　　【第1回調査】直葬にかかる費用相場（九州地方編）

九州地方の平均的な葬儀

今回の調査から、九州地方で一般葬をする方の平均的な一例を作成してみました。

葬儀形式 ：　一般葬
会葬・参列人数　：　95名
葬儀費用 ：　177万円
（内訳　葬儀そのもの：125万円／飲食費用22万円／お布施費用30万円）

故人の友人や会社関係の方と、故人の生前に家族ぐるみの付き合いがあり、遺族としても直接これまでのお礼を伝えたかったため、参列者を制限せずに執り行える一般葬を選択した。
最後のお別れに来てくれた方々に直接お礼を伝えることができて、故人の顔を見ていただけたので、遺族としても心残りのない葬儀にできた。

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まとめ

この記事では、一般葬における九州地方の葬儀費用についてご紹介しました。過去1年の九州地方で、一般葬は28.1%の人に選ばれている葬儀形式であり、葬儀費用として100万円以上用意した人が63.1%いることがわかりました。飲食費などは参列人数によっても大きく左右されるため、事前に予想される範囲を考えておくとよいでしょう。

葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、セットプラン内で葬儀に必要な物品サービス※が含まれますので、安心して葬儀を行えます。全国4,000カ所以上の葬儀場と提携しており、どの宗教・宗派のお葬式にも対応しております。
（※火葬料金別）

参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説！葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる！」
・葬儀費用のお布施の渡し方は？相場やマナーを徹底解説！
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば？葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント