【第1回調査】一般葬にかかる費用相場（北海道・東北地方編）

北海道・東北地方における一般葬の費用相場に関する調査概要

【アンケート概要】
・調査対象期間　2022年5月6日（金）~2022年5月23日（月）
・調査方法　Web上でアンケートを実施
・回答数　事前調査42,666人　本調査1,285人
・エリア　北海道・東北地方
・事前調査条件　北海道・東北地方に住む、40代以上の人
・本調査条件　事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
＜性別＞
男性75.49%、女性21.17%
＜年代＞
40代21.87%／50代32.53%／60代以上42.26%

【調査結果のポイント】

・1年以内に北海道・東北地方で行われた葬儀の25.9%が一般葬
・一般葬の葬儀そのものにかかった費用は、72.1%が100万円以上
・一般葬の飲食費用は、83.3%が50万円未満
・一般葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、67.4%が50万円未満
一般葬とは、故人と縁のあった方を広く呼んで行う、儀礼を重んじたなじみ深い葬儀形式です。

北海道・東北地方における一般葬の割合はエリア全体の25.9％

北海道・東北地方で過去1年以内に行われた葬儀の中で、一般葬を選ぶ方がどのくらいいるのかご存知でしょうか。その結果をご紹介します。

・北海道・東北地方で行われた葬儀のうち25.9%が一般葬
・北海道・東北地方で行われた一般葬の参列人数は100名以上が1番多い

過去1年以内に北海道・東北地方で行われた葬儀の中で、一般葬を選んだ方は25.9%でした。全体の内訳を見ると、家族葬を選んだ方が1番多く58.0%を占めており、次いで一般葬、3番目に直葬という結果になりました。

一般葬が25.9％という結果は、全国で比較するとかなり高い割合に位置しています。実際に、ほぼ同時期に行った関東地方の調査と比較すると、関東地方の一般葬の割合は17.7%でした。他の地域と比べ、北海道・東北地方は一般葬が大切にされていると考えられるでしょう。

また、北海道・東北地方には、秋田県の「ゆどき」や山形県の「おつうや」という風習があります。「ゆどき」「おつうや」とは、地域組織に所属する女性が「御詠歌（ごえいか）」という和歌を雅楽の打楽器である鉦鼓（しょうこ）などを使用して唱和するものです。このように、葬儀の際に近隣の人が関わる地域の風習も、葬儀形式を選択する理由の一つになっているのではないでしょうか。

一般葬は、通夜・告別式などの一連のセレモニーを行う昔ながらの形式です。宗教儀礼を重んじた葬儀を行いたい方や、より華やかなセレモニーで故人を見送りたい方に向いている葬儀形式といえるでしょう。

参考：【第1回調査】一般葬にかかる費用相場（関東地方編）

北海道・東北地方の一般葬の会葬・参列人数は、平均82名で、100名以上が37.0%で1番多いという結果になりました。次いで50名以上80名未満が22.7%という結果でした。北海道・東北地方の一般葬は、故人を見送りたいという方の参列を制限せずに、友人知人や会社関係の方、近所に住む方などを招いて比較的大規模に行うケースが多いようです。

山形県や秋田県には「告げ人」という、男性が二人一組になって訃報を口頭で告げてまわる風習が残っている地域があります。また北海道や青森県では、一般の人でも新聞のお悔やみ欄や死亡広告に訃報を掲載することがあります。このような地域独自の風習も参列人数に影響していると考えられるでしょう。

北海道・東北地方における一般葬にかかった費用の合計は平均約194万円

ここでは、北海道・東北地方で一般葬を行った方への、葬儀費用に関する調査結果をご紹介します。一般葬にかかった費用の合計金額は平均1,941,899円でした。その内訳を以下の3つに分けてご紹介します。

・葬儀そのものにかかった費用
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用

ぜひ参考にしてみてください。

北海道・東北地方における一般葬の葬儀そのものの費用は平均約130万円

・72.1%の人が、100万円以上で葬儀を行っている
・100万円以上の内訳を見ると、100万円以上120万円未満が1番多い結果になった

北海道・東北地方の一般葬における平均葬儀費用は1,301,085円でした。100万円以上の内訳として、100万円以上120万円未満が1番多く21.3%、次いで150万円以上200万円未満が19.8%、3番目に120万円以上150万円未満が14.7%という結果になりました。

同じ一般葬とはいえ、27.9％の方が100万円未満で葬儀をおこなっており、費用には幅があります。葬儀の規模や、故人や遺族の希望に合わせて、祭壇をできるだけ華やかにしたい場合や、必要最低限のもので葬儀を執り行いたい場合もあるでしょう。北海道の葬儀では一般的に霊柩車を使用しないなど、地域独自の風習も費用に関わります。どのような葬儀で見送りたいのかを周囲の方と事前に相談し、自分たちの希望にあった葬儀にすることが大切です。

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一般葬の費用にお悩みの方は小さなお葬式へ

「一般葬をしたいけど、約194万円も用意できない」という方には、小さなお葬式の「小さな一般葬プラン」がおすすめです。小さなお葬式では、資料請求をいただくことで599,000円（税込価格658,900円）で一般葬を行えます。詳しくは下記のプランページをご覧ください。

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北海道・東北地方における一般葬の飲食費用は平均約25万円

・83.3%の人の飲食費用が50万円未満
・そのうち、20万円以上30万円未満が1番多い結果になった

北海道・東北地方で行われた一般葬において、飲食にかかった費用は平均251,705円でした。秋田県の一部地域では、通夜の前に火葬を行い、通夜の代わりに親族だけで精進料理を食べるという風習があります。また、青森県の一部地域では、案内状が届いた人のみが参加するという会費制の会食の場が葬儀後に設けられます。このような、地域特有の風習も飲食費用に影響するのではないでしょうか。

一般葬での飲食の機会は、主に2回です。「通夜振る舞い」は通夜後に行い、「精進落とし」は火葬後に行うことが多いでしょう。どちらも一般的には、故人を改めて偲ぶ意味や、喪主からお世話になった僧侶や参列者へ感謝を伝える意味があります。

一般葬は参列者を制限することが少ないため、飲食費用もある程度必要になることが多いでしょう。特に最近の傾向では、感染症拡大防止の観点から参列される方への不安をなくすための工夫として、オードブル形式よりも個食形式を選ばれる方が多いようです。

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北海道・東北地方における一般葬のお布施費用は平均約39万円

・67.4%の人が50万円未満のお布施を用意している
・30万円以上40万円未満が1番多い結果になった

北海道・東北地方で行われた一般葬におけるお布施・宗教者手配費用は平均で389,109円という結果でした。50万円未満が67.4%を占め、その内訳として、30万円以上40万円未満が全体の21.3%で最も多く、次いで10万円以上20万円未満が14.3%、3番目に20万円以上30万円未満が14.0%でした。

お布施とは、対価ではなくご本尊へお供えするという考え方のもと、読経や戒名授与のお礼として僧侶にお渡しするものです。金額の目安は明確に定められていないことが多く、「お気持ちで」と言われることが多いでしょう。今回の結果をふまえ、親族やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。

参考：【第1回調査】家族葬にかかる費用相場（北海道・東北地方編）
　　　【第1回調査】直葬にかかる費用相場（北海道・東北地方編）

北海道・東北地方の平均的な葬儀

今回の調査から、北海道・東北地方で一般葬をする方の平均的な一例を作成してみました。

葬儀形式 ：　一般葬
会葬・参列人数　：　82名
葬儀費用 ：　194万円
（内訳　葬儀そのもの：130万円／飲食費用25万円／お布施費用39万円）

故人が生前にお世話になった人が多く、遺族としても1人1人にお礼を伝えたかったため、広く訃報を伝えて葬儀に来ていただける一般葬を選択した。
故人と共に多くの人にお礼を伝えることができて、故人も喜んでいると思う。

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まとめ

この記事では、一般葬における北海道・東北地方の葬儀費用についてご紹介しました。過去1年の北海道・東北地方で、一般葬は25.9%の人に選ばれている葬儀形式であり、葬儀費用として100万円以上用意した人が72.1%いることがわかりました。飲食費などは参列人数や地域の風習によっても大きく左右されるため、事前に予想される範囲を考えておくとよいでしょう。

葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、セットプラン内で葬儀に必要な物品サービス※が含まれますので、安心して葬儀を行えます。全国4,000カ所以上の葬儀場と提携しており、どの宗教・宗派のお葬式にも対応しております。
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参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説！葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる！」
・葬儀費用のお布施の渡し方は？相場やマナーを徹底解説！
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・葬儀代がない時はどうすれば？葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント